さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

159 マスクをつけていると会話がしづらくなりますね。

 みなさん、こんにちは。

 

 昼の弁当を買いに、行きつけのローソンに行きました。

 弁当の棚はいつもゆったりした感じで陳列されていますが、今日に限ってギューギュー詰めでした。それもそのはず、半分近くをクリスマスケーキが埋めていたからです。その、ちょっと異様な風景に、「えっ、なんで?なんで?」状態になっちゃいました。だって、こんなの初めてでしたから。まぁ、2~3箱くらい置いてあることは今までにもありましたよ。でも今回は13箱ありました。ま、まぁ今日クリスマスをする家もあるかもしれないからって無理やり納得させて、なぜが恐る恐る弁当の吟味を始めました。

 我が町は田舎です。田舎ではクリスマスや正月は大切な行事なので、ケーキなどは基本的にあらかじめ予約します。ですから、予約なしのバラ売りというか小売りというか、そういうふうな売り方って、あまりないんですよね。若い人たちがノリで買っちゃうこともあるから何箱か置いておくと売れますよって知り合いのコンビニ店長が言ってましたが、今回のケーキの数は尋常ではありません。なにか理由があるんでしょうか?

 それにしてもすごい迫力でした。田舎者はケーキの箱が隙間なく冷蔵棚においてある風景に見慣れていないもので、ちょっと近寄りがたい雰囲気でした。

 フヒャ~!まだドキドキしています。

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 家を出たら、あるいは車から降りたら、必ずマスクをするようになって久しいんですが、最近ちょっと思っていることがあります。

 マスクをつけていると会話がしづらくなりますね。

 あ、いや、声が聞き取りにくいんじゃなくって、なんか会話がかみ合わないことがあるんですね。なんとなく、相手の機嫌がよくわからないと言いますか、笑って言っているのか、怒って言っているのか、よくわからないんです。口と鼻と頬と顎がマスクで隠れていて、目と眉毛の様子からしか相手の表情を窺い知ることができませんから。

 目は口程に物を言うと言われますが、さすがに目と眉毛だけではねぇ。

 もっとも、気心が知れた間柄なら、お互いに顔なんか見なくてもどんな気持ちでそのセリフを言っているのか伝わるんでしょう。しかし、微妙な間柄ですと、ちょっと難しい場面があります。営業とお客さんっていうのも微妙と言えば微妙です。ある程度定型文的な営業トークがありますから、お客さん側がそのようなことを感じることは少ないんでしょうけど、営業の立場からすると、お客さんの反応が分かりづらいというのは、仕事の根幹にかかわる問題ですから大変です。まぁそうは言っても、お互いの位置関係がはっきりしているので、まだいいでしょう。

 セミナーやコンパ等の場で初めて会った人とではどうでしょう。

 当然お互いにマスクをしています。

 すごくわかりにくいです。

 例えば、しかめっ面をしていているような目なんですけど、「このセミナー楽しいですね」って言われると「え、どっち?」ってなります。

 さらにニコニコした目で「嫌いです!」って言われちゃうと、「え、え、え、どっちなんですかー!?」ってなっちゃいますよ!ホントにもう!

 ハッ、い、いや、何かあったわけではありませんよ。大事なところでしくじったわけでもないし…。べっ別に傷ついてなんかいません。いいんです。ほっといてください。

 こうして考えると、コミュニケーションって言葉だけじゃないことがよくわかります。

 表情や身振り手振り、声の抑揚など五感を駆使して(ん?味覚と嗅覚?)相手を理解しようと努めています。そして、今はそれが聊か不自由な状況です。表情が今一つわかりにくいですからね。こういう時は言葉の選択や声の抑揚に気を使い、さらに激しいボディアクションで相手に自分の意志を伝えなければなりません。

 そうしてくれれば私だって…、あ、いやこっちの話です。

 そうは言っても、日頃そんなことしていませんからね。なかなか難しいのかもしれません。ですから、せめて争いになってはマズい相手の時だけは、そのことに留意してコミュニケーションをとったほうがいいかもしれませんね。

 私のようにならないように…。

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 ちなみに、冒頭のクリスマスケーキの件ですが、今年はむしろ売れ行きが良いそうです。みなさん出歩かずに家で過ごすからって記事に書いてありました。

 それじゃあ、あのケーキはいったい何?と思いましたが、迂闊にコンビニの闇に踏み込んでしまうと、とんでもないことになりそうなので、やめておきます。

 さらにローソンにいたっては、余剰クリスマスケーキを食品の支援を必要としている全国各地の家庭やこども食堂児童養護施設障がい者福祉施設などに寄付するそうです。そんなにすごい数ではありません。「和栗のモンブラン」76個だそうです。

 いいことですよね。…まぁ、いいことだと思うんですが、なぜかモヤッとしちゃいます。どうしてでしょう。自分でもよくわからないんです。

 食品の廃棄については問題になっていますから、いいことだと思うんですよ。

 昔、通っていた定食屋さんも、余ったおかずを知り合いのいる施設にあげるって言ってましたし、それを聞いて私もほっこりしたものでした。

 しかし、なぜがモヤッとするんですよね。

 ま、まぁ私がひねくれているからなんでしょう。施設の人たちが喜んでいるんなら、私ごときがゴチャゴチャ言うことではありませんね。すみませんでした。

 こういうことをモゴモゴいうのにはマスクは便利だなぁって、今気が付きました。