さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

309 免許センターのお巡りさんはなかなかよくできた人ばっかりです!

 みなさん、こんにちは。

 

 車の免許の更新をしてきました。

 今までは、警察署で更新していたので、一度手続きに行き、別の日にもう一度行って講習を受けるという段取りでしたが、今回は免許センターに行ったので、一日(半日)で終わっちゃいました。お手軽でいいですね。しかも日曜日にできるとは、お巡りさん達もご苦労様です。

 天気も良く、自宅から1時間程度の道のりも快適そのものでした。

 この免許センターは免許試験場も兼ねていて、教習所みたいなコースもあります。ですから、土地が広くないといけませんので、わざとなのか知りませんが、ド田舎の我が町で、さらにド田舎な場所にあります。周りに他の建物なんかありません。きれいに舗装された道路と、何のためにこんなバカでかい建物がいるのかわかりませんが、とりあえずそのくらい大きな建物と、普通の教習所の2倍以上の広大なコースがあります。

 駐車場も広いんですが、私が到着した時、半分くらい埋まっていました。

 朝、8:15から受け付け開始で、私が到着したのが8:30です。受付は9:30までなので、いったいどれだけ多くの人が来るのか、見当もつかないね!と適当なことを考えながら、建物に入っていくと、早くも行列ができているじゃありませんか!

 あのう、私は自慢じゃありませんが、田舎者なので行列が大っ嫌いなんですね。並ばなければならないことなんて、したくもありません。よく、美味しいと評判のラーメン屋さんの店先に、長~い行列ができてたりしますが、私にはそれが理解できないんですよね。だって、自分の番がきて、さぁ食べよう!ってなった時、お店の外には並んでるんですよ。落ち着いて食べられませんよ。それに、そもそも面倒くさがりなので、並ぶくらいなら、コンビニのラーメンでもいいや!ってなっちゃいます。

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 で、もう、帰ろうかなぁ…、っていつもの悪い癖が出そうになった時、「どうぞ♪」と婦警さんの声が…。服を買いに行った時もそうですが、おねえさんに声をかけれられると、なすが儘になってしまうダメな私なのです…(アホ?)。

 「ふぁ~い」と何ともいい年をした大人が情けない声で返事をして、身ぐるみを剥がされるように免許証とお知らせのはがきを強奪されちゃいました。あぁ、これで、もう帰るわけにはいきませんね。仕方がないので、行列に並んでいると、思いの外スルスル進みます。最初は視力の検査でしたが、3台のマシンをフル稼働させてるからでしょう、あっという間に自分の番になりました。「視力どれくらいですか?」「1.0くらいです」「…、はい、では穴の中を覗いてください」「上、左」「はい、けっこうです」・・・は、早い!その後お金を払ってから、2階に上がって写真を撮るんですが、そこではしばらくベンチに座って待たされました。まぁ、予想以上に並ぶ時間が短かったので、私はご機嫌だったからいいんです。

 すると、下の階で、「96番の方~!おられませんか~!」と大きな声がします。で、2階にいたお巡りさんも「こちらに96番の方はいらっしゃいませんか?」って言いだしました。ちなみに私は121番。すると、不貞腐れたような中年のおじさんが(ま、まぁ、自分のことは棚に上げておくとして)、返事もせずにスタスタお巡りさんの方に歩いていきます。下で呼んでるのはわかっていたんだろうに、何をもったいつけてんだこのオヤジは!と思いましたが、お巡りさんに向かって開口一番「2階に行くように言われたんだけど!」って言ったのを聞いて、あ、おバカだ!と思っちゃいました。お巡りさんが気を利かせて、「あ、これは下の者が間違えたようで、大変失礼しました。どうか1階の方へお願いします」とみんなに聞こえるように言ってました。なかなか機転の利くお巡りさんです。そうすることでこの不貞腐れたおバカ中年オヤジが間違えたとは誰も思いませんからね。

 しかし、この不貞腐れおバカ中年オヤジは何度も「2階に行けって言ったのはそっちでしょ!」とか、1階に降りても「あんたがさっき2階に行けって言ったんじゃないか」としつこいくらいに言ってましたね。まぁ、免許の更新ですからいろんな人がいますが、いったいどうしてほしいのかさっぱりわからないオヤジでした。気になったので、階段の踊り場まで下りて様子を窺っていると(私も相当変わり者)、ちょっと貫禄のあるお巡りさんがやってきて、「どうしました?何かあるんなら、あっちで話を聞きますよ!」って言われると、このオヤジ、蚊が鳴くような声で「あ、いや、いいです…」ですって!おバカですよね~!

 まぁ、そうこうしてるうちに写真も撮り終わり、講習の会場に入りましたが、まだ9:00でした。講習は9:45からの予定です。あ、ちょっと早すぎたな!と思ったので、車に戻り、軽くコーヒーとタバコを堪能して、9:30ごろにもう一度会場へ戻りました。

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 席に着くと同時くらいに、演壇にいたお巡りさんが、「今日はみなさんのおかげで、受付が実にスムーズでした。よろしければ、時間を繰り上げて講習を始めようと思いますが、いかがでしょうか?」ときたもんです。

 今日、この免許センターに来てからというもの、お巡りさんに良い印象を持ち続けていましたので、これはとどめに近いものでした。こういうのを、話が分かるって言うんでしょうね。あ、でも、逆はダメですよ。誰かがまだ席についていないので開始を遅らせますっていうのは甚だおかしなことなんです。だって、時間を守っている者が守らない者のために負担をかけられるのはダメですよ。

 今回は、我々講習を受ける者は早く始まれば早く終わって帰れるのでうれしい!お巡りさんも早くお弁当が食べられるのでうれしい!という、全方位うれしい系の気遣いなのです。いやぁ、免許センターのお巡りさんはなかなかよくできた人ばっかりです!

 ちなみに、受付のおねえさん(婦警さん)にいいようにされてしまい、入るつもりなんかなかった交通安全協会なんかに入ってお金を取られたことも、今はちょっといいことしたね!って気分になってるから不思議です。

 ところで、今日は母の日でもありましたね。

 毎年、母親にはシクラメンを買うんですが、今日もそうしようと思い、いつものホームセンターへ。あ、ホームセンターの中にテナントで入っている花屋さんですよ。いくらなんでも、日用品と同じ感覚で買うわけにはいきませんからね。

 で、またもやお店にはおねえさんが…。

 これはまた言いなりになりそうな予感…。しかし、なんだか忙しそうでした。あ、そうです、母の日なんだから忙しいに決まってますよね。で、適当に選んだシクラメンを指して、「こ、これください…」って言ったら、「あ~、それはそれ以上ラッピングしませんからね!あ~、持ってこなくていいです!お金だけ払っていただいたら、そのまま持って帰ってください!」「・・・あ、はい」

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 シクラメンを抱えながら、免許センターのおねえさん(婦警さん!)が優しかったのを思い出し、それに引きかえ「あのくそババァ!」って言いたいのをぐっとこらえる五月の負けザルな私だったのでした。