さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

少子化は異次元(?)の対策をしても止められないような気がします。

 みなさん、こんにちは。

 

 先日、産まれたときから心臓に疾患を抱えた子が治療費を募り目標額に達したとしてアメリカに飛び立ちましたね。

 治療がうまくいき、無事に帰国されることを願っています。

 その一方で、小っちゃい子のためのホスピスの話題をTVが取り上げていました。

 ホスピスですから終末医療になるわけで、そう遠くない未来にその子の命は失われてしまいます。

 楽しそうに遊んでる子の顔を見ると切なくなっちゃいますね。

 親御さんも気丈に笑顔で振舞ってますが、なんだか痛々しくって・・・。

 病気はホントに仕方がないことなんでしょうけど、とりわけ小っちゃい子のケースはどうにかならないのかな?!って思っちゃいますね。

 そういう番組をみながら異次元の少子化対策って何だろうって思うんですよ。

 政府の対策って日本が少子化の方向に向かったのは経済的に苦しいからだっていうのが根本にあるようです。

 確かにそれはあるのかもしれません。

 冒頭の話のように難病に罹ったりすれば、多額の治療費が必要になりますし、ずっと付き添っていなければならないことも多くて仕事にも行けなくなっちゃいます。

 母子家庭や父子家庭の場合だとより大きな問題になりますね。

 でも、それなら病院も教育も無償化すれば子供が増えるのかって言えば、私はそうはならないと思うんですよ。

 子育てにかかる費用が家計を圧迫しなくなったからといって、その分子供をたくさん産み育ててくれるとは限らないって思うんですね。

 だって、子育てっていうのはお金がかかる以外にも、大変なことがたくさんありますよね。

 そして、世の中は刺激的な娯楽がたくさんあります。

 昔は都市部と田舎で結構差があって、便利で刺激的な都会では少子化が先行して進み、それに比べれば娯楽が少ない田舎では子作りが盛んだったりしたでしょ。

 でも、収入面で見れば、今もそうですが圧倒的に都市部の方が多かったはずです。

 どの国でも生活が豊かになるというより、アレコレと興味をそそるものが身の回りにあふれてしまうと、結婚して子供を産み育てるっていうことの優先順位が下がっちゃうような気がします。

 苦労も多いし、いざという時に助けてくれる人も、核家族化や人間関係の希薄さからあまりいないし。

 もちろん、子供を育てなければ得られない感動や充実感や満足感、幸福感ってあると思うんですが、今風のコスパなんていう言葉で測ればそれをあえて選ばない人が増えるんじゃないかと思うんですね。

 昔は、結婚して子供を成してっていうことを、頭ごなしに「そういうものだ!」っていう言葉で片づけることができたじゃないですか。

 でも今は独身でも、結婚しても子供は作らないっていう夫婦も以前ほど変な目で見られなくなってきてますからね。

 加えて、ひろゆきって人でしたっけ、子供一人当たり1000万円配ればいいんじゃないの?って言ってた人って。

 これって今の世相を風刺したものっていうのならよくわかるんですよ。

 それだけ見返りがないと釣り合わないってことなんでしょうね。

 損得で考えれば、どうしてもそうなっちゃいます。

 私、少子化問題って、実際に子育てしてる人からしたら、いくら政府がお金をいっぱいバラまくよ~!って言っても、根本的なところで支えられてるとは感じていないと思うんですよね。

 さらに、政府もそんなことで解決するとは思っていないから、移民政策を並行して行ってるんでしょう。

 私、もう、そういう適当な政策やらなんやらに期待しないで、その苦労も経済的負担も知った上で、それでも子供が欲しいっていう夫婦が子共を産み育てていかれたらいいと思ってます。

 繰り返しますが、少子化って経済的な負担を軽減すれば解決する問題だなんて思ってないし、ましてやそれが選挙前になると盛んに議論されてる時点でバカにした話だって思ってるんですよ。

 

 

 

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