みなさん、こんにちは。
昨夜、禁止薬物が検出されながらもフィギュアスケートSPに出場したワリエワさんが、トップに立ったようですね。
また、その禁止薬物の摂取について、おじいさんの薬と間違えたとか、その薬を服用しているおじいさんとおなじグラスを使ったからとかいう話も出てくる始末で、もうシッチャカメッチャカです。
でも、ネットでは、彼女を擁護する意見も多数見られ、私はますますブルーな気分なんですよ。
私の意見は、ドーピング違反なんだから、出場停止、以上終わりです。
これだけ。
別に、それならば、それで終わる話なんですね。
必要以上に彼女やその周囲を固めるスタッフ、あるいはロシアに対して批判をする必要はないですし、まぁ、ロシアはこれをやって今のロシア五輪委員会なんていうヘンテコリンな名前で選手を派遣してますから、完全に締め出しを食らうことになっちゃうのかもしれませんが、それでも、それでおしまいになる話だったと思います。
でも、昨日も申し上げた理由で、引き続き競技への参加を認めちゃいました。
そして、昨夜の演技の後、彼女の演技を褒めたたえる意見が数多く見られましたね。
中には、彼女が子供のころから応援してきたって方もいましたし、彼女へのあるいは出場を認めたこと対する批判を嫉妬と断ずる意見もありました。
う~ん、私は彼女に興味ありませんし、特別彼女に敵愾心も持っていないんですが、彼女の出場を許可する裁定が出た時から、こういう意見が絶対出てくると思ってましたし、なんか妙に疲れちゃったのはこの風潮を目の当たりにしたからなんですね。
ドーピングについては、これまでにもたくさんありましたし、発覚した時点で粛々と処分すればいいと思ってたんですが、これを捻じ曲げる事態になったことと、それを容認する空気。
なんか、思い出しちゃうんですよね。
去年、日本のプロ野球でもあったでしょ。
中田選手の話。
私は中田選手にも特別好意も嫌悪も持っていなかったんですが、とにかくトレードすればなかったことにしても可!みたいなのが気持ち悪くって・・・。
それ以来、日本のプロ野球は見てないんですね。
で、さらにさかのぼれば、2020年のアメリカの大統領選挙に行きつきます。
私がこのブログをより熱心に書き始めたのは、その頃からですから。
あの大統領選挙ではいろいろなことが話の遡上に上がりましたが、その中の一つに「確かに不正はあった。だが、それは選挙結果に影響を及ぼすほどのものではなかった」っていうのがありました。
ひょっとして、今回のドーピングの件でも、それを使うつもりでしょうか?
「確かに12月末に提出された検体から禁止薬物が検出された。だが、今大会での彼女の演技に影響を及ぼすほどのものではなかった」っていう感じで。
なにかこう、強く支持するもののためなら、現行のルールを覆してもかまわないような風潮を感じます。
この人がいいって思ったら、多少おかしなことをやっていたとしても見て見ぬふりをしちゃおっかなぁ!っていう気分。
挙句の果てには、自分に利益がもたらされるのなら、ウソをつくのもズルをするのも全然苦にならないような人間性すら感じてしまいます。
私は、北京冬季オリンピックを見てませんし、この後も見ませんが、ネットなどから窺い知る情報だけでも、異常な大会だと思うんですよ。
でも、その一方で、この大会って、そういう人間の醜さを多くの人々に知らしめるためのものなんじゃないかって、選手の方々には大変申し訳ないんですが、思ったりしてます。
話をワリエワさんに戻すと、新聞の記事では演技後に彼女の頬を伝った涙が~!なんて言うのもありましたね。
何が言いたいんでしょうね?
彼らはこうやって歪みを促す働きを熱心に行っています。
まぁ、日本では被害者よりも加害者の方が手厚く扱われるわけですよね。
で、それが何か良い結果をもたらすんでしょうか?
アメリカではバイデンおじじを大統領に据えて、良い結果につながったでしょうか?
中田選手のその後はどうです?
そして今回のワリエワさん・・・はどうでもいいんですが、他の選手はどう思うんでしょうね。
戦後数十年たち、本来、成熟していなければならないはずの倫理観や最低限の規範意識がこのところ、時と場合によっては…っていう感じで変なことになってるような気がしませんか?
私はそう思ってます。
そして、それを辿っていくと、結局、富を蓄積し独占したい者たちに・・・って思っちゃうんですよ。
まぁ、妄想ですけどね。
私の妄想です。