みなさん、こんにちは。
チュニジアっていう国がありますね。
2010年に始まったジャスミン革命で有名な国で、その後のアラブの春と呼ばれるアラブ諸国での政治改革などの運動の先駆けになった国ですね。
そのアラブの春もチュニジア以外はみなことごとく失敗し、今ではアラブの冬って言われてるようです。
で、その唯一のアラブの春の成功例だったチュニジアでも、再び大統領に強大な権限を追加する憲法改正案が国民の94.3%の賛成(でも投票率は30%くらい)を得たようです。
もともとジャスミン革命って、就職できない若者中心に職の権利、発言の自由化、大統領周辺の腐敗の罰則などを求めて始まったものですよね。
露天商の青年の焼身自殺なんて言うショッキングな事件をきっかけにして。
日本にいるとそういうのって実感できないんですが、アラブ諸国って、いや、アフリカや南米、東南アジアでも依然としてそういう国って多いんでしょうね。
で、そのジャスミン革命を成功させて、大統領一族を追放したのはいいけれど、経済は以前ほど良くならず、失業率も改善せず、おまけにコロナの影響で収入源だった観光業も打撃を受けちゃって、最終的に彼らが否定したはずの大統領による強権政治に戻りつつあるんだそうです。
これって他のアラブ諸国と同じようなことになっちゃうってことかな?
でも、どうしてこうなっちゃうんでしょうね。
チュニジアって、大昔にカルタゴっていう都市国家があった国で、地理的にもヨーロッパに近く、それなりに彼らを模倣することもできたはずなのに、うまくいきません。
国民性とか民族性が原因でしょうか?それともイスラム教のせい?
隣国が内戦をバンバンやってますが、その影響なんでしょうか?
それとも、何となく盛り上がっちゃって、革命が成功したのはいいけれど、その後のことをよく考えていなかったからでしょうか?
他所の国のことをどうこう言うのはアレですが、こういう話を聞くと、全部ぶっ壊して作り直しちゃおう!っていうのは、威勢がいい反面かなり危ういやり方なんだろうなぁって思うんですよね。
元々の問題は、長期政権による腐敗(賄賂よこせ!とか)や言論の抑圧だったわけで、そこだけうまく切り取っちゃえばいいのに!って思うんですが、そうはいかないようですね。
まぁ、長年の恨みつらみが尾びれ背びれをつけて大きくなっちゃってますからね。
今、スリランカでも大統領や首相をやってた一族を追い出しちゃえ~!ってやってますが、どうなることやらッて思うんですよ。
アフガニスタンではアメリカなどの支援(っていうよりアメリカが主力)をうけてタリバン政権を倒したのはいいけれど、その後できた政府は全くいいところがなく、今ではタリバンが復権しちゃいました。
うまくいかないものですよね。
で、日本はどうかっていうと・・・、どうなんでしょうね。
少し前の参院選を見る限り・・・、へ、平和なんでしょうね・・・。
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