さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

363 まぁ、お医者さんも商売ですからね。

 みなさん、こんにちは。

 

 コロナと少子化の影響を受けて、小児科のクリニックが危機的状況にあるっていうニュースがyahoo(まだみてる…)に出てました。

 ただでさえ昨今の少子化で経営難が続いていたところに、コロナによる受信控えが重なったため患者が激減したんだそうです。

 まぁ、コロナの影響により経営難に陥ったクリニックはなにも小児科に限ったことではないでしょうが、少子化っていう問題は以前からありましたからね。小児科や産科は全体的に見れば、他の科に比べて厳しい状況だったのかもしれませんね。

f:id:sarukichitail:20210702103958p:plain

 また、小児科と産科と言えば、訴訟リスクが高いことで知られており、お医者を目指す人達からも敬遠され気味だって聞いています。

 私が住んでる県には離島がありますが、以前、そこの総合病院では、一時産婦人科がなくなっちゃったこともありましたね。

 訴訟リスクが高く、ただでさえ敬遠されがちなのは、逆の立場で言えば地方に住む人々、とりわけ過疎化が進む地域の人々にとっても深刻な問題です。

 まぁ、お医者さんも商売ですからね。

 とりわけ開業医になると、新築して開業する場合、億単位のお金が必要になっちゃいます。そう考えると、採算の合わないところでわざわざ開業する人はめったにいないのもうなずけます。行政が支援するって言っても、医療費などの負担額はもう既に限界、いや、限界を超えてるんじゃないかと思います。

 子供を育てるのなら、環境の良い田舎の方がいいと思いますが、田舎には仕事は少ないし、あったとしても収入も収入は少ないですからね。ましてやこのように子供をもうけてもそれを診てくれるお医者がいないとなれば、なおさら都市部に若い人は流れてしまいます。なんか矛盾してますよね。

 我が町でもこれを縮小したような事が起きており、街中ではちょっと車を進めると、すぐに内科や皮膚科などのクリニックを見かけます。最近は眼科や歯科も増えたような気がします。ところが、ちょっと郊外へ(はっきり言ってほとんど郊外なんですが…)車を進めると、めったにクリニックを見かけません。

 別に人が住んでいないわけではありませんが、その構成が違うんですね。

 街中は若い世帯が多く、郊外は高齢の世帯が多い。

 これが全国的に起きてるわけですから、過疎化にストップをかけるのは並大抵の努力では難しいことなんでしょう。

 記事の中で、小児科をやめて、高齢者向けの内科に絞って診療をするようなことが書いてあったような気がします。

 もちろん、これは各お医者さんの自由だと思いますよ。現状をお医者さんのせいにすることはできません。しかし、これが進み続けると、あまりいい状態にはならないことは、みなさんもご承知のことだと思います。

 やはりここは、地方の行政が・・・、って思うんですが、コロナへの対応で、アタフタしてるところを見ると、ど、どうなんでしょうね…。

f:id:sarukichitail:20210702104112p:plain

 ちなみに離島の産婦人科医はほどなくして補充されて、今では機能しているそうです。

 こういう仕事をコツコツやってくれてるお役人はそれなりに評価されていいような気がするんですけどね。

 今日はまとまりがなくてすみません(いつものことかもしれませんが…)。

 ただ、この件も、もうどうしようもない状態まで行きついてから対策を講じるんだとしたら、ちょっと情けなくなったもので、つい書いてしまいました。

 …、なんか過疎化の話になっちゃいました。

 ごめんなさい。