みなさん、こんにちは。
昨日は選挙って大事ですよ~!なんて柄にもなく真面目なお話をしちゃって、自分でちょっと違和感を感じてしまいました。
ですから、またひねくれたことを書いてみますね。
あのう、選挙の演説で、候補者から「~しようじゃありませんか!みなさん!!」っていうフレーズが聞こえてきますよね。
あれ、なんでしょうね?
あれを聞く度に、「まずお前がやれよ!」って思うんですよ。
・・・、だって、あれって「一緒に~しましょう!」っていう意味でしょ。
するのはあなた(候補者)!
我々(国民)はそれをやる人を選ぶんです!
ですから、「私は~をします。約束します。だから私に票を入れてください!」でいいんです。この方がよっぽど正直ってもんです。
この扇動するような煽りのセリフって演説の教科書に書いてあるんでしょうか?
たしかに、一緒に今の政権を倒そうじゃありませんか!って言われると、ああ、与党に票を入れなきゃいいのね!って思いそうなんですが、別に政権を倒すのが選挙の目的じゃないでしょ。言い方を替えれば、今の政権を倒すっていうことじゃなくって、それに代わる新しい政権を作るっていうことでしょ。
たぶん、民主党が政権を獲った時はこれに騙されたんだと思うんですよ。
だって、あの当時、民主党に一票入れた人って、あんな政府になることを期待していたわけではないでしょ。
一緒にしましょうって言っておきながら、選挙後に実際何をどうするのかはこっちで決めるから!って腹の中で思ってるからこうなるんです。
・・・、ひょっとして何も考えていなかったのかも・・・。
それに、この一緒にやりましょうって言っておきながら議席が増えなかった場合は、「みんなが議席を増やしてくれないから、我々(あ、当選した人です)も何もしないよ!」って言いそうだと思いませんか。
いつの間にか、それを聞いた人も共犯にしてる様で、気持ち悪いんですよね。
それでも候補者の方々は聴衆が盛り上がると思って、一生懸命に訴えてるんだと思いますが、どうなんでしょうね。
私は、こういう無責任で安っぽい煽りって、今では通用しなくなってると思うんです。
昔、それで聴衆が盛り上がったのは、みんな同じように貧しかったり、政治家(代議士って言ってましたよね)が自分たちとは住む世界がちょっと違う人みたいに思われていた頃だと思うんですよ。
現在のように、むしろ問題行動をする人間の代名詞のようになり下がっちゃうと、むしろ滑稽にみえちゃいます。
こういう煽りを未だにやってる人って、政党の幹部やベテラン政治家に多いような気がするのは、昔の名残にすがってるからですかねぇ。
政治家としてはまだ経験が少ない人ほど、むしろ実直な物言いをするような気がします。それがいいのか悪いのかは別として・・・。
何となく対処療法的な政策ばかりで、はっきりとした争点がない選挙でしたが、明日の投票の結果はどうなるんでしょうね。
私はなんとなく「ほどほど」な結果になるような気がします。
でも、一つだけ気になってるのは大物政治家(って思ってる人)が思わぬ落選に見舞われそうなことですね。
誰とは言いませんけどね。
ああ、やっぱりこんなことを書いてると、スッキリしますね!