みなさん、こんにちは。
「オリンピックを何とかして開催したい。いやいや開催なんかさせたくない、中止だ！なんて騒いでるのがいるみたい。どうでもいいのに。そうではなくって、森会長を辞めさせたかったんだよね。う～ん、この際、我々の影響下の組織を五輪組織委員会の中に作っちゃおうか！その前にジェンダー問題を焚きるけちゃおう！これが一番効果がある。コロナでシッチャカメッチャカになってる今がチャンスだからね。こっちはグローバリストたちからOK貰ってるよ。あ、こっちは中共が支援してくれてる。とにかく日本の世論をこっちで誘導しなきゃならないからね。そして、この国をメチャクチャにするんだもんね。メディアは今回も全面的に協力するって言ってる。あいつらも会社を維持しなきゃいけないからね。芸能人も存在感をアピールしなきゃならないだろうし、あ、そもそも食っていけないから必死だった。そういう意味では議員も同じ！金と色気で簡単に操作できる。まぁ、日本人は長い物には巻かれろって国民性だろうから、TVや新聞で煽ってやればどうにでもなるさ。…で、最初は何がきっかけだったっけ？森会長の女性蔑視発言だよ！あ、そうだった、そうだった、忙しくって忘れてた。今度は川渕か、まぁそのうちぼろを出すだろうね。その時が楽しみだね。また女性蔑視発言かな？いや、さすがにそっちは警戒してるだろうから、人種差別か、環境問題か、後は…組織内のカネの動きでも追っかけてたら、とっかかりが見つかるんじゃないの。」
以上悪党どものたわ言として…(想像)。
やれやれ、騒々しいことです。
今回の森会長発言問題では、結局森会長が辞任することで幕引きとなりそうですが、何とも後味の悪いことです。
やはり、IOCが幕引きを図った時に辞任するべきでした。
下手に粘っちゃったから、冒頭のようなことを考えていそうな連中に活躍の時間を与えてしまいました。そのため、このまま何も言わないでいようと思っていた人々もズルズル引きずり出されてしまいました。まぁ、自業自得ですが…。
もっとも、私も森会長の発言の全文を読んでみたんですが、別に非難されるようなことではないと思うんです。ありきたりの感想で恐縮ですが、この程度のことでここまで責められるんなら、何も言えなくなっちゃうよってことでした。
うん、実際何が問題なんでしょうね？
まぁ、冒頭触れたように、とっかかりにはなったんでしょう。
明らかに狙われていたような気がします。
人権問題とか環境問題を叫ぶ人たちのダブスタがよく指摘されますが、こうして考えると、彼らは別にダブスタ上等ではなく、ただ単に狙った獲物が網にかかった時点で仕留めにかかっているだけなのかもしれませんね。ダブスタなんて気にもしてないんじゃないでしょうか。
このところ、このパターンが続いてますよね。
右派の人間に非難できる材料を見つけると、一斉に報道し、芸能人や著名人を使って扇動しまくり、さもそれが大多数の意見のように印象操作する。で、多くの人が「まぁ、～さんがそう言ってるなら、そうなんじゃないの」とか「世の中の人がそう思っているんなら、別に反対しない」とか思っちゃうんでしょうね。実際、今回の森会長の件も、「ここまで騒ぎになっちゃったんなら、辞任も仕方がないんじゃないの」っていうのが、知り合いの職人さんたちの意見でした。そりゃそうでしょう。
少し訳知りの職人さんは「TVも新聞もみんな同じ事言ってるから気持ち悪い」って言ってましたか。いや、お見事です。さらに続けて「女性蔑視、女性蔑視っていうけど、どんな風に言ったのか、さっぱりわからん。本当にそんなこと言ったのか？」というものですから、ipadで全文読ませてあげました。すると、やっぱり「で、これの何が問題？」っていう言葉が返ってきて、後は私と同じような流れです。その後、昼休憩の間、ちょっと話しましたが、「これじゃあ、年よりの女の客に『お母さん、今日はまた、えらいめかし込んできたねぇ！』なんていったら、一発アウトだな！」とか「この家の娘さん褒めてもアウトかな」とか「コンビニの店員が女だったら気を付けなきゃいけなくなるな」とか言ってました。そしてとどめに「なんか女は面倒くさいなぁ！」ときたもんです
多分これが今回の騒ぎがもたらす問題の核心ではないかと思います。
そもそもこの大工さんのセリフはそのほとんどがアウトなのかもしれませんが、結果として、今後女性を腫れ物にふれるような扱いになりそうだというのは、そのとおりだと思うんです。いや、だって、ほら、面倒くさいでしょ、いちいち噛みつかれたら…。
一方、騒いでいた方々のご指摘のとおり、未だに女性に対して見下したような習慣、風土があるのは事実です。以前勤めていた会社の社長や会長は、「事務員なんぞ、女がやる仕事だ！」とした後で、「事務員の言うことなんか聞く必要はない！」ときたもんです。大きな会社はそれなりに気を付けているんでしょうけど、地方の中小企業なんて未だにそんなものです。そして、対象となる女性はと言えば、それに腹を立てる人もいましたし、別にそれでいいんじゃないかという人もいましたよ。
いい子ぶるわけではありませんが、私はこういうのがあまり好きではなかったし、営業みたいな仕事は絶対に事務方の支援がないとうまくいきませんので、事務のおばちゃんたちとは円満な関係を心がけていました。別に男女平等とかいう大層なお題目などではなく、見下すのも見下されるのも嫌！それぞれの仕事がきちんと機能したほうがいい！仲が悪いより仲がいいほうがいい！程度の認識でしたけどね。
でも、…今では、これじゃあダメってことなんでしょ。
やれやれ、面倒なことになったものです。
しかし、日頃から女性を見下すことで優越感に浸り、それによってかろうじて自我を保つことができた人々にとっては大変です。差別問題の厄介なところはこれなんだと思っています。つまり、それを認めてしまうと自我が崩壊しちゃう人がいるってことです。これまでのように大ぴらに振舞えなくなると、陰に隠れるようになり、より陰湿に、より用意周到になります。そうなってくるとターゲットにされた人はたまったもんじゃありません。でも、今のままではおそらくそうなります。
グダグダと書いてしまいましたが、今回の騒ぎで何か良いことがあるかと言えばそれはあまり想像できません。むしろ、先ほど申し上げたように、かえって見えにくいところでよりひどい事が起きるようになる気がします。
お尋ねしたいのですが、セクハラって根絶できました？性的な虐待は？最近は学校の先生が児童や生徒におかしなことをしているようですが、こんなの氷山の一角でしょう。さらにお聞きしますが、DVって減りました？いや、2019年まではむしろ増えています。2020年はコロナの影響でもっと増えるでしょう。
別に性差別の問題は今回が初めてではなく、これまで何度も問題になり、その都度問題の加害者は激しく糾弾されてきましたが、あまり効果はありません。声の大きい、経済的にも自立しており、地位も名誉も獲得しているような女性の溜飲は下がるんでしょうけど、深刻な被害に遭う人はその状況を認識してもらうことすら難しくなっていくように思われます。児童の虐待もそうですよね。虐待により亡くなった子供の数は一向に減りませんからね。
要するに、弱者、マイノリティ、被害者を装う者たちは、装う余裕もあるわけで、何らかの恩恵は受けるんでしょうけど、装う余裕すらない人は何も変わらないんです。
やはり、こういう問題は対立の構図では解決しませんよね。
少しずつ、時間をかけて理解を深めながら、不届きな輩はどんどん取り締まるようにしていくこと、決して今回のように言葉、それも明らかに蔑むとは言い難い表現を捕まえて、激しく攻撃しているようなことがないようにしなければなりません。問題があるなら、指摘してそれなりに処分されればよいことで、大勢の人を煽って敵意や憎悪を掻き立てるやり方は間違っていると思います。そう、そこで生まれた敵意や憎悪は双方が持つわけですから、ますます問題解決が難しくなるんですね。
まぁ、今回騒いでいた方々は、根本的にこうした問題が解決することを望んではいないと思いますよ。食いっぱぐれちゃいますからね。それに、問題を煽り一儲けしたい人や、煽られた問題の陰でコソコソと別の儲けに精を出す人もいますしね。だから、騒いだ人、それに乗っかっちゃった人、こうした人達は根本的に問題の解決や根絶は望んでいないんです。
その証拠に、どのような世界を、どのようにすれば実現できるのかはほとんど触れません。解決させるつもりがないんだから、そんなこと考えてもいないと思います。
ちなみに、「沈黙は賛同とみなす」っていうのは、賛否を明らかにしなければならない人に使う言葉で、主に会議で使います。要するに判断しなければならない責任を負う人に対してのみ有効な言葉で、そうでない人にこれを使うのは、ある意味強要や恫喝とみなされます。なぜなら、多くの場合、「沈黙は賛同とみなす。だから、我々と同じ声をあげよ！」となるからです。だって、反対の意見を持ってそうな人間には使わないでしょ。
まぁ、こんなことを言うのはだいたい冒頭のようなことを言ってる連中ですが、これに触発されて、便乗するのは同じような思想の持主か、脅されると言う通りにしちゃう人か、何にも考えていないおバカさんのどれかです。
私は別に森さんの支持者ではなかったんですが、このありさまを見ていたら少なくとも気の毒に思うようになりました。その口から出た言葉と、その後受けた攻撃があまりにも釣り合いが取れていませんからね。
なんか、近くにある、どっか頭のおかしい国になったような気がします。
