さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

㉜それにしても宇宙は大きい。いろいろな意味で。

 みなさん、こんにちは。

 

 コンビニで「宇宙がわかる本」を見つけ、迂闊にも手に取ってしまったために今のところ宇宙のことで頭がいっぱいです。

 この本、たったの600円(税別)なのに実によくできています。

 さすが宝島社のTJMOOK。コスパで考えれば最高ですね。このシリーズの「図解いちばんやさしい地政学の本」や「図解いちばんやさしい相対性理論の本」も買っちゃいました。地政学の本は、私こう見えても(見えませんが)国際政治学科出身なので、一応理解できましたが、相対性理論の本は…無理です。数学と理科は苦手です。ついでに英語も。理科は面白いのですが、途中からさっぱりわからなくなります。数学は最初からわかりませんが。ですから、この宇宙の本も詳細についてもお話してくれていますが、そこのところは、まぁいいでしょう。なんとなくわかれば良いと思っています。

 一番知りたかったのは、宇宙の誕生前はどうなっていたの?ということでしたが、それについてはわからないそうです。ついでに宇宙の端っこはどうなっているの?という問いにも広がり続けているとしか答えてくれていません。残念です。

 地上にいて、山や川や海に出かけてみると、その広さに圧倒されますが、宇宙の広さからすれば、地球など人間にとってのミトコンドリア程度の大きさなのかもしれません。いやぁ、広い!

 あと、日中は空を眺めても宇宙を感じることはほとんどなく、今日明日の天気が気になったりしますが、夜空を眺めると不思議と宇宙の世界に引き込まれます。そして、田舎とは言え街から夜空を眺めてみるより、海岸や山から、つまり暗いところから夜空を眺めると、星々の輝きに心を奪われてしまいます。星の光り方が強いというか、星が大きく見えますよね。

 以前、「星を見る会」のお話をしましたが、会場になったキャンプ場も周りには山や森があり、川が流れているところでしたので、流星の迫力はすさまじいものでした。でも、音は聞こえません。ゴーとかピューとかって音が聞こえると臨場感も増すのでしょうが、音が聞こえないことがかえってその距離を感じさせてくれます。

 良い環境で冬に夜空を眺めると、より強く宇宙を感じられるような気がします。

 でも寒いので、防寒対策をしっかり講じたうえで、一杯飲んでからのほうが良いかもしれませんね。あと、そのまま眠ってしまいたくなるのもわかりますが、風邪をひいたりしますので「眠るな!死んでしまうぞ!!」と同行の方に顔でも打ってもらいましょう。そうすることで、より気分が高まるというものです。

 

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 今、夏から少しずつ秋に移り変わるところですね。早くオリオン座に会いたいものです。なぜなのかよくわからないのですが、冬になると必ず南の空にオリオン座を探します。見つけるとこれまたなぜだかわかりませんが安心します。昔からずっとそうでした。初めて覚えた星座だから、ベテルギウスとリゲルそして真ん中の三ツ星が印象的だから、あるいはあの砂時計のような形からは想像できないようなギリシャ神話の狩人の姿に驚いたからなのか、よくわかりませんけど。ベテルギウスから冬の大三角形を知り、さらに冬のダイヤモンドの形も目で追えるようになると、ますます眺めるようになりました。ただ眺めているだけなのに、なんか楽しいです。

 あと、年中変わらず同じ位置に見える北極星も、必ず確認します。オリオン座を見上げて、振り返って見る感じですね。時間帯によって、北斗七星とカシオペアの位置が微妙に動いているところもなぜか楽しい気持ちになります。

 なんか変ですよね。

 

 以前、夜にお客さんとの打ち合わせがあった時、相変わらず話が脱線してしまい星空の話で盛り上がってしまいました。そこは内陸部の盆地で冬はかなり寒いのですが、そのおかげというか思いっきり田舎なので、夜空はまた格別な美しさでした。帰り際に外までお見送りをいただきましたので、星を見ましょうと1時間くらい夜空を見ながら雑談をしてしまいました。寒かった。お客さんとしては何の変哲もないいつもの夜空でしょうが、私からすると抜群でしたので、そのあたりを熱く語っていると、流れ星が…。その後2つ3つと流れていくのが見えて、お客さんも興奮状態になってしまいました。

 何かの流星群の日に偶然あたっていたのでしょう。

 それから1週間くらいして、再度打ち合わせに出向いたところ、そのお客さんが星座早見表を用意されていました。やられた!と思いましたが、こうなってしまった以上打ち合わせは必要最小限で済ませ、前回同様星空の下での雑談に励んでしまいました。上司にこの話をすると「いったい何をしてるんだ!不真面目な奴め」とお小言を頂戴しました。しかし、経験上リフォームであれエクステリアであれ、こんなふうに脱線して雑談できるお客さんとの仕事のほうがうまくいくことを上司も知っていたので、そのまま進めちゃいました。

 よく考えたら、釣り好きなお客さんとは打ち合わせと称して釣りをしていましたし、自宅にカラオケセットを完備しているお客さんとは一緒に歌っていました。いったい何をしていたのやら、ですが一緒に楽しんでしまうほうが私にとってもお客さんにとっても良いことだと思っていました。ただ、畑仕事が趣味のお客さんやウェイトトレーニング好きのお客さんには聊か閉口しました。そんな格好していませんし、…したくなかったし。

 

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 あ、すみません。宇宙の話でした。いつの間にか別の話になっていました。

 ただ、先ほどの星座早見表ですが、とてもよくできていて尚且つ一般的なものは安く手に入れられますので、1つ持っておくのもいいと思います。キャンプの時だけでなく、自宅にいても、仕事場でも星を眺めるにあたって強い味方になってくれます。…仕事中は上司の位置に気を付けましょう。

 

 話をはじめの宇宙に戻しますが、この「宇宙がわかる本」が言いたいことは、宇宙はよくわからない、ということのようです。なんじゃそりゃ!って感じですが、逆にロマンを感じます。このよくわからないところがあるからこそ、無限にSF作品が生まれてくるのでしょうね。ヤマトとかガンダムとか。

 でも考えてみたら変な話ですね。

 だって、そのよくわからない空間?に天の川銀河があって、その中に太陽系があって、地球があります。このよくわからない空間がどうにかなってしまうと、地球もどうにかなってしまうわけですよね。宇宙のことを考えると、不可思議なそして不気味な世界の中に我々は何故なのかわからないけど存在している、と思えてきます。本来ならば、そのことに不安や恐怖を感じそうなものです。なぜなら、ビッグバンによって宇宙が誕生したのなら、ビッグバンみたいなのによって宇宙が消滅してもおかしくないと思いませんか?そもそも宇宙のことはよくわからないのですから。

 まぁ、当分そんなことはないのかもしれないけど、人々が妙にそのことを気にせず生きていられるのは、宇宙の気の遠くなるような広さ、遠さにあるのではないでしょうか。とりあえず、そんなよくわからなくて広くて遠い世界のことは考えないで、今身の回りのことを精一杯頑張りましょうって感じで。

 それもそうですよね。あと40億年か50億年で太陽が死んじゃうことを気にしてもしょうがないですし、それまでに地球は太陽の膨張に飲み込まれてしまうから、今から対策をって言われてもねぇ。

 時折UFOとか彗星とか日食とかお帰りハヤブサとか話題になります。

 これは何気なく、我々はこのよくわからない世界に存在していることを示しているのでしょうね。それにしても宇宙は大きい。いろいろな意味で。

 

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 鉄アレイウォーキング中横断歩道を渡る際、右折車に撥ねられそうになってプリプリ怒っていた私。小さい。いろいろな意味で。