さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

㊻一番良くないのは、一方の話を鵜呑みにして感情的になることですもんね。

 みなさん、こんにちは。

 

 著名な俳優(女優)さんがまた一人亡くなりました。

 報道では自殺とのことです。ここ2か月のうちに私が報道で知っただけでも4人にのぼります。

 ただでさえ、毎年老齢の方が亡くなるのに、今年はコロナ禍の影響で志村さん等も犠牲になり、加えて閉塞感が漂う中での自殺報道ですから、気分が沈んじゃいます。

 心よりご冥福をお祈りいたします。

 

 ネットではなぜ自殺するに至ったのかについて、陰謀めいた話まで飛び出していましたが、いかに有名人とはいえ、仮にも人の死ですから聊か不謹慎な気がします。何か怪しいことがあれば捜査機関が解明するでしょう…たぶん。

 

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 この件に限らず様々な事柄に対して、ネットではいろんな話が出てきますね。逆にTVや新聞はどこも同じようなことばっかり取り上げているようです。前から聞いていて私も同感なのですが、TVや新聞って公平ではないですよね。

 今の私はTVや新聞の報道がすべて正しいとは思わないようにしています。実際、最近のTVや新聞などのメディアは聊か偏りすぎであるように思います。いや、以前からそうだったのかもしれません。なにしろ私も以前は何の疑いも持たずにTVのニュースを鵜呑みにしていましたから。その後、ネットなどで少しずつ既存のメディアに疑いを持ち始め、今では客観的な報道をする気などないだろうとほぼ確信しています。彼らは間違いなく何らかの意図を持って報道しています。まぁ、新聞は別にそれでも違法ではありませんからいいんでしょうけど、TVはちょっと具合が悪いですね。

 あのう、私はある意図を持って報道していることを悪と言っているのではありません。一応客観的で中立な報道に努めていると言いながら、というところには問題があると思いますが、それでも悪とは言いません。そうではなくて、メディアは何らかの意図を持って報道しているということを我々が知っておくことが大切だと思っています。それは当然ネットの記事にも言えることですけどね。一応区分けの意味で既存のメディアをオールドメディアと呼びますが、彼らはほとんど嘘は言いません。でもすべてを言っているわけではありません。よく言われる「報道しない自由」というヤツです。また、対立する事柄を公平に伝えるのではなく、どちらかにバイアスをかけた報道をして視聴者の考えを誘導します。

 このことを聞いたときに、はじめのうちは信用しませんでしたが、例の韓国軍艦のレーザー照射事件のあたりから何かおかしいと思っていましたが、その後の報道はなんとなく日韓仲良くしましょう的な感じでしょ。また、中国についての報道も何かおかしい。かの国にとって都合の悪いことは報道されない。ネットでは山ほど語られているにもかかわらずです。なんでも、日中記者交換協定があるとかなんとか言っていますが、そもそも普段は言論の自由とか言っておきながら、そういう協定は尊重するっておかしいでしょ。さらに狂ったような安倍叩き。まぁ、コメンテーターとやらを呼んで、その人たちに言わせているのでしょうが、まともではありません。

 念のために申し上げますが、私は与党を支持していません。更に野党はもっと支持していません。ただ、安倍首相はよく頑張ってくれたと思いますけどね。

 それで、ネットはどうかと言えば、嘘やデマが多いし、思い込みが強いのか知りませんが右も左も言い切り型の記事や動画が多くて、正直気持ち悪くなります。

 ですから、どこか冷めた感じで話していて、客観的な資料を提示しているものをできるだけみるようにしています。そして、どの情報も鵜呑みにしないよう気を付けています。たとえ自分が好感を持つ人が発したものであっても。

 

 いやぁ、嘘も真もひっくるめて情報が多すぎると大変ですね。

 オールドメディアやネットからいろいろな話を見たり聞いたりすると頭から煙が出そうになります。すると、まぁ田舎に住んでいるんだから関係ないか、という方向に逃げようとしてしまいます。本当は逃げずに冷静に情報を分析できればいいのでしょうが、生憎おサルのおつむなものですから。で、頭が冷えてくるとまた情報に触れるようになります。私はこれでいいんじゃないかと思っています。

 一番良くないのは、一方の話を鵜呑みにして感情的になることですもんね。

 でも、このままでは何を信じて生きていけばいいの?ってなりそうですね。でも信じることができる人はたくさんいますよ。まず、現場で働いている人。暑いときは暑いと言うし、やりたくないことはイヤイヤをします。(かわいくはないけれど)多少わがままではありますが、あまり嘘はつかないし…というより嘘が下手ですぐにばれちゃいます。だからそれを自覚している人は嘘をつきません。逆に思ったことを何も考えずに口にして問題になるくらいです。うー、これはちょっと困りますけど、めったにないので今回はよしとしましょう。

 こういう人たちと一緒にいると不思議とストレスを感じません。たまに腹が立つことがありますが、こちらもそれを隠しませんので、ひとしきり揉めて、仲直りします。

 あと、空手の師匠(同い年の友人ですが)とはよく時事問題など話します。見た目によらず(見えないでしょうが)、そういった面倒くさそうな話が好きみたいで、喫茶店で話し始めるとコーヒーを2~3杯飲み終わるまで止まりません。で、この師匠なんですが、私からすると左右のど真ん中といった感じです。とてもバランスが良さそうで、話をするととても参考になりますよ。そういえば私が所属している空手の会のメンバーは総じてそんな感じですね。空手と言えば、だいたい右に振れた人達が多いような気がしますが、ウチは館長をはじめ、そんなところは全くありません。もっとも、館長はそんな話を始めたら「ワシャ、ようわからん」と言って逃げますけどね。

 会話の中で常に正しい答えを得られるとは思いませんが、少なくとも他人の考えや意見を聞いていると、自分の頭の中が整理されるような気がします。それは会話の最中よりも会話の後「今日もくだらない話をしたなぁ」と振り返った時にその輪郭がはっきりするような気がします。

 ところで、今やSNSが花盛りといった感じですね。自分の主張を読んでもらい、太くて多数の相手からそれについて返事や感想を書いてもらう。個人が発信できるという点が新しいのでしょう。それって元々オールドメディアの専売特許みたいなものでしたから。ただ、これで数多くの人と会話した、わかりあえたっていう人がいますが、はたしてそうでしょうか?

 私も最近ツイッターとやらに登録しましたが、SNSは会話とはちょっと違いような気がします。まず相手の表情も声の大きさや抑揚がわかりませんし、会話中のしぐさなど想像もできません。あるのは文字や画像・映像です。

 私が空手の師匠(そういえばいつか仕返しするって言ってましたね)をはじめとして友人達との会話が楽しいうえに自分のためになると思えるのは、そこに最低限の敬意が感じられるからです。言葉だけでなく態度やしぐさからもそれを感じることはできます。逆に敬意を感じられないことも相手が変わればよくありますよね。そんな時はちょっと嫌な気分になりますし、会話を続けることが苦痛になります。

 もちろんSNSにおいても、言葉を選び、誰かはわからないけど読んでくれる相手に敬意を払いながら発信する方もいます。でも、注目されませんよね。結局、注目を集めるために刺激の強い言葉を使っちゃう人がいます。また匿名の場合はそれを良いことに、仮に心に沸き起こったとしても口にしてはならないような言葉を吐く輩まで現れます。

 このことを日本人の民度が下がったとう人がいますが、そうではなくって人が本来持っている悪意を隠さなくても良くなったと勘違いしているだけだと思います。まぁ、確かに「さっしと思いやり」なんてないので、日本人の民度っていうのもわかりますが。

 

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 オールドメディアがネットの台頭で信頼を失いつつあり、ネットはネットで人の悪意を制御できなくなる。まぁ、簡単に情報を得ること、発信することができるようになったことのつけなのでしょうか。

 さて、私はツイッターはブログアップの告知だけにして、現場のおじ様たちとバカ話でもしておくことにします。