みなさん、こんにちは。
車の窓を開けて走るのが心地よい季節ですね。
仕事柄、通勤や移動はほぼ100％車を使います。
現場から現場へ歩いていたら、仕事になりませんし、あの道具を抱えることなど不可能ですからね。そんな私ですが、たまに電車に乗ることがあります。飲み会の日ですね。
飲み会があるのが、予めわかっている日は車を置いて、電車で会社に行きます。
飲み会の日にビジネスホテルを取ってくれる会社もありましたが、なんだかよく眠れないので、その日のうちに帰宅するようにしています。
よく考えてみると、私はそういうイベントがない限り、ほとんど飲みに行くことがありません。そして、今年はコロナ禍ですので、ますますそうした機会はなくなりました。
まぁ、私は苦痛でも何でもないんですが、世の中にはそれが苦痛で仕方がない人も大勢いらっしゃるようで、それが原因とは言いませんが、コロナの感染者が増加しているとのことです。まぁ、検査数が増えればこうなると思っていたので、それほど驚きませんが、重症者数がちょっと増えたのが気になります。早めに回復なさいますようお祈り申し上げます。
聊か不謹慎ではありますが、先日断り切れずに焼き肉を食べに行きました。
再三誘ってくれた業者さんのお知り合いの店とのことで、しっかりコロナ対策しているって言ってましたので、まぁ、焼き肉は食べたいし…、あ、いや、何度も断るのも良くないかなということで、行きました。店内はきちんと個室化されていて、七輪の上には換気扇に繋がっているダクトが下りてきていました。業者さんは「コロナはこれが吸ってくれるから大丈夫！」って言ってました。まぁ、冗談でしょうけど、本気でそう思っているんなら、今後の付き合いを考えなければなりません。確かに煙は見事に吸い込んでいましたね。
まぁ、この焼肉会は3週間以上前のことで、私もそれから何も異常がないので一安心ですが、これは外食のお店にとってシャレにならない状況だなぁと、改めて思ったものです。もっとも、コロナに関しては感染して生命に危険が及ぶというよりも、風評によりその生活が脅かされることの方が、特に地方では問題だと考えています。
我が町では感染者が出た場合、1～2週間前の足取りを恐ろしいくらい公表します。プライバシーもへったくれもあったものじゃありません。もちろんこれはクラスターを発見して、拡散を防ぐためのもので、はじめの頃は私もとてもいいことだと思っていました。しかし、抑制された生活が長く続くと、感染者の足取りの公開はその人の特定につながり、憂さ晴らしとばかりに誹謗中傷のための情報源になってきました。これは由々しき事態です。ですから、不用意に飲みに行くとか、遊びのイベントに参加するとかして感染すると、とんでもないバッシングに晒されます。都市部とは違うんです。
いやぁ、嫌な世の中になったものです。
ワクチンに時間がかかるのは理解していますが、感染、発病したとして、治療法は確立したんでしょうか？例えばインフルエンザみたいに。私は情弱なせいか、そのことをまだ聞いていません。万一感染しても、よっぽど弱っていたり持病がある人以外は大丈夫！となれば、考え方は変わると思うんです。そして、保護や補助の先も変わってくるような気がしますが、いかがでしょうか？まぁ、なんでも政府が悪いって言ってたら、政府も思い切ったことは言えないでしょうし、…政府も何を考えているのかわかりませんし。でも、このままでは小さなお店はどうにもならなくなっちゃいますね。
その日の焼き肉で、業者さんが妙に高い肉ばっかりたのむので、お酒に酔う前に頭の中が計算機になってしまい、大盛りごはんを食べてしまいました。だって、1人前1,000円以上の肉ばっかりたのむんですから。それを見て察したのか、「今日は無理言って来てもらったから、私がおごりますよ」って、ご飯をたのむ前に言ってよ！って思いましたが、まぁ、ゴチなんで、まぁ、いいんですけど。普段業者さんと飲む時には基本的に割り勘だったもので。
あ、今日は電車のお話をするんでした。
つい話がそれちゃうんですよね。すみません。
我が町にはJRと私鉄があります。ローカル線なのでJRも時間によっては1時間に2本だったりしますし、私鉄はもっと少ないような気がします。
めったに乗ることがない私にとって、駅まで歩くのは面倒ですが、電車内では一人はしゃいでいます。もちろん心の中で、ですけどね。
私は、必ず先頭の車両に乗り込みます。そのため、発車15分前にはホームで待機します。わが町の駅は始発になることが多いんで、そこは助かるんですが、先頭の車両に乗り込む理由は運転手さんを見るためです。はい、これだけ。ですから、当然椅子に座る気などありません。コロナの影響下でも朝の車内は混雑しています。その中で絶好の鑑賞スペースを確保するには、それなりの覚悟ってものが必要です。ってよく考えたら、電車の中の方がコロナ感染ヤバくない？って思たんですが、おかしいでしょうか？
まぁ、それはいいとして、先頭車両の先っぽの方に立ち、発車前から運転手さんの一挙手一投足を凝視していますので、あちらにしてみれば気持ち悪いことこの上ないと思いきや、淡々と仕事を進めています。さすがプロ！…よく考えたら私みたいなのは結構いるのかもしれませんね。慣れっこになっちゃったのかな？
それで、運転手さんは何やらブツブツ言いながら指先確認を繰り返しています。
はっきり言ってくどいくらいにやっています。耳をすますと、女性の声がスピーカーから聞こえます。仕事中に逢引きでもしてんのか！と不埒なことが頭に過りましたが、会話をしているんじゃなくって、マニュアルの指示だったみたいです。そりゃそうですよね。逢引きなんて…。
電車が動き出すと、私の興奮は飛躍的に上昇します。何しろ久しぶりですし、ローカル線なのでガタンゴトンが激しく、ある種のアトラクションに乗っている気分です。これはJRよりも私鉄の方がもっと激しいですよ。たぶん、線路の状況が良くないからかもしれませんが、こっちは楽しくて仕方がありません。ゴンと跳ねる度に「ウキャッ！」ってなっちゃいます。
川を渡る時には橋の端っこが見えないので（橋の端…ククッ、あ、すみません）、高所恐怖症の私にとっては緊張するところですが、それもスリルとして捉えちゃいますからどうかしていますね。「ハワワワ～」とか心の中で叫びながら、ひたすら喜んでいます。ローカル線ならではの古い橋サマサマですね。
そして運転手さん観察のクライマックスは駅に到着した時におとずれます。
電車なのでハンドルはないんですが、その分ブレーキ操作は難しいようで、車両が完全に停止するまで、運転手さんの緊張は続きます。で、完全に止まると少し前のめり気味だった態勢がフッと起き上がります。私も同じようにフッと起き上がります。
気持ち悪いですよね。
でも、これが楽しいんだから仕方がありません。
これを数回繰り返すわけですから、私にとって電車に乗るのはとっても楽しいのです。
ちなみに、運転手さんは所定の動作を律義に繰り返しますが、その表情があまりにも硬いので、どうしてかなぁと考えてみました。鼻歌まじりに運転されては困りますが、それにしても硬い。う～ん、ひょっとして運転しているところをカメラで移されているのでは？そう考えると納得がいきます。そして、表情が写るということは前から撮られているということです。ムムッ、もしかして私も写ってしまっているのでは？
あ～、それなら私ももう少し表情に気を使うべきでした。
あれじゃあ、ただの変質者です。
…でも、それはそれでおいしいかもって思う私はやっぱり変ですよね。
