さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

㉟なかでも給湯がこれからの時期よく問題になります。

 みなさん、こんにちは。

 

 祝!大坂なおみ選手 USオープンテニス優勝!!

 いやぁ、やりましたねぇ。観客がいないので盛り上がりには欠けますが、逆にモチベーションを保ち続けるのが難しい大会だったと思います。よく頑張りました。

 どのような環境であっても、勝利のために最善を尽くすのがプロですので、あらためて彼女のことをすごい選手になったものだと感心しています。

 本当におめでとうございます。

 

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 さて、少し、涼しくなってきました。

 この時期から夏の疲れが出てくるようになりますね。

 ちょっと過ごしやすくなったからと言って慌ててはいけません。

 しっかりと体調を整えてから、思いっきり遊びましょう。

 最近はコロナ禍による外出の自粛や警戒感が緩んできていることはみなさんもご存じのでしょう。コロナを脅威とみなさなくなってきていることも。TVでもいろんな人がいろんなことを言っていて、いったい誰の言うことが正しいのかさっぱりわからなくなります。そうこうしているうちに、コロナなんて気にしなくなるっていうのはよくわかります。いつになったら以前のように過ごせるのか?いつまで我慢しなければならないのか?いつ?という疑問に答えが出ないまま半年以上経っている以上、無理もないでしょう。でも、感染については何も変わっていませんよね。ニュースでの扱いが小さくなっていても、未だに感染は広がり続けています。自分が感染するだけならまだしも、近所のおじじやおばばに移してしまっては大変です。いつも気持ちよく挨拶してくれるので。だから、マスクと手洗いやうがいは続けましょう。私も未だにマスク装着の状態で鉄アレイウォーキングに勤しんでおります。…夜遊びも致しません!本当ですっ!!

 ワクチンについて、ニュースでたまに聞きますが、よくわかりません。なんだか一進一退みたいですね。しかし、一日でも早くみんながワクチン接種できるよう、一生懸命頑張っている人がいるのは間違いないことなので、我々もがんばりましょうね。

 

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 話は変わって、今日は住設(住宅設備)のお話をします。

 住宅設備というのは色々ありますが、とりわけ水回りが注目されます。

 台所や浴室、洗面脱衣室やトイレといったところです。

 細かく言うと、給排水、給湯、調理コンロ、食洗器、換気扇、空調等々ですね。

 なかでも給湯がこれからの時期よく問題になります。

 どうしてこんな話をするのかと言いますと、家のメンテナンスをしていた頃、計ったように給湯器(電気温水器やエコキュート)が故障しました。それも暮れも押し迫った頃に。経験上、ガス給湯器の故障はほとんどなく、電気温水器やエコキュートの故障ばかりでした。しかも故障の箇所も漏電遮断器や循環バルブやセンサーなどの安全装置です。この安全装置というのは、万一漏電したり、漏水したり、水温に異常があったりしたら危険なので運転を停止して事故を未然に防ぐためのものですが、これ自体が故障してしまい運転停止となるわけですので、一体何のことやらと思ってしまいます。でも、これらの装置があって初めて安全に運転できるわけでして、まぁ、痛しかゆしなところですね。

 冬の間、住設機器の故障は大変煩わしく、生活に支障をきたす比重が大きくなります。それでも調理器具や暖房器具の故障なら、修理までの間、別の機器で代用できなくもありませんが、給排水と給湯は絶望的な気分にさせられてしまいます。給排水については水道業者さんの努力もあり、連絡したら比較的早く治していただけます。彼らは休日でも待機して備えていますし、ほとんどの部品は持っているので完治できなくても仮設的に機能を復旧してくれます。しかし、給湯の場合はそうはいきません。

 そもそも部品が山のようにあり、それらを修理業者さんがすべて在庫しているわけではありません。一応症状が的確に伝わるようにエラー番号が出るようになっていますが、タンクを開けてみたら、あれもこれも悪いので「部品が入荷次第もう一度参ります」という対応が良くあります。これは当然の対応と考えてもらって結構です。

 給湯設備の修理は給排水のようにはいかない、というのが要点です。

 そこでご提案ですが、設置してから8年くらい経過したら概ね耐用年数の半分くらいになりますので、一度点検・部品交換をしてみたらいかがでしょうか?8年くらい使用したものになると、交換しておくべき部分と、状況を見て交換しておいたほうが良い部品が専門家には一目瞭然のはずです。彼らは知識や経験を持っていますし、メーカーには膨大な記録データが存在します。これを使わない手はありません。言ってみれば車の車検みたいなものですね。

 壊れてもいないのに、無駄なことをしたくないというそこのあなた、こっちのほうが長い目で見れば割安ですよ。メーカーのアフターサービスは部品代、作業費、出張代の3点セットの場合がほとんどです。ですから故障の度にメーカーのアフターサービスを呼べば、その都度出張代がかかります。それに今回は一つの部品を交換した、1年後に別の部品を交換した。半年後にさらに別の部品を…、となっていけば回数分の作業費と出張費が部品代とは別にかかります。比較すればどちらが費用を抑えられるのかはお分かりいただけると思います。

 給湯機器が故障した場合、お風呂に入れないし、シャワーも浴びることが出しません。

 今はまだ暑いくらいなので、水浴びでもなんとかなりますが、冬にそれをするのは修行僧が滝にうたれる苦行のようなもので、お年寄りなどは命がけになってしまいます。ですから、すぐにでも直してほしいのに、年末の30日あたりからは部品の供給が止まり、年が明けて1月の最初の営業日から早くて2~3日後になりますから、少なくとも1週間以上はお風呂が使えなくなります。年末年始でご家族の帰省やお客様をお招きしている場合、あなたは予定を変更しなければならなくなります。

 そんなの嫌ですよね!

 先ほど申し上げましたように、メーカーや修理業者さんは壊れる度に修理するほうが売り上げの面でも望ましいのでしょう。だから、点検・部品交換のサービスをしているところは今のところほとんどないと思いますが、そういう時にこそ、家を建てた工務店ハウスメーカーに問い合わせてみてください。直接メーカーに言うより効果がありますよ。非協力的な対応の場合は、今後の関係を少し考えたほうが良いでしょう。なぜなら、故障したからすぐ直せ!ではなく、故障に備えて部品を変えておきたい、のほうが工務店の担当者としてはプレッシャーを感じることなく、また急にスケジュールを変更することなくお世話できるからです。このメリットに気づかない工務店は?です。

 以前も申し上げましたが、建物は傷みます。不具合が出たり、壊れたりします。全く想定外のことがおきたときは仕方がありませんが、ある程度予想が付くものは事前に準備したり交換したりしたほうが、様々なコストを低く抑えることができます

 

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 私が正月休みに入っていた12月30日にお客さんから「電気温水器が運転しなくなった。すぐ直してほしい」と連絡があり、無理だろうなぁと思いながらメーカーの担当者に電話したところ「会社は休みに入っており物流も動かないので無理です」との返事でした。仕方ないので修理業者さんに電話したところ「在庫の部品ではたぶん直せないのではないか」とのことでしたが、無理を言うのと、それまでの貸しを総動員して頼み込み現地に同行してもらいました。結果、漏電遮断器の故障で、たまたま運よく修理業者さんが部品を持っていたので、何とか直せました。

 お客さんは、最初の電話から修理完了までに4~5時間かかったので、我々に苦情をおっしゃいましたが、我々は休み返上で来ているし、メーカーが動かない以上本来対応できないことだったことを説明しましたが、それでも値引きを要求されましたので、600円くらい(端数です)値引きしたうえで、今後はアフターの対応は一切できない旨お伝えして引き取りました。このお客さんは実際ラッキーだったのですが、わかっていただけなかったのが残念でした。こうしたお客さんの存在がメーカーのアフターサービス有料化の原因なのですが、この傾向は今後ますます強くなっていくように思います。

 さらに修理業者さんへの貸し(この方が過去にしくじった時のフォローなどをしたことで、ラーメンをおごってもらえる予定でした)をチャラにしてしまったので、私にとっては踏んだり蹴ったりでした。

 天下一品のドロドロラーメン食べたかった…。

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