みなさん、こんにちは。
今日はないもしない日。
でも思ってた以上に疲れがたまってたみたいなので、車のテールランプを直した以外はぼんやりネットを見て過ごしてました。
で、今日はなんとなく心にひっかかるニュースがいくつかあったので、それを少しお話しますね。
一つ目は東日本大震災から13年間、家賃を払わず東京のタワマンに住み続ける自主避難者に対して、立ち退きの強制執行が行われたんだそうです。
このタワマンって東雲住宅（しののめじゅうたく）っていう公務員宿舎なんだそうですが、名前からは想像もできないような地上36階建ての超高層ビルなんですよ。
で、完成し入居開始直前に東日本大震災が発生したため、東京都が財務省から無償使用許可を取り2015年までの期限で避難者を受け入れたそうです。
その後、期限を2017年まで延長し、さらに家賃を納めることを条件に2019年3月まで延長されました。
ところが退去期限を過ぎても60戸が居残り、福島県議会では家賃を払っていない自主避難者を訴えちゃおうか！って話し合われたようです。
そして、2020年3月（それでも1年待ったんですね）福島地裁に訴えたそうで、2023年1月になお居続ける1世帯に退去を命じるとともに2世帯に損害賠償（家賃かな？）を命じたそうです。
そして、4月8日明け渡しの強制執行が行われました。
で、原発避難者住まいの追い出し許さない会（？）の代表の方が、「とてもひどいやり方だと思います。やはり避難者の人権を全然尊重しないというのがよく分かりました」とコメントなさったそうです。
あのう、避難された方々にキツイことを言いたくないんですけど、だからといっていつまでも無償で住み続けるっていうのはおかしいと思うんですよ。
また、追い出し許さない会なんかやってる暇があったら、避難先から速やかに定住先を世話してあげた方がいいと思うんですよ。
避難者の状況は人それぞれなので、一概にどうこう言うことはできませんが、このタワマンが避難者を受け入れたのはあくまでその後の身の振り方を決めるまでのはずだったんじゃないんでしょうか。
だから期限が設けられてたんだと思うんですよ。
それがどうして、ず～っと居続けていいってことになるのか？よくわかりません。
被害者だからってこと？
それと、許さない会の代表が人権って言葉を使ったでしょ。
私には随分都合よく使うモノだね！って思えるんですよ。
人権は誰にでもあって、次にその宿舎に入居予定の人にもあるはずです。
何となく、避難者っていう格好の被害者を抱え込んでおいて、原発論争の切り札にでもしようとしてるような気がしてなりません。
重ねて言いますが、避難してる人を助けたいのなら、期限が決まってるような施設に居させるべきではないですからね。
二つ目のニュースですが、米ミシガン州の高校で15歳の少年が銃を乱射し4名が亡くなった事件の裁判が行われたそうですが、被告はなんと加害者の両親でした。
拳銃の管理に問題があったことや精神的に不安定だった息子に適切な対応をしなかったからなんですって。
で、判決は禁固10～15年だそうです。
ちなみに加害者の少年は終身刑がすでに言い渡されてるんだとか。
それにしてもこれは・・・。
私が真っ先に思ったのは、このニュースが日本で広まると（アメリカでは注目されてたそうです）、少子化がますます進んじゃいそうだなぁってこと。
コメ欄にはあまり少子化のことに触れてる人はいなくって、どっちかというと犯罪を犯した少年の両親が裁かれることに対して肯定的に見てる人が多いようでした。
コレが少年ではなく成人ならそうはならなかったはずです。
で、この両親は学校に拳銃を持って行ってぶっ放してこい！なんて言ったわけではないと思うんですよ。つまり殺人教唆をしたわけではないんですね。
犯行に使われた銃は両親が買い与えたものだったことや、息子が書いた絵について学校が不審に思い話し合いの場を設けたけど途中で仕事を理由に帰っちゃった上に、息子を連れ帰ることもせず、結果事件が起きちゃったことが重く見られたみたいですが、コレはちょと・・・。
あ、私はこの両親が可哀そうだって言ってるんじゃないんですよ。
そうじゃなくって、こんな親って、世の中にいっぱいいるでしょ。
それも、アメリカだけじゃなく日本にも・・・。
違うのは銃が簡単に手に入るかどうかってことくらいで、非常識だったり、暴力至上主義みたいな親ってたくさんいますよ。
私が恐れているのはこういう判例が日本でも検討されちゃうと、別に非常識でも何でもなく、子育てに真面目に取り組みそうな人たちも子を持つことに大きなリスクを感じちゃって、結果子供はいらない！ってなってしまわないかってこと。
あのう、非常識で暴力至上主義みたいな親はリスクなんか感じませんよ。
で、この両親を有罪とした裁判について考えるとき、両親に責任があるのかないのかって話ならあると思ってます。
ただ、それが刑罰を与えるべきものかどうかっていうことは、ちょとわからないっていうか、それぞれの国のその時の状況によると思うんですね。
例えば、日本では一昔前だと犯罪者を出した家って近所はもちろん友人知人もある程度離れて行っちゃうじゃないですか。
要するに社会的制裁ってヤツですね。
コレの是非については置くとして、今の日本は徐々にではあってもこういう風土が薄れつつありますよね。
そうなってくると、処罰感情の行き着く先は法律による制裁になってきますね。
以前もお話した道徳や習慣が廃れちゃうと、社会を維持するのは法に頼らざるを得なくなるって・・・。
アメリカは移民によってできた新しい国で、南部や内陸のほうには保守的な人がいるようですが基本的に個人主義の国でしょ。
だから訴訟がすごい数で起こされますよね。
日本は移民によってできた国ではないけど、最近価値観を変えちゃおうとする（おかしな）人々の努力によって徐々にそうなりつつあるような気がします。
ということはそう遠くない将来、未成年の子が犯罪を犯した場合親にも法的な責任、それは民法による賠償ではなく刑法による処罰を受けるって形で負わされちゃうかもしれません。
かくして日本人は減り、移民とその子孫が増え、スウェーデンのような移民大国になっていくのでしょう。
そのスウェーデンが今どうなってるかをみると、悪い予感しかしないんですよ。
コメントやブックマーク、ブックマークコメントを頂き、ありがとうございます。
とっても嬉しいです！
今後とも、よろしくお願いいたします。
