みなさん、こんにちは。
母親の目の手術が無事に終わり、まずは一安心といったところです。
天気も良く、気温も高くて過ごしやすかったので、それも良かったですね。
土曜日には退院する予定ですので、どれくらいよく見えるようになったのか聞いてみようと思っています。
それにしても医療の発達ってやつもすごいですよね。
ホント凄い時代になったものです。
ただ、そうなってくると、より革新的な治療法というか研究開発については、何となく利権がらみの闇を感じるんですよね。
コロナでは治療薬が未だに出てこないもんだから、やっぱりワクチンワクチンって言ってますよね。
あれ、ホントに薬ができないんでしょうか?
私はワクチンで儲けられるうちは治療薬なんか作っちゃダメ!って圧力がかかってるような気がするんですよね。
極めつけは以前問題になったSTAP細胞。
もしこの発見の有効性が認められてしまうと、抗がん剤などによるがん治療の他、様々な治療法が抜本的に変わっちゃうって代物だったそうで、そんなことされては困っちゃうような人たちがいっぱいいたような気がするんですよね。
まぁ、医療に限ったことではないんでしょうけどね。
さて、ロシアです。
今日のロシア絡みのニュースでは、ウクライナ侵攻の総司令官が交代したことがまずありますね。
どうやら前の総司令官はワグネルなどの私兵も含めた強硬派に引きずられてしまってたようで、先日の一方的な停戦においてもプーのヤツの命令を無視していたそうです。
このまま彼らを好き勝手にさせてると、プーのヤツの尻にも火がついちゃいますから、それを防ぎ、軍の統制を取り戻すのが目的なんだそうです。
また、タイのプーケットっていうリゾート地があるんですが、そこは今ロシア人観光客であふれてるんだそうですよ。
今、ロシアは冬ですからね。
南国で過ごしたいのはわかりますが、欧米の国々はロシアに制裁をしてることからロシア人観光客はなかなか行けないんだそうです。
それに引き換えタイは中立なんだそうで、特に昨年の秋からはガンガン観光客を受け入れてるんだとか。
観光業に頼ってきたタイはコロナ禍で壊滅的なダメージを受けちゃいましたから、まぁ、なりふり構ってはいられないんでしょうね。
タイの人が言っていた、戦争とビジネスは別だ!っていうのが印象的ですが、これってタイだけじゃないんでしょうね。
現在の世界の価値観をよく表してますよね。
そのロシアなんですが、少し前、ソ連末期にゴルバチョフ氏がいなかったらどうなっていたんだろう?って書きました。
あれ以来、そのことをチョコチョコ考えていたんですが、何となく内戦になったかそれとも東欧諸国への軍事的な抑圧から世界大戦になったのかもね!って思うんですよ。
ブレジネフの18年に及ぶ治世が終わった後、アンドロポフ、チェルネンコと老齢の書記長による短命政権が続きます。
その後ゴルちゃん(あ、ゴルバチョフ氏)が登場するんですが、先ほどのブレジネフ書記長の時代にロシアの経済はダメダメちゃんになっており、腐敗も蔓延るようになってたんですね。
スターリンの頃は恐ろしくて悪いこともできませんし、次のフルシチョフの頃もスターリンに対して反動的ではあっても共産党は機能してましたからね。
その後を受けたブレジネフは外交好きだったみたいで、それによってソ連の国威は高まりますが、それだけでしたからね。
経済力が弱くなれば衛星国だった東欧諸国に対してアメとムチのうちアメが足りなくなっちゃいます。
先ほどのタイではありませんが、基本的に経済が低迷して国民の生活が苦しくなるのが統治する者にとって一番都合が悪いんですよね。
東欧諸国の場合、そうした不満は即民主化要求に姿を変えちゃいますからね。
で、ゴルちゃんはペレストロイカやらグラスノスチやらやっちゃうよ~!ってがんばっちゃったんですが、それまでのツケが大きすぎたのか、改革半ばで退場せざるを得なくなりましたよね。
ゴルちゃんが思い描いていたのとは相当違っていたと思うんですが、結果的にソ連をきわめて平和的にソフトランディングさせた功績はずば抜けていると私は思っています。
冷戦を構成していた2つの超大国のうちの1つが解体・崩壊したわけですからね。
それがちょこっとクーデター未遂はあったものの、混乱もなく、多くの血が流れたわけでもなくスコッと収まっちゃいましたからね。
で、その後のエリツィンははっきり言ってダメダメで彼が穏やかな余生を送れたのは後継者に指名したプーのヤツが1発目の大統領令でエリツィンを生涯訴追しないっていうことを決めちゃったからなんですよね。
そうでなければ経済はさらに悪くなり、オリガルヒなる新興財閥を生み育て、汚職を蔓延させちゃったわけですから、それこそ国賊ものですよ。
でもロシア人はそれほどエリツィンを悪く言わないみたいです。
一つは後継者のプーのヤツが先ほどの特権を与えただけでなく、彼が再編したオリガルヒを通じてメディアは悪く言わないみたいですからね。
もう一つは、やはりソ連崩壊からロシアを救ったような印象を持ってるからなんでしょうね。
そして、後継者のプーのヤツは現在大統領として4期目なんですが、1期目だけなんですよね、まともなのは。
1期目に彼はオリガルヒを再編します。
弾圧して消し去ったのではなく、政府というよりプーのヤツに忠誠を誓うものは残し、そうでないものは忠誠を誓わせるか消し去るかっていうことをしたみたいですね。
ですから、プーのヤツの権力基盤の一つはオリガルヒによる経済力とプロパガンダのようなんです。
それでも、エリツィンの時に比べて国民一月の収入を8倍に増やしたりしましたから、国民が支持するのもよくわかります。
さらに、ロシア人が大好きな強いロシアを体現してるような言動も支持を集めた理由なんでしょう。
それ以降はどんどん先祖返りしてるみたいなので、見るべきものはないような気がするプーのおバカなんですけどね。
で、先ほどのゴルちゃんが登場しなかったらどうなっていたかって話ですが、まず共産党内での権力闘争は激化しますよね。
2代にわたって短命政権が続いてしまうと、権力に色気を出す者が増えちゃいますからね。
ただ、クレムリンの中での闘争なら、まだ国民に直接被害は出ないのかもしれませんが、にっちもさっちもいかなくなると、それぞれの有力者が抱える軍も参加しての内戦になっちゃいます。
また、東欧諸国はそれまで幾度に渡って民主化運動をしてきましたから、東側の盟主であるソ連の混乱は格好のチャンスに見えるかもしれないですよね。
で、ニンジン(経済的な恩恵)をぶら下げるほどの余裕がないソ連は、当然のように軍によって抑え込もうとするでしょ。
さらにソ連時代のロシア人はたぶん今以上に衛星国を見下していましたから当然これを支持するでしょう。今のウクライナへの侵攻のように。
ですから軍による弾圧など当たり前だと思っていたんじゃないでしょうか?
しかし、いかんせん自国が混乱した状態ではそれもなかなかうまく運ばないでしょ。
そうなると東欧諸国の民主化勢力との衝突はそれまでのものよりきっと激しいものになったと思われます。
そうした状況を西側が指をくわえて見てるとも思えませんよね。
何らかの形で介入したら、その先どうなるのか知れたものではありません。
忘れてはならないのは、ゴルちゃんが登場した当初、アメリカのレーガンはソ連を悪の帝国って言ってましたからね。
その後の6年間で信じられないくらい米ソの歩み寄りがあったのは、ひとえにゴルちゃんとレーガンが同じ時に両超大国のリーダーだったからであり、どっちかが欠けていたら、たぶんうまくいかなかったと思うんですよ。
ですから、ゴルちゃんのいないかったソ連は解体という方向ではなく、混乱という形で世界の災厄になったと思われるんです。
それこそウクライナ1国で収まるとは思えないくらいです。
そして、ソ連というかロシア人は何より偉大な祖国、強いロシアっていうのが大好きみたいですからね。
ゴルちゃんが登場したことで、ロシアは超大国から巨大な軍事力だけの経済では2流の国になっちゃったんですが、それでも、彼がもう少し活躍できるよう国民が支えていたのなら、ロシアという国は対外的な国威なんかより、そこに住む国民の生活が緩やかに向上したと思いますし、間違っても今のような野蛮な国と思われるようなことはなかったでしょう。
それもこれもかの国の人が選んだことなので仕方がありませんが、なんだかせっかくの機会を生かせなかったっていうのが残念でなりません。
緩やかな社会主義国になるっていうのがゴルちゃんの願いだったのではないかと思えば、なおさらです。緩やかなっていうところがポイントですよね。
なので、「やい!プーのおバカ!ゴルちゃんのお墓に謝ってこい!」ってやっぱり思うんですよ。
コメントやブックマーク、ブックマークコメントを頂き、ありがとうございます。
とっても嬉しいです!
今後とも、よろしくお願いいたします。