さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

どっちが?って言われても・・・。

 みなさん、こんにちは。

 

 X(旧Twitter)で「休憩時間が来たからそのまま休みに入った外国人さんと、皆んながまだ作業してるんだから1人だけ勝手に持ち場を離れて休みに入るのはどうなんだ?と注意する日本人のやり取り。どっちが正しいと思いますか?」っていうポスト(今はこう言うらしい)がありました。

 これ、よくありますよねぇ。

 別に外国人じゃなくって、日本人同士でもこういうことはありますよ。

 一応、コレ、建築現場みたいなので現場監督か雇い入れた会社が悪いっていうのが私の回答です。

 要するにあらかじめ細かくルールを決めて周知していなかったのが悪い。

 これだけです。

 だって、この話ってどっちかを悪とは言い切れないでしょ。

 協力してやっていきましょうっていうのもアリだし、始業から休憩、終業と時間を決めてるんだからそれに従うっていうのもアリですからね。

 一昔前なら圧倒的に前者が多数派だったんでしょうけど今はわかりませんし、それにこういうのって人間関係も影響するじゃないですか。

 だから、厳格にルールを定めておかなかったのが悪いんですよ。

 外国人はもちろん、今では日本人だっていろんな価値観や習慣を背景にしています。

 ただ、まぁ、日本人でこの外国人みたいに休憩時間だから俺は休憩するっていう人はある程度それに文句を言う人がいるかもしれないって予測はあるんでしょうね。

 でも外国人の場合は本当に、なんでいけないの?っていう人もいるんでしょう。

 何度かブログに書きましたが、学制の時倫理の授業で習った行動規範の要素で、法・習慣・道徳っていうのをまた思い出しましたが(これしかこの授業で覚えてないんですよ)、本当に習慣や道徳(価値観といってもいいのかもしれませんね)がよく言えば多様化してしまい、まったくあてにならない世の中になっていますね。

 もう、法律しか頼るものが無くなっていくような気がします。

 人が社会で暮らしていくために最低限守らなければならないこと(例えば殺人はダメ!とか)は法によって禁じられ、コレを破れば罰が与えられますからね。

 でも、元々あった法律でカバーできる範囲なんて実際はとても狭く極端な場合が多いと思うんですよ。

 そのいい例が今回の話で、どっちが悪いと言い切れないような曖昧な問題に対して会社の偉い人がノコノコやってきて、それはお前が悪い!と決めちゃうと、言われた方は納得できないと思うんですよ。

 先ほどの法・習慣・道徳っていうのも事前に備わっていなければならないっていう条件がありますからね。

 なので、それが備わっていなかったり違うものが備わってる場合、あまり意味がないし、かえって問題を深刻化させちゃうんですよ。

 多様性(この言葉大っ嫌いなんですけど)とかなんとか言って喜んでる人がたくさんいますけど、本質的に今まであった画一的なものをどんどんなくしていくっていう副作用もあるわけで、そのことを理解してるのか甚だ疑問なんですよ。

 ちなみに最後の砦と思われる法ですが、コレを今裏金疑惑で盛り上がってる連中が決めてるんですよね。

 ・・・、世も末だってやっぱり思っちゃいますね。

 

 

 

 

 

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