さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

裁判資料を捨てちゃった件から・・・。

 みなさん、こんにちは。

 

 NHKBS放送で裁判所が少年事件の裁判資料を捨てちゃった件を扱った番組をやってました。

 まぁ、そのことについては、いかにもお役所的というか、それぞれの事件を後になって検証しようなんてことよりも、倉庫が飼料で埋まっちゃうことや最高裁から裁判資料の整理を言われたからってことの方に重きを置いていたみたいで、ホントにお粗末な話だと思ったんですよ。

 でも、それ以上に番組で事件を振り返ることができないと言っていた弁護士のコメントにちょとひっかかりました。

 この弁護士は神戸連続児童殺傷事件(酒鬼薔薇聖斗と犯人が名乗った事件)で被告の弁護にあたった人ですが、「今までは少年(被告)の更生ばかり考えて来たけど、被害者やその遺族にも考えが及ぶようになった」って・・・、遅せぇよ!

 そういえば社民党党首で弁護士の福島氏もかつて(2017年2月16日)「だって、死んでしまった人の人権なんて考えても仕方がないですし、前途ある中学生3人の人権を第一に考えていく必要があると思うんです、これからまだまだ社会に貢献してもらう義務があると思うんです」ってコメントを出してますね。

 コレは被害者の実名報道を是とし、加害者の実名報道を非としたことについてのコメントですが、法曹界の人ってこういう考えの人が多いんでしょうか?

 確かに弁護士は依頼人の利益を第一に考えなきゃいけないのかもしれないし、福島氏の発言も法律的には間違ってないっていう人もいるようですが、こんなことでは犯罪はなくならないと思うんですよ。

 そもそも法律はどっかの宗教みたいに点から舞い降りてきたものではなく人が作るものでしょ。

 それはこういう時はこうしなさい!とかコレはしてはいけません!とかやっちゃったらこういう罰が与えられます!っていうだけじゃなくって、そこ(国とか地域とか)に住む人たちが生きていくための指針というか道しるべみたいなもののはずだと思ってるんですよ。

 だから、今の法律が最も大事にしてる個人の生命財産を犯す者は絶対に許さないわけですし、どのような人でも安心して暮らせる世の中をつくるためのモノのはずです。

 にもかかわらず、それを扱う人たちがなんか、こう、唯物的にというか、刹那的にというか、目先の生きてる人しか見ずに被害に遭い亡くなった人を軽視してるかのような考えを持ってるとしたら、がっかりしちゃいますね。

 出勤前で時間がなくなったので今日はコレでおしまいにしますが、なんかすごい違和感を感じています。

 そういえば弁護士出身の政治家って、多いんですよね・・・あああ。

 

 

 

 

 

 

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