さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

955 トルコでは壊れた建物の建築に関わった人が逮捕されてるそうですね。

 みなさん、こんにちは。

 

 ロシアがウクライナに侵攻してもうすぐ1年になりますね。

 その2月24日の前の21日にプーのヤツが偉そうに年次教書演説をするつもりのようで、それまでに戦果が出るよう大攻勢をかけるとかいう話がチラホラ見られます。

 もう、いい加減にしろよ!って思うんですが、やめたくてもやめられないって状況なんでしょうか?

 もしそうなら、ホントに情けないことです。

 トルコ・シリアでの地震による犠牲者は3万5千人を超えてるって話も出てきました。

 大勢の命が理不尽に失われていくのはなんともやりきれない気分になります。

 戦争や災害でいきなり人生を寸断されてしまうっていうのは、亡くなった方にとっても残された方にとっても本当に悲しいことですが、そうならないために国がありそこに帰属してるんじゃなかったの?って思うんですが、どうなんでしょうね。

 

 さて、そのトルコでは壊れた建物の建築に関わっていた人たちが一斉に検挙され始めたそうです。

 地震が多いトルコでは結構建築基準とかって厳しいそうなんですが、どうやらその基準を守っていなかったようで、それが逮捕理由みたいですね。

 でも、別の話では、建築基準を守って建てると費用がかさむので、当局に袖の下を渡して見逃してもらってたとかなんとか・・・。

 それなら、当局って言うか政府側の役人も逮捕しろよ!って思うんですが、今のところそういう話は聞きません。

 トルコ国内でも、政府側を批判するような報道はなされておらず、一方的に業者側が決まりを守らなかったから!みたいに報じられてるようですね。

 まぁ、今のところは・・・、って感じですが。

 私は建築関連の仕事をしてますので、まぁ、こういうことって大なり小なりあるんだろうなぁって思っています。

 まじめにやってる側からしたら迷惑以外の何物でもないんですが、やっぱり悪い奴はいますし、そういうのが儲かってる姿を見てしまうと、経営者はフラフラしちゃうのかもしれませんね。

 基準を守って仕事をしようとするとやっぱりコストがかかるし、価格に跳ね返っちゃうと売れなくなる~!ていう恐怖感はありますからね。

 でも、今のトルコを見れば、やっぱり真面目にしなきゃダメだよね!って改めて思うんですよ。

 ところが、トルコみたいに官民の癒着が当たり前みたいになってしまうと、歯止めが効かなくなっちゃうのでそうもいきませんね。

 一応、日本ではそこまで官民の癒着は進んでないように思うんですよ。

 ・・・、た、たぶん・・・。

 私の知ってる業者や職人さんにそういう人はいない様な気がします。

 さらに、少なくとも私が話をした役所の人は基本的に頑固で融通の利かない人ばかりだったようで、今考えたらなかなかのものでした(当時はその態度にハラワタが煮えくり返ることも…)。

 じゃあ日本は大丈夫だね!って言われると、原発などのようにもっと規模が大きくて我々場末の業者とは別次元のようなところではやっぱりおかしなことが行われてたんじゃないの?って思っちゃいますね。

 所謂、利権構造ってヤツですね。

 そこにはなかなか捜査当局も踏み込めないような巧みな方法があるんだろうなぁって思ってます。

 それでも事故など起きないようなものを作っていれば、まだ問題は小さいんでしょうけど、東日本大震災では事故が起きちゃいましたよね。

 原発の有効性は認めてますし、火力発電に頼っている今の状況は良くないと思うんですが、上層部の人間がまともなのか?っていうところの疑問がぬぐえないんですよね。

 今もTVではトルコの被災状況の映像が流れていますが、人の命を守るはずの建物がかえって人の命を奪うことになってるのはやり切れないし、それよりも利益を優先してる人間がいるっていう現実を突きつけられたような気がして胸が痛みますね。

 以前、大工さんが「真面目に仕事やってても儲からんし、誰も褒めてくれんよ」と言ってたのを思い出します。

 「じゃあ、手を抜いて儲けたいの?」って聞いたら、「そんなことするくらいなら大工なんかやらんよ」って言ってましたっけ。

 こういう職人さん達に日本の建築は下支えされているんでしょうが、何も起きないための仕事っていうのはなかなか陽の目を見ないものですよね。

 なんか、疲れちゃいましたよ。

 

 

 

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