さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

362 悪いのは道路?いやいや飲酒運転の犯人でしょ。のつづき

 みなさん、こんにちは。

 

 7月に入りましたね。

 いよいよ猛暑に耐えなければならない季節の到来です。みなさんも、熱中症などにならないよう、お気を付けください。いや~、あれは本当にきついですから。

 昨日、千葉県の交通事故についてお話しましたが、その後、菅総理が全国の通学路を総点検するとか言い出したり、地元の市長が数年前から件の道路にガードレール設置の要請があったことで責められたりしていましたね。

 気持ちはよくわかりますよ。

 でも、菅総理のコメントって、事故を防ぐのにどれだけ効果があるのかさっぱりわかりません。要するに、政府はこの事故を重視しています。そのために一生懸命取り組みます!だから選挙の時はよろしく!エヘッ!って感じに聞こえてきます。

 市長さんにいたっては、もうやけっぱちな気分なのかもしれません。

 確かにガードレールがあったほうが、車の運転手、子供、双方がそれを境に気を付けることができますし、乗用車くらいなら、ある程度物理的に歩行者を守ることができるのかもしれません。でも大型トラックやバスなどが暴走してきたら…。

 それに、どこの道路のどの部分に設置するのか、えっ、全部?なんていう話にもなりかねません。どの自治体も慢性的な財政難ですから(それは自治体の責任ですけどね)、なかなか実現するのは難しいでしょう。市長たちが、ここが一番危なそうだから、まずはここに設置!ってしたとしても、別のところで事故が起きちゃうかもしれません。

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 まぁ、何が言いたいのかって言うと、昨日同様、悪いのは飲酒運転をしたこの犯人であって、その他の方面に怒りの矛先を向けるのはいろんな意味で良くないんじゃないですか?って思うんですよ。

 さらに心配なのは、トラックやバスなど大型車両の運転に関わる人たちに、今よりさらに細かい規制がかかることです。いや、規制はいいんですが、あまりにも神経質なのは、働き手がいなくなっちゃうかもしれないでしょ。それが、なんか別の目的に利用されるんじゃないかと思って・・・、例えば技能実習生として外国人が妙に増えたりとか・・・。

 そして、通学路の見直しも、ガードレールの設置も、ドライバーに対する規制も共通しているのは、そういうこと(あ、飲酒運転とか)をする連中は必ずいるので、それに備えるっていう姿勢ですよね。まぁ、不信感から生まれたものでしかありませんが、別の見方をすると、そういうことをする人間をある程度容認しているようにも思えます。

 あ、また厳罰化しろ!って言う気だな、と思ったあなた!・・・、その通りです!

 っていうより、適正な処罰を与えるべきだと思っています。

 酒を飲んだり、薬(違法なのも含みます)を服用したりして、正常な運転ができないことをわかっているにもかかわらず、その状態で実際に車を運転するっていうことは、未必の故意が認められてしかるべきだと思うんですよ。ということは、場合によっては殺人罪・・・とまではいかなくても、今の危険運転致死傷罪より、はるかに重い刑罰が科せられることになると思います。それでいいと思います。

 そもそも、車なんていうものは、使い方を間違えれば、とんでもなく危険なものですからね。簡単に人の命を奪えますから。

 だから、その運転について、運転を行う各人にもっと厳しく責任を求めるべきだと思うんですよ。そこをおざなりにしての議論には、聊か疑問があるんですよね。

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 今や、全国的に「安心・安全」の安売りがされていますが、それを担保するのは、一人一人の自覚であり、ルールを厳守する姿勢だと思っています。危ないですからね。

 結局、起きてしまったことに対する処罰でしか対応できてないじゃないか!とお叱りを受けちゃいそうですが、悪いことを知りながらやってしまう人間を排除していくしかないように思うんです。

 だって、それをしなければ、厳罰を科されることはないわけですからね。

 ちなみに、お年寄りの暴走運転は、少し違ったお話になるとも考えていますよ。