さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

488 おサルのザックリ系のお話(昨日のつづき)

 みなさん、こんにちは。

 

 昨日、集散を繰り返す日本の政党について、ザックリというか、私がぼんやり思ってることを書きましたが、その続きを書いてみますね。

 我が国では自民党が一時期を除いて、ず~っと政権を維持しています。

 高度経済成長期には、働けば働くほど豊かさを実感できたわけですから、当時の人々は政治に無関心というよりも、現状の歩みで良しとしていたんだと思います。それだけ戦中や終戦直後の生活が苦しかったということだと思うんですよ。

 そして戦後20年30年と時間の経過に比例して、物質的に豊かになるんだから、そりゃあ、その当時を生きてきた人にとっては夢を見ているような気分だったことでしょう。結局、そうした豊かさが増していく生活を享受していた以上、社会党共産党にあえて政権を委ねる必要はなかったんでしょうね。

 ですから、自民党の政権独占って言うのは、人々の生活の向上と引き換えに容認されてきたって言えると思うんです。せっかくつかんだ豊かさを捨ててまで左派政権を望む人は凄く少なかったんだと思いますよ。

 で、この間、自民党は国民の生活向上のために党を挙げて邁進していたのかというと・・・、権力闘争に明け暮れてたような気がします。

 その代わり、企業が頑張っちゃいましたから、一般庶民にとってはどうでもよかったんだと思いますよ。

 今考えれば、極めて無責任な姿勢に思えますが、それだけ苦しい生活を経験していたっていうことで、二度とあんな生活の戻りたくない!って言う気持ちが強かったことのあらわれのような気がします。

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 あ、本題からそれてますね。

 党を割ったり、分解して新しい政党を作る、あるいは党名を変えるっていうのは、日本では頻繁に行われてきましたね。

 自民、公明、共産以外の政党は皆そうです。あ、そう言えば自民党も、党を出ていった人たちが新しい政党を作ったりしてましたね。

 こうした動きは言うまでもなく選挙の為だと思っています。

 中の人たちはそれまでと同じ現職の国会議員なんですが、党が新しくなると、何か今までと違うことをしてくれるんじゃないかと期待しちゃいますからね。

 そして、選挙で議席を増やすことができれば、今度は手のひらを返したように経済界や支持団体や外国政府の支援に応えようとします。この傾向は別に与野党の区別などないように思います。

 まぁ、きれいごとばかりではやっていけないよ!って仰る方もあるのかもしれませんが、それはいいわけにすぎません。

 結局、日本の政治が選挙の時だけは受けの良さそうなことを言うくせに選挙が終わったら、政治家も国民も忘れてしまったようになるってよく言われるのはこうした動きにあると思うんですよ。

 もちろんすべての政治家がそうだとは言いませんが、日本では基本的に党って言うのはそれほど政治家にとっても国民にとっても重要ではないんでしょう。

 これまで書いたように、政治家にとって政党なんていうものは単なる窓口に過ぎないんだと思うんですよ。

 それに、国民にしても、わざわざ聞かれてもいないのにどこの政党を支持してます!なんてことを声高に言う人って少ないじゃないですか。これって、日本人の国民性みたいなものなんじゃないかと思うんです。

 本当に支持政党なんかない人もいるでしょうし、あえてそれを公表して、対立関係にあるところに飛び込みたくなんかないよう!って思う人もいるでしょう。ひょっとしたら、そんなことを言っちゃったせいで友人知人が減っちゃった!って言う人も出てくるかもしれません。

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 私は別のそれが悪いことだは思っていませんが、だとすれば、今後も政党はご都合主義上等でコロコロ集散を繰り返すことになると思うんですよ。

 それが日本の政党政治の特徴だと思っています。

 そこで、一つ疑問があるんですが、日本も2大政党制に移行しなきゃダメだってことで導入されたはずの小選挙区制。

 あれって、何なんでしょうね。

 例えば自民党と立民党がアメリカのように政権を争っていたとして、選挙で負けちゃった方がバラバラに解散しちゃうような国でそんな体制が作れると思います?

 まぁ、比例復活制度を見ても、決して本来の目的に沿ったものではないんでしょうが、そのうち、野党の方から「選挙制度変えませんか?」なんて言い出すかもしれませんね。

 こんな人たちが、消費税を上げたのかと思うと、なんだかムカムカしてきますが、選挙で国会議員にしちゃったのは我々ですから仕方がありません。

 こうした体制が改まる時が来るとしたら・・・、嫌なことですが戦争級の国難が押し寄せてきた時くらいかなぁ?って思っちゃいますね。

 情けないことですが・・・。

 ちなみに、立民党の枝野さんが辞めた後の代表選に小川さんって言う方が名乗りを上げてるようです。

 この方、選挙前には同じ選挙区で立候補を表明した維新の候補者本人やその実家に押しかけて立候補を取りやめるよう言い募った変わり者ですが、なんでもご自身は「世界市民」であるとおっしゃってるようです。

 ・・・、ついに日本の政党の党首に「世界市民」の方が就任される可能性が出てきました!スケールの大きな話です。

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 ところで、「世界市民」なんですか?