みなさん、こんにちは。
昔勤めていた会社の会長夫人が言った言葉を思い出しました。
「あいつ(息子である社長のこと)は一度会社を潰さなきゃわからんのだろう」
息子が専務から社長になって2~3年経った頃のことですね。
父の後を継いで社長になって以来、新会社を作ったり建設業だったのに小売業にも手を出したり、政治活動に熱が入り、商工会の活動も活発になった上に、誰に誘われたのか新興宗教にまで手を出してましたからね。
別にお父さんが亡くなったわけでもなくピンピンしてましたが、自分がトップになっていろいろやりたかったんでしょうね。
社長に就任するやいなや、ダッシュで暴走し始めた社長に親である会長夫婦はもちろん、社長の同級生だった部長や関連会社の常務をしていた社長の弟さんなどもいろいろと諫言したようですがまったく聞く耳を持たず、それらの人々と接点のない人(ちょいと権威がありそうな人)からの入れ知恵を鵜呑みにしていたようです。
で、本業があるにもかかわらずいろんなことに手を出したもんだから、当然会社の財務状況は悪化しますよね。
銀行からはついに人員整理(リストラ)をしなさい!って指令が出たみたいで、当時60人くらいいた従業員が40人を切るようになっちゃいました。
私はこの後数年この会社にいて結局辞めちゃいましたが、この時に出たのが冒頭の会長夫人の言葉。
何を言っても聞かず、会社とは縁のない者の言葉にのみ従いながら、会長と夫婦で長い時間をかけて地道に大きくしてきた会社がすごい勢いで変貌し崩壊しかけているわけですから、どんな気持ちだったのか・・・。
まぁ、結論から言えば、今もその会社は存在しています。
でも、先ほどの同級生の部長以外の従業員は全部入れ替わってますね。
規模も小さくなっちゃって・・・。
でも、かろうじて倒産は免れたようです。
まぁ、社長もそれなりに歳をとって落ち着いたのかな?って思っていたんですが、その部長によると会社のことはそっちのけで、宗教にのめり込んでるんだそうです。
まぁ、それほどお金のかかる宗教ではないようですし、変に会社に関わらないでいてくれるから何とかなってるんですって(笑)。
なんか、似てませんか?
今の政府に。
私は先ほどの会社の社長が暴走してる時、彼なりに一応は会社を大きくしたいとか考えて一生懸命ではあったと思うんですよ。
でも、何のために会社を大きくするの?っていう問いに対して本音の部分ではどう考えていたのかっていうところが気になります。
そして岸田さんをはじめとした今の政府与党も、この点、どうなんでしょうねぇ。
LGBT法案への取り組みを見てると、当事者でもその他大勢の国民でもない別の何かのためにやってるような気がしてならないんですよ。
コレは他の事でも当てはまると思っています。
まさかに国を潰さなければわからないような人に任せるわけにもいかないし、かといって思いっきり国を潰したいような一部の野党なんて論外なんですよね。
それとも、会長夫人のようにある程度あきらめてしまった方が楽なんでしょうか?
困りましたねぇ。
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