さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

700 記念に謙ちゃんのお話。

 みなさん、こんにちは。

 

 おかげさまで700回目!わ~い!わ~い!・・・、なんか中途半端ですね。

 ま、まぁ、いいんですけどね。

 というわけで(?)今日は好きな戦国武将のお話~!

 ・・・、前もやりましたっけ?

 まぁ、いいでしょう。

 センゴク権兵衛も終わっちゃったことだし・・・。

 私は歴史好きなので、チョコチョコいろんな武将を調べたりしてきたんですね。

 で、こういう時はマニアックで、あまり知られていないような人を取り上げたいんですが、やはり自分を偽ることができません!(アホ)

 で、誰が好きなのかというと、ず~っと前から上杉謙信なんですよね~♪

 私としては上杉家を相続する前の長尾景虎っていう名の方がしっくりくるんですけどね。

 で、この上杉の謙ちゃんですが、19歳で家督を相続しちゃいます。

 お父さん亡き後、お兄さんが当主だったんですが、どうも凡庸なうえに病弱で、越後の国人衆の推しもあり、一応平和的に相続します。

 19歳・・・。

 まあ、当時の19歳って言ったら、もう大人ですからね。

 ただ、この時、気を付けないといけないのが越後の国の主(守護大名)は上杉氏です。

 長尾家は守護代っていって、守護大名不在の時に代わりに領国を治める役目でした。

 言ってみれば守護大名の家臣団のトップって感じ。ですから、他の国人や豪族は守護代の家臣ではないんですね。

 戦国時代って血筋とか家柄っていう既成の価値観が崩れて、実力重視、強いものが正義みたいな、歴史の過渡期にあったわけですが、それでも依然として権威っていうものの効果はあったわけで、謙ちゃんが上杉家に生まれていたら、国内をまとめるのがもう少し楽だったんだろうなぁって思います。

 だって、他の国人衆にしてみれば、あいつだって俺らと大して違わねぇじゃん!って思っちゃいますからね。だから病弱なお兄さんではダメだったんですね。

 謙ちゃんの戦の強さについては、私ごときが語るまでもありませんよね。

 直感やひらめきによる果敢な兵の運用や車懸りの陣(ほんとにやったのかわかんないけど)に見られるような激烈な攻撃力でほとんど負けていません。

 軍神って言われるくらいですから。

 でも、先ほどの家督相続のところでも申し上げたように、守護代家の当主でしかない謙ちゃんにとっては勝ち続けることでようやく権威を保つことができたんだと思います。越後の国の豪族たちっていうのは、それぞれが結構な軍事力を持っており、独立心が強かったからなおさらです。

 事実、こんなに強い謙ちゃんに対してですら謀反を企てる武将がたくさん出てきます。

 ですから、とりあえず謙ちゃんについて行ったら、負けないよね~!って思わせる必要があったんでしょうね。

 私が謙ちゃ・・・、上杉謙信に魅力を感じるのはこれほどの軍事面での才能を持ちながら、自身の理想というか願いの実現にそれが直結していなかったことに常に悩み続けていたんじゃないかと思うからなんですね。

 なんかよくわかりませんね。

 この謙ちゃんって、復古主義者とか権威主義者ってよく言われますが、要するに幕府の権威を再興し、幕府中心の秩序を取り戻しちゃうぞ~!っていうことなんでしょう。

 はっきり言って無茶ですね。

 そもそも、この謙ちゃんですら、ちょこっと下剋上やっちゃってますし・・・。

 だって、家来筋なのに越後の守護の代行を認めてもらったり、その上の関東管領だった上杉家を相続したりしてるでしょ。

 それに、強ければそれが正義!なんて言うのは、古い秩序を重んじるものからしたら到底認められないことですが、思いっきりそれをやっちゃってますし・・・。

 このなんというか、心の中で消化しきれないものがあったから、全部うっちゃって出家しようとしたり、酒浸りになったり、毘沙門堂におこもりしたりしてたんでしょう。

 表向き、軍神の謙信です。関東管領の謙信です。頼まれたら断らない謙信です。って言いながら、実は思春期の若者のように常に悶々としていたとしたら、そのギャップに惹かれないわけがありませんよね。ねっ!ねっ!

 歴史の中にはこういう人がたくさんいます。

 だから面白いんですよね。

 いつも元気で明るくて神がかり的な戦の強さを持った武将がいたとしても、フ~ンで終わっちゃいそうです。

 逆に怖いですしね。

 

 

 おかげさまで700回を迎えられました。

 年内に800回はいけそうなので、気を引き締めて(?)頑張ります。 

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