さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

㊺そういうわけで、今年は扇風機を買い換えました。

 みなさん、こんにちは。

 

 扇風機の風が少し冷たすぎるような気がして、止めてみるとやっぱり少し暑い。仕方がないので向きをずらし、反射した風が当たるように工夫が必要な季節になってきました。過ごしやすくなったものです。

 今年の夏は以前書きましたように、自宅の広いほうの部屋のエアコンは使っていません。扇風機だけで何とか乗り切りました。3階建てのマンションの3階なので、日中は日差しに焼かれているのでしょう。夜になって空気を入れ替えてもいっこうに室温が下がらなかったのにはげんなりしたものですが、まぁ、何とかなるものですねぇ。

 今年大活躍した扇風機。一般的にはあと1ヶ月もしなうちにお役目終了となって、クローゼットの奥へ収納されるのでしょう。しかし私の自宅では冬の間こそ扇風機を使います。あ、別に私が天邪鬼だからというわけではなく、これまで夏はエアコンで過ごしていたもので、扇風機はしまっていました。今年は何を思ったのかエアコンを使わなかったので夏も活躍するようになったわけです。で、冬になんで扇風機なのかと言いますと、暖房って上のほうが暖かくて下のほうが寒いですよね。それを解消するために、明後日のほうに向けて扇風機を回して室温を平均化します。また、何度も書きましたが、マンションは換気能力が低いので、換気の際、窓を開け、扇風機を窓際に置いて外気を取り入れるためにも回します。我が家は扇風機大活躍の家なのです。

 そういうわけで、今年は扇風機を買い換えました。

 夏の終わりに買えば安く買える…グフフフッ、という考えもありました。

 はじめはアマゾンを見ていましたが、しっくりこないというか、よくわからないので、結局エディオンに行って買いました。あ、自称デオラーですから。

 思うんですけど、白物家電はやはり家電量販店で実物を見ないとどうにもなりませんね。扇風機の場合は特にその風量といいますか、私は微風が必要なのでそれを確認しないと、決断できません。また、微風と言っても各メーカー全く同じではないと思いますし。アマゾンではよくわからないから、あまり詳しく見ていませんでしたが、エディオンにいってみたところ、最近の扇風機は温度センサーなるものが付いているんですね。これには驚きました。扇風機が温度を感知して、冷えすぎるようなら回転を緩めるって、いやいやそこまでしてくれなくても!っていうか実際人のまわりの温度ではないですし、そもそも、それって適正に働くのだろうか?と暫し考え込んでしまいました。高い扇風機は見なかったのでよくわかりませんが、1万円を切るものでも先ほどの温度センサーや入り切りタイマー(入りは確かに新しい)があり、首振りのモードも多彩で、さらに風量が数字になって1~6くらいまでありました。リモコンなんかはかなり安いモデルでも当然のようについています。いやぁ、まいりました。

 こういうのをガラパゴス化って言うんでしょうか?

 さすが技術立国ですね。私はこのガラパゴス化って悪いとは思っていません。

 まぁ、そうした新機能に惑わされないように吟味して買いましたけど。

 私が欲しかったのは、微風があり、リモコン付きでタイマーが6時間以上のリビング扇風機です。あと、静かなら言うことはありません。

6000円くらいでありました。

 こういう買い物はいいですね。扇風機という一つの商品について、自分が希望する機能があるものを選べるのって、とても贅沢なことであり消費者にとって都合が良いです。

 同じような大きさの扇風機でも、機能が少ないものは1980円からありましたし、もっと多機能でボディが金属製のものの中には30000円以上するものもありました。さらにはサーキュレーターなるものも種類豊富に陳列されていました。私、アレ嫌いなので、あまり見ませんでしたけど。

 

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 家電を見ていても、釣り具を見ていてもワクワクして心が躍るような気分になりますが、ちょっと気になることがあります。

 気のせいかもしれませんので、軽く読んでください。

 最近、少し高めのグレードの商品を売ろうとしていません?確かに安い商品はあります。あいかわらず、どうしてこんな値段になるの?これで儲かるの?って思うような商品です。しかし、それから一番高い商品までの間で、どのあたりの商品が充実しているのかというと中間から上のあたり、いわゆるアッパーミドル層ですね。これってメーカーとか業界の戦略でしょうか?

 あ、別に文句を言っているのではなくて、売り手がどこを刺激しようとしているのか、あるいはどこに価値をもたせようとしているのかが気になるだけです。

 なんとなく人の見栄っぱりな性を刺激しているような気がします。不必要なくらい多機能なところや無駄に高性能なところがちょっとね。悪いと言っているのではありません。新しい機能を研究開発していくことや性能を向上させることは大切なことです。

 でも、なんでしょう、少しせわしないというか、余裕がないというか、う~ん気にしすぎでしょうか。なんかお金を使え~お金を使え~と煽られているような気がしてなりません。

 というのも、近年釣り具はこの傾向が強いのです。あ、釣りが趣味なので。

 例えば竿です。安い竿は確かにあります。はっきり言って数千円出せばそれなりに釣りはできます。でも、この素材を使うことで性能が飛躍的に向上!とか言われると、ちょっと高いけどこっちのほうが、となっちゃいます。デザインにいたっては露骨にグレードの差が際立つようになっています。釣り場で中学生くらいの子が数万するような竿を無造作に扱っているのもよく見かけるようになりました。…べっ別に僻んでいるのではありません。さらに道具だけでなくやウェアや小物等実に様々なものが売られています。いつから釣りってこんなにおしゃれでお金のかかる趣味になったっけ?と思わずにはいられません。

 グダグダと書きましたが、要するに業界に煽られ、踊らされてしまうのはちょっとどうかなぁと思っているのです。まぁ、気にしすぎなのかもしれませんが。

何かの本で、この国の核家族化は政財官の思惑が強く作用している、とありました。確かに物は売れるし、経済が活性化するし、税収増えるし。でも、それによって生活様式や家族の在り方まで変わってしまいましたが、この国の人々にとってしあわせなことだったのでしょうか?。良い悪いというよりも、なんかこう不愉快な感じです。

 今もまた、スマホを中心になにやらいろいろな動きがあるようです。

 あまり急ぎすぎないほうが良いような気がします。

 余計なことかもしれませんが、新しい政府の言う行革ってなんか本質的なところをすり替えているような気がします。

 扇風機の話が思いっきり脱線しちゃいました。すみません。

 

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 ちなみに、先日一緒に釣りに行った友人とホームセンターに行ったとき「あー、これこれ、ちょっと前にこれ作ったよ。現場の余り物で」と言いながら指さしたものは、キャンプで使うファイヤスタンドでした。目の細かいステンレスの網を吊ってその網の上で薪を燃やすタイプです。「へー、バーベキューでもすんの?」と聞くと「いや、火を燃やすのが楽しいから」と聞きようによってはとんでもないことを言うものですから、誰かに聞かれてはいないかとあわててまわりを見まわしてしまいました。「野焼きはダメだよ~」と言うと「うん、でもなんかボーっとできて、くせになりそう」とまたもや妙なことを口走りました。「ふーん、子供らと一緒にもやしてんの?」「いや、一人で…」なんとなく会話が途切れてしまい、暫くキャンプ道具売り場でまどろんでいましたが、私はその間、胸の中に疼いていた彼に対する妬心を抑えるのに必死でした。

 う~、私も何か燃やしたい!…じゃなくて、私も焚火を眺めていたい!でした。