みなさん、こんにちは。
サイレント・マジョリティって聞いたことがありますよね。
Wiki選手によれば、「静かな大衆」あるいは「物言わぬ多数派」という意味で、積極的な発言行為をしない一般大衆のことだそうです。「声なき声」って言ったりもします。
元々はアメリカのニクソン大統領が使った言葉ですね。徴兵を回避しながらベトナム戦争反対を訴える学生たちに対して、反感を募らせていた多くの人々のことを「グレート・サイレント・マジョリティ」って演説の中で呼んでいたようです。
ちなみに対義語はノイジー・マイノリティとかラウド・マイノリティって言うんですって。今の日本ってこういう人の声がやけに大きくなってますよね。
まぁ、それはそうと、日本ではコロナの感染爆発が止まらないところへ大雨が追い打ちをかけていますね。
で、そういう話題で持ち切りの日本から外に目を向けると、ミャンマーやらベラルーシやらでは政権側が反政府活動を弾圧しているようです。逆にアフガニスタンでは反政府武装勢力のタリバンが首都を落としちゃいました。
なんかいろいろ起きてます。
もちろん、それ以前にコロナをばら撒いた中共は香港の民主化運動を弾圧し、ウイグルでは迫害(アメリカはジェノサイドって言ってますね)を続けています。さらに北朝鮮では相変わらず国民が飢餓に呻いているとも聞いています。
ここでのキーワードはみなさんご存じの「人権」の抑圧です。
ノイジー・マイノリティのみなさんはこういうのはとりあえずスルーのようです。
とても分かりやすいんですが、今日思ったのは、このノイジー・マイノリティの方々のことではなく、それぞれの国のサイレント・マジョリティの方々のことです。
今、何を考えてるんでしょうね。
日本人もそうですが、声高に話す人の主張が必ずしもその国の主流とは限りません。
逆説的に言えば、主流でないから、あんな大声を出したり有名人を使ったりするんでしょうね。しかし、このノイジー・マイノリティが活躍できるのは民主主義がある程度のレベルで維持されているところだけですよね。
で、先ほどのミャンマー、ベラルーシ、アフガニスタン、中国、北朝鮮で、それを行うには命がけになっちゃいます。
ですから、そこから逃げ出すか、あるいは口を塞いで生きていくしかない人達ってどうなんだろうって思うんですよ。こういう人たちをサイレント・マジョリティって呼んでいいものでしょうか?
ですから、サイレント・マジョリティがサイレント・マジョリティであるためにも民主主義が機能していることが重要なんですね。
なぜかと言えば、サイレント・マジョリティの存在感がグググっと増すのは選挙の時だからですよ。
「いやぁ、オレは政治のことなんてさっぱりわかんないから」とか、「そんな面倒くさいことは考えるのも嫌っ!」って言ってる人もある程度は選挙に行きますからね。
慌ただしくいろんな事が起きていますが、今年の秋は必ず総選挙があります。
昔、岸総理が言っていたように、政治家が「声なき声」をいかに聞き取ることができるのかが大切だと思いますが、今はその逆のような気がします。
これではダメ政治家はサイレント・マジョリティの力で放り出されちゃいますよね。
もっとも、民主主義が機能していたと思われていたアメリカでは、今やそれがかなり怪しいものになっちゃいました。
このブログでも何度もお話している、2019年のアメリカ大統領選挙です。
あのインチキで大統領を詐称しているバイデンおじじに引導を渡し、はやくトランプさんが帰ってきてほしいものですね(これが言いたかっただけかも…)。
ちなみに、あの大統領選挙で行われてインチキが最近各州で調べ直されていますが、結局、民主党側はサイレント・マジョリティの存在に脅えていたとも考えられますね。
別に自分の主張を声高に言わなくったって、選挙に真面目に向き合うだけで立派な主権者になれちゃいますよ。
だから、サイレント・マジョリティの存在は貴重なのです。