みなさん、こんにちは。
先日(日曜日だったと思います)、BS1で女子の高校野球の特番をやってましたね。
その全国大会の決勝は甲子園でやるとか、なかなか粋なはからいをするものです。
大会の正式名称は全国高等学校女子硬式野球選手権大会って言うんですが(長いですね…)、もう20年以上前からやってたんですね。
全く知りませんでした。
で、先ほどの正式名称からもわかるように、硬球を使ってます。
私も高校野球をやってたからわかるんですが、あれ、硬いんですよね(…だから硬球って言うんでしょうけど)。練習中に2回くらい眉間にヒットして、2回とも顔がはれ上がり、内出血して歌舞伎の化粧みたいになっちゃったことがあります。
あの、意味もなく硬い(ホントは意味があるんでしょうけど)ボールをうら若き乙女たちが扱うわけですから、オイオイ大丈夫かよ!って余計な心配をしちゃいます。あ、これって張本さんが叱られたネタに被っちゃいますね。
でも、本当に当たり所によってはシャレになりませんからね。
高校球児だったおじさんからすれば、余計な心配をしちゃうんですよね。
まぁ、お節介はこれくらいにして。
いつも思うんですが、ほぼほぼ男子の専門と思われていた競技を女子が行うと、その競技の原点みたいなものが見えてきます。
それが一番わかりやすかったのがなでしこジャパンでおなじみの女子サッカーでしたよね。過去形で書いてるのは、何となく今の女子サッカーって、男子のサッカーの良くない部分を必死に取り込んでるみたいで嫌だからなんですけどね。
ワールドカップで優勝したころのなでしこジャパンは、泥臭いながらもひたむきで、見ていてドキドキしてました。体の大きな外国の選手に弾き飛ばされてもすぐに起き上がり、ボールを追いかける姿は感動的ですらありました。まぁ、外国の選手も体は大きいけど何となくボールの扱いがたどたどしい感じだったりして、それもなんか新鮮でよかったんですよね。
もともとサッカーはあまり好きではなかったんですが(ファール欲しさに大声をあげて倒れる姿がなんか嫌でしたし、ズルやラフプレイも戦術の内的な所もなんとなく…ね)、女子サッカーを見たときはびっくりしましたし、サッカーってもともとこういうスポーツだよね!って思ったものでした。
今回TVでみた女子の高校野球も、同じようにもともと野球ってこういうスポーツだよね!って思っちゃいましたよ。男子の高校野球も鍛え抜かれた選手たちが、本番では思いもよらぬ精神的なもろさを見せてくれたりして、それがドラマを生むから毎回目が離せないんですけど、女子の方も元気があって、一つ一つのプレイにピョンピョン飛び跳ねてましたね。試合に出てる子もベンチの子も、それぞれのかけがえのない時間を精一杯楽しんでいるようで、こっちも楽しくなっちゃいました。
私がこれまで男子が独占していたというか、男子のスポーツだと思われていたものを女子が果敢に挑戦していくのには大賛成なんですよね。彼女たちのプレイは余計な贅肉がついてなくって、シンプルで、さらに無我夢中でやってるように思えます。
そこがとっても新鮮なんですね。
一応言っときますが、女性が行うスポーツだからと言って、性的な魅力があるとか、そういう不粋なものが入り込む余地はありません。せいぜい、飛び跳ねてる彼女たちの笑顔がかわいいねぇ!くらいなものです。
それでも、中には120㎞/hのボールを投げる子もいたりしますから、彼女たちの野球自体はなかなかレベルが高いんですね。
女子の高校球児たちにとって、彼女たちの野球がいつまでも純粋な輝きを放ち続けてほしいと、つくづく思うんですよ。
彼女たちにしかできない野球を、今後も楽しく表現し続けてほしいですね。
あ、ケガだけは気を付けてね。あのボール、当たるとホントに痛いから…。
ちなみに、アメリカンフットボールの女子バージョンっていうのがありますが、これはちょっと不純な感じです。必要以上に肌を露出しますし、水着の上に防具をつけるものだから、余計にいやらしさが強調されちゃいます。
まぁ、考え方の違いでしょうか?
うんうん、そう、考え方が違うんだから、別にそれはそれでいいのです。そして、それを見たっていいのです。だから、それを見て喜んでた私も悪くないのです!
・・・、なんか、今までの話が台無しになったような気が…。
・・・、まぁ、いいんですけどね。