さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

お店をやってる人は大変ですよね。

 みなさん、こんにちは。

 

 久しぶりに散髪をすると気持ちいいですね。

 先週の休みに行こうと思っていたんですが、軽く雪が積もっていたし、寒いので今週の休みに延期したんですよ。

 私がいつも行くのはもちろん昔ながらの散髪屋(理容店、バーバー)で、こじゃれた美容院なんて一度も言ったことが無いんですよ。

 でも、散髪屋さんは減りましたね。

 少し前にラーメン屋さんが減ってるって聞きましたが、昔ながらの散髪屋さんの激減ぶりはもっと激しいような気がします。

 以前は私がいつも行く散髪屋さんの近くにも3軒くらいあったんですが、どこも辞めちゃったみたいなんですよ。

 その代わり、美容院や激安理容店は増えましたけどね。

 需要と供給のバランスなのか、理容店主の高齢化が原因なのかよくわかりませんが、一応今のお店は店主が代替わりして私の高校の後輩がやってるので少し安心なんですよ。

 あ、昔ながらとは言っても代替わりした時に洗髪は仰向けの状態で出来る移動式の洗髪台が装備されてます。

 昔は前面の鏡の下がガパッと開いて洗面台が出現したものですが、時代の流れなんでしょうか?

 初めのうちは慣れなかったんですが今は平気なのでスカルプケアとかいう脂を落とすのも合わせてやってもらってます。

 アレ、頭がスースーして気持ちいいんですよ。

 昨日も洗髪後、頭をスースーさせながら、「コレ移動式なんでしょ、すごいねぇ」なんて言ってたら、後輩店主が「いやぁ、もう機種が変わったみたいで、今度壊れたら床下から全部やり替えないといけないから困ってるんですよ」って言ってました。

 一番上が洗面台みたいになった移動式の装置などは安いものなんだそうで、お金がかかって困るのは給排水の管を接続する床下の設備なんだそうです。

 やり替えるとなると軽く車が買えちゃうくらいお金がかかるんだとか。

 15年くらい前に導入した設備だけど、8年くらい前に生産終了になり、修理用の部品の製造も1年くらい前に終わったんだそうです。

 「もう、いっそのこと壊れたら洗面台のところに移動して髪を洗ったらいいんじゃないの?」って聞いたら、「そんなことしたらお客さんが来なくなっちゃいます」って悲しそうに言ってましたよ。

 そうかなぁ?って思ったんですが、お店をやってる人にはそれなりに強迫観念があるんでしょうね。

 私は津に気にしないんですけどね。

 お店をやってる人は大変ですよね。

 

 さて、能登半島地震では未だに給水が復旧してないところがあるそうです。

 もう、一か月経ちましたが、電気や通信は復旧したけど地中に埋設する水道管はやっぱり厳しいようですね。

 まぁ、田舎はどうしてもそういうことになりますね。

 家は壊れなくても、水がなければどうにもなりませんからね。

 ド田舎であることにかけては能登半島に決して引けをとらない我が町も、一山超えたところに集落が点在しています。

 同じようなことが起きたら、やっぱり同じようなことが想定できます。

 何しろ、それぞれの集落に行くためには海岸沿いの道路か山と山の間を通る道路を使うしかないんですよ。

 もちろんそれぞれ1本ずつって感じなので地震でそれらの道路が破壊されると簡単に陸の孤島と化してしまいます。

 過疎化も進むわけですよね。

 そして、そういうところのほとんどが高齢者が住む古い住宅なので、被害も大きくなりがちなんですよね。

 人が住むところなんだから行政も予算をつぎ込んでインフラ整備をすればいいじゃん!ってなりそうなものですが、やっぱり人が少ない地域にそこまで予算が投入できないみたいです。

 まぁ、それもそうですよね。

 おまけにド田舎なもんだからそもそも予算が少ないんですよ。

 だから、やっぱり人が減っていきますね。

 UターンだIターンだと地方に人を呼び込むために様々な努力をしてきたことが、一回の地震で台無しにされちゃうのは悔しいですが、個人に出来るのは強靭な家を建てることくらいで、道路や電気水道などはどうしようもありませんからね。

 ま、そうは言っても都市部に行きたいなんて思わないんですが・・・。

 何より必要なのは、そういうものだっていう認識と覚悟だと思ってますから。

 

 

 

 

 

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