みなさん、こんにちは。
新聞の記事に「校則ゼロ」の学校が問いかけるものってタイトルで、髪や服装など校則の縛りがない学校の話が載ってましたね。
髪を染めてもOK、ピアスやネイルもOK、記事にはなかったけどひょっとしてタトゥーもOK?・・・、まぁ、そういうことについて基本的に自由なんだそうです。
ただ、それは最近の流行に乗って、昨日今日始めたわけではなく、1970年代からそうだったっていうんだから、なかなか年季が入ってます。
それに、この学校って、勉強がよくできる子が通っている、所謂偏差値の高い進学校なんだそうですね。
まぁ、わかるような気がします。
で、コメ欄は賛否両論でなかなか面白かったですよ。
それにしても私が高校生の頃って、この学校が校則ゼロになった時よりずっと後なんですが、服装など校則が厳しかったですねぇ。
おまけに野球部(一応古豪といわれるくらい実績のある学校でした)だったものだから、ただでさえ坊主頭なのに、1年生の時は学生服はどノーマル(ボンタンや短ラン等持っての他です)で、自転車のハンドルも標準タイプ、靴も革靴禁止で、学帽着用!といった具合でした。
まぁ、嫌だったのはどノーマルの学生服のズボンって腿がピチッとすることくらいで、学帽に至っては頭の形が悪かった私にとって救世主的存在だったんですけどね。
まぁ、私のことはいいんですが・・・。
で、私、今回記事に乗った学校について、別にどうのこうのと思わないんですよ。
そういう学校があってもいんじゃないの?って感じです。
ただ、この記事って、やっぱりちょと偏ってる感じがするんですね。
学校は髪や服装や装飾によって自分をどう見せるのか自分で考えるのが大事って言ってるみたいで、それによって失敗することがあれば、それを糧にしてくれればいいみたいなことも言ってますが、もっと踏み外しちゃう子がいたらどうするんでしょうね?
いくらお勉強がよくできるとはいえ、まだ16~18歳の子たちですからね。
ちょいと浮かれて羽目を外しすぎちゃった場合、どうするんでしょう?
学校での素行だけでなく、私生活においてちょとヤバい方向に行っちゃったら?
これらのことについては触れてないんです。
いつもの都合が悪いってヤツなのかな?
で、これについてコメ欄に良いコメントがありました。
底辺高出身という方が言うには、こういう進学校ってそれによって自分に跳ね返ってきても自己責任で、警察のお世話になるようなことがあれば即放校ってイメージなんだそうです。
私もそう思います。
だって、考えてみてください。
校則から解放された子が問題を起こす度に先生が奔走していたら、子供たちにとってはホワイト学校かもしれませんが、先生にとっては超ブラック学校ですよ。
なので、自由な校風をアピールする学校っていうのは、きわめて冷徹な一線が設けられていて、それを超えた者は即排除するってことなんじゃないかと思うんですね。
子供たちはその一線を超えない範囲で自由にしてるし、先生も一々細かいことを注意しなくていいからどっちも楽ちんですね。
そして、コレって、社会の構造と同じですよね。
特に昨今の自己責任的を強いる社会の構造を象徴してるようにも思えます。
・・・、大人扱いですね。
なので、この形で誰も欠けることなくうまくいってる学校っていうのは、もうすでに大人の、それも結構質の高い社会を構築してることになります。
大人の会社でも、数年に1度はおかしなことをするヤツが現れて、結局クビになったりしますからね(笑)。
でも、世の中そんな学校ばかりじゃないので、この傾向が強くなると学校から放り出される子が増えちゃいますね。
それに、勉強がよくできなければ、自由な格好をさせてくれる学校に行けないってなりそうです。
だって、お勉強頑張る子って、将来を見据えてるじゃないですか。
好きな仕事がしたいとか、給料の高い仕事をしたいとか・・・。
だから、自分の人生が台無しになるとわかるようなことはしないでしょ。
でも、オレには過去も未来もないんだぜ!っていう子や自由をはき違えてるような子が通ってる学校がいきなり校則無くしま~す!ってやっちゃうと・・・、修羅が蠢く世界になっちゃいますね。
モデルとしては面白いと思うんですが、このニュースって、なぜ厳しい校則が今もなお健在な学校が多いのか、よく考えるきっかけにするのが良さそうですね。
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