みなさん、こんにちは。
今週は中共の話を書いていこうと思っていましたが、愛知の中三刺殺事件のニュースをみて、なんかそれどころではなくなってしまいました。
あ、いや、びっくりしちゃったので。
私の率直な感想としては、ああ、やっぱりおきちゃったか・・・、でした。
もっとも、そう思ったのは、加害者のいじめを受けていたような供述を聞いてからなんですけどね。それまでは、何となくいじめが原因ではないかと予想はしていても、ひょっとして喧嘩がエスカレートして、そうなっちゃったのでは?とも思いましたからね。
それに、まだ、それが本当の理由かどうかはっきり決まったわけではありませんので、ここでは一応、加害者の動機としていじめがあったと仮定して話を進めますね。
と言いますのも、周りの子供達かいじめがあったと思っているのかもわかりませんし、被害者の子もいじめをしていた認識があったのかわかりませんからね。
これがいじめって言われる行為のわかりにくいところなんですね。
いじめる側といじめられる側の温度差が大きすぎるんですよね。
からかっただけでもいじめと言われたり、暴力やSNSでの誹謗中傷があっても、まぁ、スキンシップだよね!などとされた側が思ってたら、いじめとは言いにくいですからね。そして、登場人物は未成熟な子供でもあるわけですから、なおさらです。
ですから、なかなか未然に防ぐことができないんですよね。
で、私ちょっと思うんですよ。
この加害者の子が、いじめられた、嫌がらせを受けた等々思いつめて、相手の子に激しい憎悪の念を持った。ここまではわかります。で、それを解決するのに、いきなり包丁で刺すっていう決断をしたんですね。この点を、短絡的とか言う向きもありますが、まぁ、そうですねぇ、この子は他に思いつかなかったんでしょうか?例えば、親や先生を頼るとか・・・。
いじめの場合、親の立ち位置というか、子供にとって親っていうのは微妙なもので、いざとなったら頼るべき存在であるのと同時に、心配をかけたくないとか、知られたくない存在でもありますからね。
となると、やっぱり先生?
先生なら、学校にいるわけですから、ある程度話をしたら、事情を理解してくれて、問題解決に動いてくれたかもしれません(ホントは???ですが)。
しかし、この子は先生をあてにしなかったようです。
どうしてなのかはわかりません。この学校の内情なんか知りませんから。
ただ、何となく思うのは、こういう時って、普段融通が利かなくって、ちょっとしたことでも叱りつけるような先生の方が頼りになるような気がするんですよ。
でも、最近の風潮として、そういう先生ってなんかマイナスのイメージが強いですよね。
服装の乱れや言葉の使い方が悪い等、子供からしたら、それぐらいいいじゃん!っていうこともガンガン叱りつけてくるような先生。逆ギレする子にはさらに強い威圧を加えて頭ごなしに子供を屈服させるような先生。
いませんよね。
子供に寄り添って・・・、とか、子供の話をよく聞いて・・・、とか、子供の目線で・・・、とかいろいろ良さそうなことを専門家(と称する人)は言いますが、これっていざという時には全く頼りになりません。
ある意味、先生のアリバイ作りの方法なんじゃないの?って思ったりもします。
むしろ、わずかなこと(子供にとってはですよ)でも厳しい姿勢で対処するので、全生徒の憎悪の的というか敵のような、そういう先生こそいざという時に頼れる存在だと思うんですよ。
敵の敵は味方とも言いますし、そんなやっかいな先生がいると、おいそれといじめなんかに興じることはできませんからね。
もちろん、この先生が「いじめなんかしやがったら、許さんからな!」くらいのことは常にいい続けてくれないといけません。いざという時の駆け込み寺がわからないようでは同じことになっちゃいます。
いじめは良くないことなんていうことは、子供達だってわかってますよ。
でも、最近やたらと子供たちに対する拘束が緩くなりがちな中、それだけをピンポイントで防止することは極めて難しいような気がします。
やはりここは、圧倒的に怖い先生の復権を!って思うんですよ。