みなさん、こんにちは。
一昨日、ゴルちゃんのことをお話したので、今日はそのついでといっては何ですが、当時のアメリカ大統領ロナルド・レーガンについて、ちょとだけお話しますね。
ロナルド・レーガン第40代アメリカ大統領は、ゴルちゃんがソ連共産党書記長に就任する4年前の1981年から大統領に就任し、2期8年務めました。
レーガンは基本的に厳しい反共政策論者でして、ソ連をして「悪の帝国」発言は有名ですよね。
その共産主義もソ連も大っ嫌いの大統領が、2期目の後半にはゴルちゃんとの間でINF条約に調印するまでになってます。
それまでの対立を考えると、どうしてこのようなことができたのか、すごく疑問に思います。なんせ、ちょっと前まで「悪の帝国」呼ばわりしてたわけですから。
様々な要因があるとは思いますが、私はこれがゴルちゃんとレーガンの2人だったからできたんだろうなぁって思うんですよ。
会談自体は4回だけだったにせよ、どっちも腹を割るタイプだったんでしょうね。
首脳同士の信頼関係の重要性をよくわきまえた者同士によるものだったからこそ、良い方向に話が進んだんでしょう。
レーガン2期目の終わりの頃にはモスクワで会談やっちゃいましたからね。
今思うと、2人とも「ザ・政治家」って感じがします。
私はレーガンって何事も自分で考え決めたい人ではなかったと思うんですね。
前任のカーターはそういう人で有名だったようですが、レーガンは周りのブレーンが考えまとめた方針を決裁するだけだったような気がします。
それよりも、この人の仕事は国民(アメリカの大統領ですから自国民だけでなく世界中に)にその姿を見せ自分の言葉で語ることだったような気がします。
何しろ俳優出身ですからね。
もともとイケメンなうえに堂々とした振る舞いと、常に微笑みをたたえながらユーモアも忘れずジョークを飛ばす大統領。
そして高齢にもかかわらず、暗殺未遂事件では銃弾を受けても半月足らずで職務復帰するタフガイぶり。
まさに強いアメリカを体現してるような大統領でした。
別に小難しいことはスタッフが考えればいいんだよ!俺は神輿の上でみんなに手を振ってるからさ!って思ってたのかは知りませんが、リーダーの理想像の一つですよね。
ゴルちゃんとレーガンの時代、他にもサッチャーやコール、ミッテランなどの有名な政治家が活躍してました。
それに比べて現在はどうでしょう?
東西冷戦を終結させた昔の政治家たちと、今現在プーチンおバカにいいように振り回されてる政治家たち。
まぁ、昔の人は良く見えるものかもしれないんですが、子供心にもなんかかっこいいねぇって思ってました。
私が安倍さんのことが残念でならないのは、そういう理由もあるんですよね。
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