さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

512 「ターミネーターの世界がやって来る!」

 みなさん、こんにちは。

 

 先日、NHKの番組でAIについてやってました。

 まぁ、AIと一口に言ってもいろいろありますよね。

 その日は人間の意思を受け継ぐものとか、人間の脳に装着して脳波からパソコンをその人の意思で操作できるものとか、腕の筋肉の動きを感知して動く指とかを扱ってました。

 まぁ、見てるうちに「ターミネーターの世界がやって来る!」っていう気分になり怖くなってチャンネルを変えたんですが、技術の進歩ってすごいスピードですよね。

 人工肉とか、民間ロケットで宇宙旅行とか、ちょっと前までは未来のそう遠くないにしても現実味の無い話だったものがどんどん実際の生活の中に登場しています。

 全くすごい世の中になったものです。

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 考えてみれば、この番組でのAI利用の仕方って障害を持った人たちの生活を手助けするものなわけで、とてもいいことのように思えるんですが、何でしょう?一抹の不安というか、漠然とした受け入れ難さみたいなものを感じるんですね。

 いや、すごい技術なんですよ。

 人の思考などを学習して、第二の人格みたいなのを生み出すのは・・・、よくわからないんですけど、人の脳の表面に管状のものを網のように貼り付けて、その人の意思を感知し、つないだパソコンを動かすなんていう技術は、言葉すら発することができない方にとって大変ありがたいものに違いありません。手足を失った方が装着する義手や義足が周辺の筋肉の動きを感知して、その人の意思のままに動くようになれば、どれだけその人の生活の幅が生まれることでしょう。

 まぁ、良いことずくめのようなんですけどね。

 なんとなく、よくわからない分、信用できなくないですか?

 何となく原子力発電みたいな感じなんですよね。

 作ることはできる。使うこともできる。でも、一旦暴走し始めると、制御するのがとても困難なもの。そんな印象を持ってます。

 さらに、こうした技術の進歩に対して、人間の理性というか、それらを制御できるほどの力が得られているのかと考えた時に、この信用できない気持ちは抜き差しならないものになっちゃいます。

 とりあえず、このAIについては、部分的に、限定的にコツコツと実績を重ね続けてほしいと思っています。

 でも、これって打ち出の小槌みたいなところがりそうなので、そんなふうにはならないのかもしれませんね。

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 SFだけの話だと思っていた人間対AIの戦いが、次の世紀あたりで起きるかもしれません。

 ちなみに、第二の人格ってヤツは、今でもちょっと疑ってる私なのです。