みなさん、こんにちは。
この前の日曜日に、運転免許の更新に行った話はしましたが、ありがたい違反者講習（2時間コース）を受けた際に、道路交通法の改正について聞きました。
この日は免許センターで更新したんですが、お巡りさんはいい人が多くて気分が良かったので、居眠りなんかしないでちゃんと聞いてましたよ。
で、いろいろ改正されてますが、中でもあおり運転と、携帯（スマホ）使用の件と、危険運転致死傷について、極めて重い罰則になってますね。
あおり運転については、何かとニュースになりますので、みなさんもご存じかと思いますが、これって後ろからあおるだけじゃなくって、正式には妨害運転っていうらしいんですけど、まぁ、いっぱいありますよ。前にいて、不必要な急ブレーキもこれに該当しますし、最低速度違反（高速道路）も該当します。
詳しくは警察のHPでご確認いただきたいんですが、きちんと証明するためにも、前後のカメラは必須ですね。
で、気になる罰則ですが、妨害運転をした場合と、それによって事故を引き起こした場合とでちょっと違います。
前者は3年以下の懲役または50万円以下の罰金、後者は5年以下の懲役または100マン円以下の罰金です。で、違反点数は前者が25点、後者が35点で、問答無用で免許取り消しになります。しかも、前者は2年、後者は3年免許が取れません。
恐ろしい罰則ですよね。
まぁ、これによって重大事故になったり、喧嘩になったりしますからね。
で、気が利く教官お巡りさんが言ってましたが、もし絡まれたら、窓を閉め、ドアをロックして警察に電話するように、ですって。また、このあおり運転の引き金になる他人の危ない運転がありますよね。脇道から急に出てきたり、強引な進路変更してきたりってヤツです。これも、怒ってあおったりせずに、目に余るような運転をカメラで撮っていたら警察に相談するように、とのことでした。怒ってあおると、あおったほうが重い罪になっちゃいますからね。
携帯電話も2パターンあって、使用してた（通話してた）場合と、使用してた（画面を見てた）場合とで違うようです。片手で携帯・スマホをもって話してた場合、1年以下の懲役または30万円いかの罰金です。メールを読んだりって感じで画面を見てた場合は6か月以下の懲役または10万円以下の罰金です。そして戦慄したのが、前者は違反点数6点！つまりもれなく免停です。しかも反則金ではなく、罰金になりますので、以前のように6千円払ってお終いになんかなりません。ひどい場合は10万越えもあるかもしれません。後者の場合は3点の減点と普通車で18,000円の反則金です。
・・・えらい違いです。み、みなさん、気を付けましょうね！
最後に危険運転致死傷罪ですが、最高で懲役20年ってなってます。
でも、この要件を満たす事ってなかなかありませんので、過失運転致死傷罪がよく適用されますね。これは7年以下の懲役もしくは禁固または100万円以下の罰金です。
このあたりは裁判所でも判断が分かれるところでしょうが、まぁ、厳罰化の方向に向かっている一例ではありますね。ちなみに、無免許運転の場合はさらに罪が重くなりますよ。でも、これって、気を付けるとか言う話ではありませんけどね。
コロナではへなちょこ対応しかできなくて、政府は全く成果が出ませんが、道交法の改正については、これまでかなりの成果を上げています。厳罰化っていうのは実に悲しく情けない話ですが、交通死亡事故の圧倒的な減少を見ていると、まぁ、今は仕方がないのかなぁ…、って思いますよ。
あ、一つだけいいことがあります。
シートベルト着用率が運転席はほぼ100％なんだそうです。助手席も90代後半ですって。すごいですね。
ひょっとすると、これも死亡事故減少に一役買っているのかもしれません。
違反して面倒なことになるのは嫌ですし、事故を起こして自分だけでなく他人の人生を狂わせるのも嫌ですから、とりあえず、安全運転しようかなぁって思っています。
まぁ、今までは1か月くらいしか持たなかったんですけどね…。
