みなさん、こんにちは。
ご飯を食べた後って、何とく気だるいというか、体もちょっとだけだるくなりますよね。これが年々強くなってきてるような気がします。
子供が食べ終わるや否やすぐに飛び回ってるのと対照的に、おじじやおばばは食後はまったりしながらお茶をすすっていたのが今はよく理解できます。
どうしてなんでしょうね?
私が思うに、胃や腸に血が集まってるから何じゃないかと思ってます。
よく、食事中本を読んだりTVを見ちゃダメよ!って言われるのも、血が脳に集まると胃の働きが緩慢になっちゃうからなんだとか聞いたことがありますから。
まぁ、本は読みますけどね・・・。
それにしても人間の体はよくできています。
長く現場で働いている中高年の職人さんのほとんどが昼ご飯を食べた後寝っ転がっています。本当に眠っちゃう人もいますし、体を横にしただけでぼんやり考え事をしてる人もいます。
たぶん、彼らの体はその習慣になれていて、「あと30分もしたら、仕事を始めちゃうから、今のうちに消化しちゃえ~!」って感じで一生懸命胃を動かしてるんでしょうね。
そういえば、暑い暑いと愚痴ばっかり言ってたのが、今室温30度、結構平気です。体って環境に順応するようにできてるんだなぁ!とつくづく実感するんですよ。まぁ、もう夏も終わり、秋がやってきますから、時すでに遅し!なんですけどね。(←嫌な奴)
そうして考えると、我々の体に元々備わっている能力ってすごいですよね~。
そんなすごい体を持っている我々ですが、若いうちはなかなかそのことを自覚できずに無茶をしますよね。いや、それは体力や気力、さらには強い欲求がそうさせるんでしょうし、それが可能だからなんでしょうね。でも、人は年を取ります。そうなってくると以前のように体は動きませんし、無理もききません。だから、動きはゆっくりになりますし、力もでませんね。
でも、この頃はそれだけではないような気がしています。
年を取るっていうことは、自分の体で過ごす時間が長いってことですよね(当たり前)。そのなかで、少しずつ体の機能を理解していくんじゃないかと思うんですよ。それは科学的な根拠ではなく、日々過ごす中で直感的に知りえたことによる理解って感じです。ですから、ほとんどの場合、間の説明が抜けて「こういう時はこうすればいいんじゃ!」みたいなコメントになります。
時に的外れなこともあるかもしれませんが、こうしたことが、中高年のゆっくりなんだけど無駄のない動き!みたいな形で表れているのをよく見ます。70歳を超えた大工さんの仕事を見てると、なんかゆっくりしてるというか、チマチマしてるようで、「そんなペースでやってちゃ、日が暮れちゃうよ~」なんて思ったものですが、結果的には予定通りに終えたりしますからね。
自分の体が本来持っている機能を理解し、無理をせずそれを生かしながら生きる術を身につけること、こういうのを知恵って言うんでしょうね。
私はまだまだそんな年には達していませんが、最近、コロナ禍で、仕事以外はまったりしていることが多く、ちょっとした体の変化を感じる機会が増えましたので、こんなことを思っちゃうんでしょうね。
痛みやだるさ、気持ち悪さ等々体が出すサインを見逃さずに、それに適した行動をするようにできれば、もうちょっと健康的な生き方ができるかも!って思ってます。
だた、前出の大工さんが、3時の休憩以降は一切水分を口にしないのは感心しません。これは、言うまでもなく、風呂上がりの一杯を可能な限り美味しいものにするための準備に他なりません。そりゃあ、美味いんでしょうけど、爺さん、そんなことして無事に家に辿り着けるのかよ!って思っちゃいます。
先ほどの痛みなどのサインは見逃さない方が良いんですが、快楽(美味しいとか気持ちいいとか)については、すこしストイックなほうが良さそうですね。
まぁ、本人はそれが唯一の楽しみって言ってますから、あまり強く言う気はありませんが、熱中症になんかなった日にはビールなんか飲めなくなっちゃうんですけどね。