さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

ヒグマを駆除したら、かわいそうって・・・。

 みなさん、こんにちは。

 

 ヒグマを駆除したら、批判の声が多数寄せられたって話。

 ・・・、何か間違ってるような気がします。

 このヒグマは60頭以上の牛を襲っていたわけですし、よく言われるように一度家畜の味を知ってしまったクマは何度も現れますからね。

 そのうち人間に遭遇してその味と知ってしまったら・・・、まぁ、人を食べたりはしないかもしれませんが、クマは人をいたぶって殺害することはあるそうですからやっぱり危険は危険ですよね。

 で、何やら「かわいそう」とか「なぜ殺した!」なんていうクレーム(?)が道庁などに寄せられてるみたいですね。

 ・・・、こういう人たちのイメージではヒグマも愛玩動物なんでしょうか?

 ゆるキャラというか、アニメのキャラのような感じで人懐っこいかわいいヒグマ。

 あるいは真っ黒のパンダ・・・。

 ・・・、そんなもんいねぇよ!って言いたいんですよ。

 生まれた時から人の手で育てられた子ならわからなくもないんですが、自然界で生きてきたヒグマにそんなかわいい要素などほとんどありません。

 遠くで、それこそ数百メートル離れたところから望遠鏡で眺めたり、TVなどの映像で見る分にはいいんでしょうけどね。

 間違っても手が届くほどの距離にいて「かわいいねぇ」なんて言えたものではありませんよね。

 ほぼ間違いなく次の瞬間襲われちゃいますよ。

 あのう、人間の生命や財産に危害を及ぼす動物はこれを管理するって動物愛護法にも書かれてるはずです。

 この法律はもちろん動物虐待などを禁じてますが、危害を及ぼす動物を駆除することは虐待ではなくて管理でしょ。

 私には、こういう害獣駆除にクレームを入れる人と、むやみやたらと動物虐待をする人って対極にいるようで、著しくバランスを欠いてるって言う点では一致してると思うんですよ。

 はっきり言って動物の種類で区別するのではなく、人間に危害を及ぼすのかどうかで区別するべきだと思うんですね。

 野生のヒグマは危険ですが、動物園のヒグマは危険ではないでしょ。

 山奥に生息していて到底人間の住むところに現れることが無いヒグマをわざわざ探し出して撃ち殺すのはおかしいですが、人里に姿を現したヒグマは追っ払ってもまた現れますから駆除しなければなりません。

 そもそも人間は傲慢なものです。

 傲慢でなければここまで繁栄しなかったんですが、野生動物にしてみれば自分たちの住処に人間はどんどん分け入って来てることになりますね。

 人間は植物であれ魚介類であれ肉であれ、それを食べなければ生きていけないわけで、かわいそうってことになると何も口にできなくなっちゃいます。

 植物だって生きてるんですから!

 そういうのって人間の原罪とか業って言うんですよね。

 漁で獲るだけでなく養殖や畜産をして食べるための生き物を育てたりしますからね。

 農業だってそうでしょ。

 だから不必要にそれらの命を奪ってはいけないし、かといってそれらを口にしないなんて言うのもおかしいし、それに携わってる人を批判するのもお門違いな気がします。

 いみじくもコメントの中に「心の中でかわいそうって思うのはいいけれど、それを口にするのはおかしい」って言うのに私も賛成です。

 矛盾は矛盾としていかにバランスよく向き合うか、それしか無いですからね。

 

 

 

考えてみたら、サルも害獣になる場合がありますね・・・。

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