みなさん、こんにちは。
中国の共産党大会が閉幕し新体制がスタートしましたね。
他所の国のことなので、あれこれ言っても仕方がないんですが、なんかちょとヤバい感じがしますよね。
今回、習近平総書記(国家主席)の三期目続投が決まったのと裏腹に李克強首相は常務委員から外れちゃいました。
首相は二期までなので、他のポストで残るかもって言われてましたがダメだったみたいですね。
この李克強は習近平主席と仲が悪かったそうですから、習近平一強化が進む中ではじかれちゃったように見えますね。
TVでは前主席の胡錦涛も退席しちゃったようですし・・・。
胡錦涛は李克強推しでしたから、妙な憶測が飛び交ってるようですが、すかさずツイッターでは健康問題のため退席したっていう話が湧いたそうで、なんだかなぁって思うんですよ。
政治家の権力闘争っていうのはどの国でもあることなんでしょうけど、ロシアや中国のそれは日本なんかと比べてもとっても危険なんですね。
例えば、やたらとアンチがいた安倍さんが、内閣を自分の意のままに動く人だけで固めたとしても日本では好き勝手なことはできなかったと思うんですが、一党独体制の国でこれをやると、良くも悪くも歯止めがききません。
現にロシアのプーは暴発しちゃいましたからね。
おさるのおつむで組織論を語ってもって気もしますが、組織ってある程度緊張状態にあった方が結果はいいような気がします。
それは政府であれ会社であれ同じことで、トップが何も気にすることなく好きなように事を進めるようになり、誰もそれに意見できなくなっちゃうと万一誤った方向に進んでしまった場合、どうにもなりませんからね。
ただ、今回の共産党大会を見て思ってるのはそれとはちょと違って、習近平って今までは政権内に自分に対立する人を内包していたので、国民の中にいたであろう自分に反抗的な意見を持つ人々もおとなしくしていたと思うんですね。
ところが今回の人事でそういう人をほぼ排除しちゃいましたから、例えば李克強に期待していた人たちっていうのは様子見していてもどうにもならないって思うでしょ。
同じ共産党員であっても、党の最高指導部は習近平一色になりましたから、そこに属していない者は当分の間冷や飯を食うことになりますからね。
それに、この中国共産党って党員が1億人くらいいますよね。
これらが分裂したら・・・。
私、改めて思うんですが、ロシアのプーも別にウクライナが憎いとか、かの地がどうしても欲しいから事を起こしたというよりも、自身の権力基盤強化のため国内向けのアピールの一環として戦争をおっぱじめたんじゃないでしょうか?
そして、中国のプーもそのような行動に出ないとも限らないですよね。
とりあえず党内の政敵を排除し終えた以上、次は国内向けに自分への指示をより高めようとするに決まってます。
まごまごしていたら、野に下った反抗勢力が力を蓄えちゃいますからね。
アメリカでも中国の台湾進攻は早まるのではないかとの声が上がってますね。
まったく、そんなことで攻め込まれる国にしてみたらたまったもんじゃないんですが、国際世論は必ずしも団結して軍事侵攻を否定しきれていませんからね。
独裁が強化され、もはや個人崇拝を強要するようになった習近平率いる中国に対して、未だに一儲けを企んでいる人がいるとしたら、その人もまたちょとヤバいんじゃないの?って思うんですよ。
とりあえずこれからの5年間は日本にとってもすごく危険な時期になりますね。
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