さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

929 漫画の登場人物に「無関係を決め込んでる中間の奴ら」って言われちゃった・・・。

 みなさん、こんにちは。

 

 昨日、新しい洗濯機が来たって話にいろいろコメントを頂き、ありがとうございます。

 コメントの中には30年前に買った洗濯機を今も使い続けているっていう強者もいらっしゃるようで、ちょと驚いたんですよ。

 私が15年間使うことができたのも結構奇跡的なことかな?って思っていたのにその倍ですからね。

 四半世紀以上ですし、その洗濯機を買った時にオギャーと生まれた子がいたら、その子はもう30のおっさんかおばさんになってるわけですからね。

 できるだけ長く使い続けてほしいと思うんですが、15年間使い続けた洗濯機が電気屋さんに持って行かれた後、私ったら少し洗濯機ロス状態になっちゃったことを考えると、あと5年、10年使った後で別れの時を迎えた時、その方の心情を思うとウウッってなっちゃいますよ。

 まぁ、人それぞれですけどね。

 

 さて、今日はアマゾンに注文していた漫画「キングダム」の67巻が届いたんですけど、その中にドキッとするセリフがあったんですよ。

 あ、ちょとネタバレになりますので、ご注意ください。

 といっても、単行本になってる時点でネタバレもへったくれもない気がしますが・・・。

 この漫画は中国の春秋戦国時代の秦の将軍を主人公にした物語ですが、他の将軍の中に野盗出身で残酷で悪辣な人がいるんですね。

 で、その人の若いころのエピソードの中で彼が言うんです。

 「この世には高い所に立って好き放題やるバカ共と、そいつらの犠牲になる底辺の者達と、その中間の者たちがいる」から始まるセリフなんですが、彼が言いたいのは、もちろん直接犠牲を強いるバカ共も憎いが、本当に憎むべきなのは無関係を決め込んでる中間の奴らなんだそうです。

 仲間が、「でもその人たちは何もしてないよ」って言ったのに対して、確かに何もしていない。しかし、数で言えばこの世はその中間の奴らで占められており、そいつらが何もしないから世の中の構造が何も変わらないんだと言ってましたね。

 ま、まさかマンガ読んでて「そ、そ、その通りだよ~!!!」なんて頷くことになろうとは思ってもみませんでしたよ。

 これはどう考えても作者のメッセージが込められてますね。

 まぁ、作者は同じ現代を生きてる方ですからね。

 当然といえば当然ですが・・・。

 私はこの作者の方のことをよく知りませんので、どういう意図でこのセリフを登場人物にしゃべらせてるのかはわかりません。

 ただ、これをイデオロギーに染めずに考えるとすれば、正鵠を射ていると思います。

 現代の問題にあてはめると、いじめなんかモロにそうでしょ。

 いじめてるヤツも悪いけど、知ってて知らないふりをしてる人が圧倒的多数いるわけですからね。

 まさに無関係を決め込んでる中間の奴らなわけですね。

 もちろん、単純にお前らみたいなのがいるからだ~!なんて言えませんけどね。

 会社で経営者やそのお気に入りの者が好き放題やってるのを咎めるのだって勇気がいりますよね。

 私は以前勤めていた会社で、おかしいことをガンガン指摘したことがあります。

 相手が社長でも会長でもお構いなしです。

 まぁ、小さい会社でしたから・・・。

 詐欺まがいの事やこっちのミスをお客に隠してみたり(バレなきゃいいってヤツですね)、責任のなすり合いをして声の小さいものが結局それをかぶらざるを得なくなったり、いろいろありましたからその度にギャーギャー言ってたものです。

 当然。経営者からは嫌われます。

 でもそれは良いんですよ。わかってたことですし、言葉は悪いですが出来損ないの経営者にどう思われても平気でしたから。

 ただ、同僚の社員からも距離をとられちゃいましたね。

 同じ穴の狢だと経営者に思われたくなかったんでしょう。

 で、私も思ったんですよ。

 悪党をのさばらせてるその他大勢も悪いんじゃないの?って。

 こういう話は以前も書いた覚えがあるんですが、世の中おかしな人間なんてごく少数だと思っています。

 大多数が基本的にルールを守り、人に迷惑をかけない範囲で自由に生きているんだろうって思っています。

 だからとりあえず世の中回ってるんですよね。

 でも、そのごく一部のろくでもないことをする者に対して、様々な理由から無関係・無関心を装い、あろうことかそれらに対して容認するかのような態度を示すことってあるでしょ。

 自分が主体となって悪事を行ってるわけじゃないんだからと思ってるのかもしれませんし、自分が迷惑するわけでもないっていうのがあるのかもしれません。

 でも、どっかで誰かがひどい目に遭ってるとしたら、それはやっぱりおかしいと思うんですよね。

 とはいえ、私が以前のその会社でしてたようなことばっかりしてもあまりいいことにはならないんですよね。

 ですから、今はことさらギャーギャー言うのではなく、私は反対!とかおかしいと思う!って言って、それらの人たちから離れることにしています。

 少なくとも加担するのだけは避けたいんですよね。

 で、この問題の最も良い例が選挙ですよね。

 これにはメディアが大きく関わっています。

 所謂マスコミなんですが、マスコミュニケーション(大衆伝達)など全くやってないでしょ。

 むしろマスコントロールをしてるからマスコンって言ってもいいんじゃないのって思ってますけどね。

 この選挙ほど、私も含めて「無関係を決め込んでる中間の奴ら」の意向が強く働き、その効果が絶大なものはないですからね。

 だから、たかが漫画とはいえ、今日発見したセリフはとっても重いんですよね。

 あ、時間が無くなったので、また別の機械に続きをお話しますね。

 

 

 

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