みなさん、こんにちは。
アメリカの大学でサッカーをしていた学生が、膝つきパフォーマンスを拒否した結果、退部に追いやられたそうです。この学生は女性で、女子サッカーの試合中にコーチから要求されていた膝つきパフォーマンスを拒否し、立っていたそうなんですが、この試合のハーフタイムにコーチから叱責され、チームの中心選手でありながら、その後試合への出場が減り、ついには退部に至ったそうです。現在このコーチを相手に訴えを起こしているとのこと。
この膝つきパフォーマンスっていうのは、NFL（あ、プロのアメリカンフットボールリーグのこと）のSF49ersのQBコリン・キャパニックが始めた運動で、人種差別に対する抗議、国家や国旗に対する不敬（不服従？）、国家を分断する態度（たぶんトランプさん）に対する抗議の意味があったとされています。国家や国旗に対する不敬（不服従？）の意味はないという向きもありますが、国歌演奏の時にやりますからね。そう思わない方がどうかしています。
同じNFLのNOセインツの元QBドリュー・ブリーズが現役最後の年である昨年6月に、この膝つきパフォーマンスを否定するコメントを出したんですが、この時のバッシングはすごかったですね。彼は人種差別には反対しながら、国歌演奏の際膝つきパフォーマンスをするのは国家に対する侮辱であると言ってました。しかし、膝つきパフォーマンス推進派の方々はおさまりませんでした。NFLの有名選手や、NBAのレブロン・ジェームスなども口々に国旗や国歌は関係ないと言いながら、ブリーズを批判してましたね。でもね、それなら、どうして国歌演奏の時に合わせて膝つきパフォーマンスをやるんでしょうか？
冒頭の大学女子サッカーの彼女も、黒人の命は大切だと思っているが、BLMは支持できないと言っています。
つまり、この膝つきパフォーマンス推進派の方々は本来の目的が人種差別反対であるなら、十分な成果を得られているにもかかわらず、さらに同じ格好をするように求めているんですね。いわば、同意するなら態度で示せ！と言ってるようなものです。
いま、特にアメリカのスポーツ界を覆っている空気はそんな感じになっていますね。
これは、彼らが常に誇らしげに言っていた自由の姿なんでしょうか？
違うでしょ！
これはどう考えても全体主義のそれですよ！
かつてのナチスやイタリア、そして日本もそうでしたね。ナチスやイタリアは手（右手？）を高く上げることで政府への支持と忠誠を表してきましたし、日本も天皇陛下の御為にと言われると逆らえなかったと思います（なんか他とはちょっと違うけど）。ソ連は共産党に忠誠を示さなければなりませんでしたし、現在の中国なんて、香港のことでも明らかなように露骨に中共への忠誠を求めています。
今のアメリカの雰囲気って、まさにそのような雰囲気ですよね。
そして、そこには必ずプロパガンダに精を出す悪意のメディアが存在します。
ねっ、そっくりでしょ。
とにかく今は、ジェンダー、人種差別、環境を取り上げる人々が自分たちの言ってることは常に正しいって感じで、同意を強く求めていますし、それは彼らが望んだ形での同意をっていうところに胡散臭さを感じてしまいます。自由だの選択だのと言いながら、結局は～でなければならない！というような主張をしていますからね。この様な方々から同意を求められたら、絶対に同意したりしません！だって、嫌なんですもの！強制されるのは！ってなっちゃいます。最近は多くの方がそうなんじゃないのかなって思ってますよ。これだけ偏向報道が繰り返されていても、なかなか彼らの思うように進んでいませんからね。
繰り返し冒頭の女子サッカー選手持ち出しますが、彼女と同様なんですよね。その理念などには賛同するけど、自分には自分の考えがある以上、すべて言いなりになる気もないし、みんなと同じようにするつもりもないってヤツです。
それでいいと思っています。
そして、本当のリベラルって、そういう人の中から出てくるような気がします。アメリカでも日本でも、リベラルっぽい人って、全体主義者と表裏一体のような気がします。
さて、話は少し変わって、ちょっと前にこども庁のことをツイートしたんですね。
なんか、選挙での票稼ぎの方策のような気がしたもんですから。そしたら、民法（親子法制）等の改正についてリプライを頂きました。細かく書いてくださいました内容は１．子供を叱ると（叱る権利がないので）虐待になる
２．あなたを気に食わないと思っている隣人が、あなたの知らない間に、児童相談所に通報する
３．あなたは強制的に子供と引き離され、一生会えなくなる
というものでした。これ、どう思う？っていうことなんでしょうね。えっ、子供の叱り方も民法で規定されるの？っていうのにも驚きましたが、その後のリプライでも児相により子供を強制的に取り上げられることについて、問題提起されてましたよ。
ムムム～！難しい問題！っていうより、これまで私はどっちかというと、悪い、狂ったような親から子供を救い出してやらなければならない～！って思ってましたからね。もちろん、民法改正の動きはそうしたろくでもない親を想定しているんでしょうが、あおりを食らってしまう人のことは考えませんでしたね。
で、無責任な風見鶏でヤジロベーザルの私は、別の機会に児相も問題あるんじゃないの？ってツイートをしたんですね。ツイートの根拠にした記事は、「経済的困窮から母子が児相に相談したところ、半年も面会をさせず、悲観した子供が自殺したそうです。母子共に会いたがっていましたが、認められませんでした」っていう内容でした。
そしたら、今度は児相に関係するお仕事に従事されていると思われる方から「虐待でないのであれば面会ぐらい良かったのではないかと思う方はいらっしゃると思います。ただ仕事柄たくさんの方と話しますが中には手当は頂いているのにゲームやら嗜好品、博打が辞められずそっちに使ってしまう方もいて、それを辞めないと子供には会わせない、と心を鬼にしないとダメな方もいます」とリプライを頂きました。
・・・困りましたね。
あのう、この意見をいただいたお二方は共に、誠実で几帳面なコメントをされる方で、その主張に対してなんら疑いも持ちませんし、むしろ敬意を抱いてるくらいです。
で、おサルのおつむの私としては、親にも児相にもいろんな人がいる！っていう結論になっちゃいました！あ～、聞こえてきますね～、ひどい非難の声が。「なんだそりゃ！」「アホか！」「真面目に考えやがれ！」「サルかよ！」…、サルだよ！
あのう、一応申し上げると、前者は親の立場から、後者は施設の方の立場からそれぞれ貴重なご意見をいただいたんですね。みんながこの方々のようであれば、子供はつらい思いをしなくて済むのかもしれません。でも、現実には毎年数十人の子が亡くなり、最近分かったこととして、赤ん坊が特別養子縁組によって、海外に連れ去られたりしてる事例もありますね。つまり、悪いヤツらはやっぱりいるんですよね。だから、そういう輩を排除しないことにはどうにもなりません。結局、個人主義と言いますか、他人に関心を持たなくても生きていけるような生活スタイルは、悪いヤツらを増やす側面もあるってことだと思うんですよ。だから、昔がいいとは言いませんが、もう少し大勢で子供を見ていく必要があると思うんです。絆なんて言う美辞麗句に惑わされずに、今より少しだけそれぞれの領域に重なり合う部分を増やすようにしてはどうでしょうか？
まぁ、おサルですからねぇ。この程度なのです…。
で、この問題を考えるときに、いつも決定的に欠けてることがありますね。当事者である子供の声です。幼くてうまく考えていることを伝えられないのかもしれませんし、その考えの幼さから、大人によって黙殺されてるのかもしれません。大人ってヤツはご都合主義ですからねぇ。でも、ここが一番大事なわけで、そもそも誰のためって考えれば、子供のためってなるでしょ。
こども庁なる組織ができるのなら、できるだけそのあたりも考えて、強力なリーダーシップを持った方が責任者になってほしいものです。
間違っても、おぼろげながら浮かんできたからと言って、2030年までにCO2削減目標を46％なんて言ってるような人でないことを願っております。
