みなさん、こんにちは。
風が冷たくなってきましたね。
そろそろ、部屋着をパンツ一丁(?)から変えなければなりませんね。
暑い季節の数少ないいいところはこれだったんですが、仕方がありません。
猛暑と豪雨の夏も終わったということでしょう。
そして今、東日本の方では台風に見舞われているようです。被害が出ないことを願っています。
さて、例年以上に大騒ぎだった総裁選も終わり、論功行賞が始まってますね。
いみじくも立民党の枝野さんが「自民党は変わらない」って言ってましたが、まぁ、ある意味そのとおりなんでしょう。ただ、この方にはそれを言う資格はないような気がしますよ。共産党と選挙協力をしてる野党の党首ですからね。「立民党はむしろ悪くなっている」って言われちゃいそうですよね。
ただ、この変わらない自民党の体質も考え物なんですよね。
自民党には派閥があります。
長い間、政権を独占してきた政党ですので、いろんな人が集まっちゃうんでしょう。
中には如何わしいのも混じってることもあるでしょうし、それぞれの議員が勝手なことを言ったり、やったりし始めたら収拾がつきませんからね。それでいくつかのグループができたんでしょう。(歴史的に見ると、ちょいと違うのかもしれませんが…)
もっとも、政界入りした新人にしてみれば、グループの親分に従っていれば引き上げてもらえるかもしれないので、楽と言えば楽チンですよね。
昔、TVで、自民党の派閥の存在理由について、政権を独占している政党なので、緊張感がどうしてもなくなっちゃう。だから、党内に疑似的な与野党を作り意見を戦わせることで、党内を活性化してるって言ってた人がいました。
ホントかよ!って思っちゃいますよね。まぁ、方便の類なんでしょう。
ただ、この方便というか、建前でいくと、毎度おなじみの論功行賞、各派閥にポストを振り分けるやり方って矛盾だらけでおかしいんですよね。
今回岸田派が総裁の座を射止めたわけですから、重要ポストは岸田派で独占しちゃえばいいんです。まぁ、選挙の最終盤で、切り崩しに応じた人々にもそれなりに恩賞をっていうのもわかりますが、まずは自派で重要ポストは押さえなければ筋が通りませんよね。親分のために必死で働いた子分の目の前で、よその派閥に重要ポストが与えられてしまうのは何とも悔しいことなんでしょう。しかし、これをしておかなければ、政権運営に支障が出ちゃうんだそうです。
なんかおかしいですよね。
活発な議論を戦わせた後は、一致団結、自民党としてがんばるよ~!って言われてもねぇ。言ってる先からウソとしか思えないんですよ。
この自民党の論功行賞は、総選挙後に野党からも閣僚を招くような行為に思えてならないんです。
もし、派閥なんかなくって、例えば総裁選で河野さんと岸田さんの一騎打ちになり、それぞれの議員が自分の判断でどちらか一方についた場合、選挙後の処遇についてはもっとはっきり差が出たんじゃないかと思うんですよ。
つまり、今回で言えば、河野さんだけでなく、石破さんや小泉さんは無役になっちゃうってことですね。
結局、総裁選でしこりを残しておきながら、表向き仲良くやっていこうね~♬みたいなことをするから、総理は思い切ったことができなくなっちゃうような気がするんですよ。その方向で考えれば、メディアがこうした政局を面白おかしく報じるのもわかるような気がします。だって、ここに焦点を当てて、当の議員さん達もそれを意識しないわけにはいかないようにすれば、間違いなく自民党政権はギクシャクしますからね。
派閥があるのは仕方がないんでしょうけど、せめて党役員や閣僚を引きうけるのなら、総理総裁には逆らいませんって一筆したためておく必要があるような気がします。
今度の総理総裁は岸田さんですから、なおさらです。
問題山積の今、政治家同士で、それも同じ党内でゴチャゴチャやられてるのは、国民にとって本当に迷惑なことですからね。