みなさん、こんにちは。
京王線で起きた事件。
このところ起きてる駅や電車内での事件がまた起きたわけですが、にわかにAIを組み込んだカメラによる監視の必要性を求める声が高まってるそうです。
昨日、仕事の休憩中にみたTVでNHKが言ってましたが、挙動が怪しい人間や指名手配犯、そして過去に同様の犯罪(傷害事件とか)を起こした前科者をピックアップできるんだとか。
ただ、最後の前科者の件は、人権の問題がどうのこうのって理由で法整備を先行させないと難しいとも言ってましたね。
また、それで得られた情報(無関係な人も顔認証されてるわけですから)をきちんと消去できるのか、悪用されないのか?って言う問題と、そもそも間違えることはないのか?って言う問題があるとも言ってました。
なるほど!
・・・、でも、それ以前に、それで防ぐことができるの?って思っちゃうんですが・・・。
確かに、カメラで撮っておけば、誰が何をしたのかって言うのはよくわかりますから、逮捕される確率は上がりますよね。実際、最近起きた事件でのスピード逮捕には防犯カメラの情報って言うのが大変貢献しているようです。
でも、防ぐのは違うでしょ。
今回の事件で、犯人は死刑になりたかったなどと嘯いているようですが、ホントかどうかはわかりません。ただ、少なくとも犯行後、逃げようとは思っていなかったようで、そういう意味では逮捕される覚悟はあったんでしょう。で、このタイプにそのAI組み込み式防犯カメラ(長いですね)がどれほど有効なのか、よくわからないんです。
ナイフを持っていたらピックアップされるかもしれません。で、その後は?
電車を緊急停止して車掌さんがとっ捕まえるんですか?
逆に犯行を逡巡している者に決断させちゃうのでは?
では、各電車に警官を配置しますか?
それはいくら何でも無理ですよね。電車って都内だけでもすごい数でしょ。
確かに、街中にカメラ(長いから…)を設置しておくと、そ~っと警官が近づいてっていうことも可能なんでしょうが、今問題になってるのは電車内ですからね。
それに、ナイフなどいかにも!ってわかるものをカバンに忍ばせていたら、ピックアップされないかもしれません。
なんとなく、これって、顔認証システム導入の下地作りなの?って思っちゃいます。
だって、NHKの報道の中では、この点に触れていませんから。
そして、それがあれば防止できますよね!なんて無邪気なことを言ってましたから。
でも、防止・抑止できるのか?が一番重要だと思うんですが・・・。
いうまでもなく、顔認証システムって中共などが国民を監視するために導入していますが、既に多くの国でも採用されてるようです。日本でも、実は密かに試しているのかもしれませんね。
もちろん、犯罪抑止・犯人検挙とは別の目的で・・・。
京王線で犯行後にタバコを吸いながら悦に浸っていたこの狂った男のような人間に、このカメラって、そもそも効果があるとは思えないんですよね。
では、どうすりゃいいんだ!ってい言われると、困っちゃうんですが、犯罪の解決や裁判では役に立つとしても、カメラで撮ってるから逃げられないよ~!って言ったところで、逃げる気のない犯罪者には効果がないように思うんですね。
う~ん、抑止って難しいですよね。
それについては、おサルのおつむながら、今後も考えてみたいと思っています。
ところで、このカメラ(あ、AI積んだヤツ)ですが、NHKは顔認証システムとはほとんど言いませんでしたね。さらには、中共が反政府活動をしてる人間を炙り出すためのものって言うことなんか触れてもいません。そもそも、中共のちゅの字も出ていませんでしたから。
・・・、怪しいですね。
こういう事件を利用してって考えちゃうのは、私の悪い癖なんでしょうか?