さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

⑱たとえ半日でも野外で過ごすならば、クーラーは必需品でしょう。

 みなさん、こんにちは。

 

 こう暑いと、外遊びをしようという気になかなかならないかもしれませんね。

 こんな時、私はできるだけ持ちモノを少なくして出かけます。

 行先も、車からそんなに歩かなくてもいいところ。できれば川沿いがいいですね。川沿いには木が生えていることも多く、木陰に腰を下ろして本を読む。持っていくのは飲み物などが入った小振りなクーラーだけ。そのクーラーをテーブル代わりにして、アイスコーヒーを飲んだり半分凍ったシャインマスカットなどのフルーツをいただいたり。川のせせらぎ、鳥や虫の声が丁度いいBGMになって、大変豊かな気分になります。

 これが海になると状況は少し変わってきます。海はとにかく日差しを防いでくれるものがなく、ジリジリと熱せられるので落ち着いて本を読むことなど不可能です。ウミネコの鳴き声にも「やかましい!」と怒鳴ってしまうありさまです。釣りをしている時は平気なことも、くつろぐつもりでいるとイライラする。不思議ですが、まぁそんなものでしょう。

 

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 たとえ半日でも野外で過ごすならば、クーラーは必需品でしょう。

 特にこの時期は、クーラーなしでの外遊びはたちまち苦行に様変わりしてしまう危険があります。キンキンに冷えた飲み物は、ただ単に水分を補給するためだけでなく、清涼感をもたらしてくれるものでもあります。いや、むしろそっちが大事でしょう。体のことを考えると、極端に冷えたものよりぬるい飲み物のほうが良いのでしょうが。

 で、このクーラーですが、私は3つ持っています。容量として11L、16L、22Lの3つのサイズです。このうち11Lのクーラーはこのブログによく出てくる叔父から最近もらい受けたもので、釣り具メーカーのダイワ製のものです。これは結構保冷力があります。他の16L、22Lのクーラーはホームセンターで購入したもので、保冷剤を4ケくらい入れておいても夏場は半日くらいしか持ちません。まぁそんなものだろうと思っていたところへダイワ11Lクーラーの登場ですから、前の2つは大きいくせに立場がありません。ダイワ11Lはそのサイズの小ささも有利に働いているのでしょうが、保冷剤1つで半日以上は持ちますよ。冒頭の外遊びの時に使うのはこのダイワ11L選手になります。

 クーラーの性能差は思いのほか大きいようで、それは内部素材の差でもあるわけですが、現在主流の素材は性能が低いものから順に、発泡スチロール、発泡ウレタン、真空パネルのようです。

 ホームセンター等で数千円で売っているクーラーはほとんど発泡スチロールです。たぶん、日帰りのBBQであればこれで十分でしょう。保冷材だけでなく、一部の飲み物も凍らせておけば、BBQが終了するまで中のものを冷やしてくれると思います。私が持っているクーラー3つはすべてこの発泡スチロール素材のものですが、ダイワ11L選手は特殊発泡スチロール(?)というよくわからないもののようです。

 したがって、発泡ウレタンがどの程度の性能なのかは実感できていません。ましてや真空パネルなどというものは、このブログを書くまで知りませんでした。というのも、釣り道具で次にほしいものはクーラーかな?みたいなことを以前書きましたが、そのクーラーとはシマノ(SHIMANO) クーラーボックス 22L フィクセル ライトゲームスペシャルというヤツで、発泡ウレタン素材です。どちらかというとルアー釣りをする人向けのクーラーかもしれませんが、そんなことは知ったこっちゃありません。ロッドホルダーが最初から付いたクーラーが欲しいのです。かっこいいし。でも、アマゾンですら23,595円もします。(2020.8.21現在)これって、私の釣り道具の中でも3番目くらいに高価です。変えないこともないけれど、なんだかなぁ、と思っていると、16L、22Lの既存のクーラーたちが恨めしそうにこっちを見ているし、…。それもあって、未だに買わずにいるのです。まぁ、他にも理由はありますが。

 ちなみに真空パネルを一部(大体クーラーの底部分)に使用しただけで、値段が跳ね上がるようで、同じサイズのものが安くても3万円以上するようです。クーラーの全面真空パネルになるとどうなるのでしょう。もはや興味もありません。

 釣りに使うクーラーがこれだけ高価になっても、その保冷力にこだわるのは獲物(釣った魚)を家に持って帰るまで冷やし続ける必要があるからです。前日の夜に沖磯に渡り、当日の夕方帰宅するような人にとって、保冷剤が半日しか持たない発泡スチロール素材のクーラーなどお荷物でしかないのです。

 私はそういう釣りはしないので、そこまで高性能なクーラーは必要ないのですが、それでも釣りをしている時間(4~6時間)はきっちりと冷やしてほしいものです。

 

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 さて、シマノのかっこいいクーラーを未だに買わずにいる理由として、発泡スチロールの箱を常時車に載せていることもあります。既存のクーラーたちを気にしているだけではありません。この発泡スチロールの箱は60㎝×40㎝×30㎝(縦・横・高さ)くらいの大きさで厚みもかなりありますが、持ち運びには向いていないので車に載せっぱなしです。これがかなり重宝します。そして、もう一つペットボトル保冷剤(?)の存在も忘れてはいけません。ペットボトル氷と言ってもいいでしょう。水を入れたペットボトルを凍らせただけですが、厚みがあるせいかかなり持ちます。既存の保冷剤諸君には、夏はあまり活躍できないので、この発泡スチロール箱の蓋を抑える役割を担ってもらっています。この組み合わせで車に待機させておき、釣り場から車に乗り込むとき魚を積み替えます。これで帰宅するまで魚を冷やしておけるわけです。ペットボトル氷は解けてしまったら中の水を溝などに捨てれば軽くなります。実によくできています。車を横付けして釣りができる場合には、そもそもクーラーはいらないくらいです。

 こうした方法で、あるものを利用してやっていくのも楽しいのかもしれません。負け惜しみではありませんよ。本当に。

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 シマノのクーラーを買わないにしても、ロッドホルダーは何としても欲しいものです。これはクーラーなどの側面にパイプのようなものを取り付けて、竿尻からそのパイプにさしておくことで、竿を一時立てておけます。竿たてと言ってもいいでしょう。竿は横にすると思いのほか場所をとるので、仕掛けを直したり、スペアの竿を用意したりする上でも縦におけるものが必要なのです。

 一応後付け用のロッドホルダーも売っていますので、それを買って16L、22Lのどちらかのクーラーに付けてみようと思ったのですが、穴をあけてねじで固定することを知っているのか、途端にこの2つのクーラーが怯え始めたように見えてきます。新しいのを買おうとすれば恨めしそうな顔をするし、それではどちらかにロッドホルダーを付けようとすると怯えて回避しようとする。まぁ、2つとも10年以上の付き合いなので、そんな風に見えてしまうのかもしれません。道具であっても付き合いが長くなるとこんなふうになりがちで、なかなかいらないものを捨てられないのだと思います。

 でも今度という今度は、泣こうが喚こうが心を鬼にして、ロッドホルダーを付けちゃおうと思います。情に絆されて新しいクーラーを買ってしまったら、この2つのクーラーは本当に要らないものになってしまいますからね。