さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

225 私の妄想(日本ってちょっと変わってますよね?)

 みなさん、こんにちは。

 

 昨日ブログを書きながら気がついたことが頭を離れないので、続きを書いてみます。

 何かといえば、戦後の日本って、日本人が自分で考えて作った国じゃないですよね~って話です。あのう、全部を否定的に考えてなんかいませんよ。それでは愚痴になっちゃいます(このブログ自体愚痴みたいなものですが)。そうではなくって、なんかこの国って変わってるよね~っていうところからのアプローチなんですよ。

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 日露戦争の際、ロスチャイルド家と交渉があったことを前回述べましたが、これは戦費を確保するためでした。高橋是清とジェイコブ・シフの交流はよく知られていますね。このシフさんの尽力もあり、戦時国債を発行できるようになるんですが、このころから大日本帝国政府とロスチャイルド家をはじめとした国際金融資本家との関係は深まったと思われます。そして第二次世界大戦における中国進出について、近衛文麿アメリカのロックフェラー系の人物に伺いを立てています。

・・・なんで経済人に?って思うところですが、この当時、アメリカの大統領は彼らの影響下にあったんですね。それを物語っているのが、第一次世界大戦の戦後処理の会議において、アメリカのウィルソン大統領(国際連盟で有名)はドイツへの苛烈な賠償金の設定に反対だったのですが、ウォール街から来ていた資本家が会議を実質的に主導し、英仏に貸していたお金の回収も必要だったため、ウィルソン大統領の意見は無視され、多額の賠償がドイツに科されます。要するに米大統領と言っても、経済人っていうか国際金融資本家の意向に逆らうことができなかったんですね。それほどの力を持っている以上、当時の大日本帝国政府がこれを無視するはずがないというわけです。

 ですから、自由主義だ!民主主義だ!といっても、この頃、もう既にアメリカ政府の上に国際金融資本家が座ってるような状態だったんでしょうね。この事を踏まえて考えると、以後のお話は分かりやすくなりますよ。

 で、戦後です。ご存じGHQが1945年の降伏から1952年の主権回復まで日本を統治しました。その間、日本国憲法の制定をはじめとして、それまでの制度や法をかなり変えられちゃいました。まぁ、時の日本政府も何とか有利な条件での主権回復を考えていたし、そもそも無条件降伏しちゃいましたからね。彼らはとてもGHQに協力的で妥協的だったと思います。この時点で、現在の日本の骨格が作られます。その後、復興をしますが、そんな簡単に進むわけもなく、貧困や社会不安、敗北によるショックもあったんでしょう、そこに共産主義が浸透します。当時は中国が内戦中で、ソ連はそっちの方に力を入れていましたから、日本に対しては軍事力ではなく専らイデオロギーによる攻勢をかけてきたんだと思います。この戦略は即効性はないものの、一度入り込むのに成功すると、なかなか排除されないという特性があります。GHQによって解体・新設された教育や雇用などの制度にしっかり食い込んでいきました。もっとも、日本に共産主義が浸透したのはもっと前でしたが、当時の大日本帝国政府はこれを弾圧していました。それが、戦中・戦後の米ソの接近により、入り込む余地ができたんですよね。ルーズベルト大統領はスターリンをそれほど警戒していなかったようですし、むしろチャーチル首相の方が警戒していなんでしょうが、イギリスは大戦後一気に国際的地位を喪失しちゃいましたから。

 まぁ、そんなわけで、戦後の日本はGHQ(当然その上に国際金融資本家がいます)が新しい骨格を作り、ソ連コミンテルンが地下から浸透し、そこでできた制度に食い込みながら、個別に社会主義共産主義的思想をすり込んでいきます。当然日本人の中にも協力的な人が多く(反対しそうな人は既に処分されてます)いて、その作業はスイスイ進んだんでしょう。また、そのようなことに関わることにない一般の日本人は今日の飯を確保するのに必死だったんでしょうからね。

一応これが歴史的なお話です。退屈でしょ。…すみません。

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 それで、結果この国がどうなったのかっていうことですが、保守(?)、革新それぞれが統一され55年体制っていう状態になります。保守(?)は自民党を形成し「改憲(?)・保守(?)・安保護持」を標榜します。革新は社会党をつくり「護憲(?)・革新・反安保」を標榜します。ちなみに保守ってどういう意味かっって言うと、wiki選手によれば、「従来からの伝統・習慣・制度・社会組織・考え方などを尊重し、革命などの急激な改革に反対する社会的・政治的な立場、傾向、思想などを指す用語」だそうです。…従来からっていつから?って思いますが…。

 で、自民党が保守っていうことですが、私は違うんじゃないかと思っています。自民党GHQに協力的な人々と、おそらくアメリカの国際金融資本家から後押しを受けていち早く体制を立て直した財界の支援によってつくられました。ですから、彼らが尊重しようとする従来からの伝統・習慣・制度・社会組織・考え方っていうのは主にGHQによって与えられたものであり、決して戦前の大日本帝国のものではないと思います。いや、それでいいんですよ、別に…。で、改憲というのが矛盾していると思われるかもしれませんね。うん。わかります。おかしいですもんね。それも他と同様、後生大事にしておけばいいのにって思いますが、GHQによって制定された憲法はある意味仮の憲法であり、占領統治を行う上で便宜上必要なものだったと考えているのかもしれませんね。だから、主権を回復し、国際社会に復帰した以上、仮のものから真のものにしましょうっていうのが建前なのかもしれません。…ちょっと無理がありますが。

 では、戦前の大日本帝国の頃の諸々の制度や価値観を求める人々はどうしたのかと言えば、街宣車などを使って示威活動を専らとする右翼集団になっちゃいました。また、政治結社を隠れ蓑にしようとした反社もこれに加わったために、著しくイメージを悪くしちゃいましたね。

 55年体制で政権を独占し続けることに成功した自民党が、GHQによって与えられたものを保持しようとしている時点で、国際金融資本家の影響下にあると考える方が自然です。そして、統治のための官僚機構もまた同様であるのは疑いようがありません。

 では、革新系はそどうしたのかと言えば、その源流はコミンテルンであり、GHQの統治や朝鮮戦争による特需により復興が進んでしまった以上、表向きこれを否定して国を共産化するのは難しくなりますよね。共産主義はみんなが貧しい状態であって初めて爆発的に浸透しますからね。だから、地下活動などにより浸透した教育や労働組合などでの勢力の維持を図り、アメリカの都合で日本が再軍備に向かうことには、協賛国(共産とかけてみました)であるソ連(もうありませんが)や中国、北朝鮮の害になるので反対します。

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 まぁ、革新系や左派のことは次回に譲りますが、戦争に負けた国がどうなっちゃうのか、最近本当に実感しています。戦後の荒廃から必死で復興を成し遂げ、その後世界第2位の経済大国にまで押し上げたのは言うまでもなく、我々の先人たちの努力の賜物です。しかし、その分、国のあり方などを国民的な議論とする余裕はなく、政治家の先生方におまかせしま~す!とするしかなかったのが悲しいところです。

 そして、経済成長が鈍化し、中国に経済力で抜かれ(本当かどうかは知りませんが)、少し落ち着いて考える時期に来たところで、環境だのジェンダーだのと輸入物の価値観に惑わされてしまうのは、相も変わらずこの国の進む先はよその国やよその勢力によって決められているんじゃないかという気がするんですよね~。

 お話の深度がとんでもなく浅いことはご容赦ください。

 私も、トランプさんの件を知るまでは、そんなに深く考えていなかったものですから。

 そして、ここでのお話はあくまでおサルのおつむで考えたことですので、また何か新しい情報に触れることができたら、てんで逆のことを言っちゃうかもしれません。それでも、常に情報を自分から求めていく方が、いいんじゃないかと思っていますよ。

 与えられた情報で操られるのは、やっぱり嫌ですからね。