さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

ポトフからカレーへ、安定の味変ですよね。

 みなさん、こんにちは。

 

 元日に作っていたのはハンバーグだけじゃなくもう一つあったんですよ。

 それはポトフ。

 な~んだ、ポトフかよ!って声が聞こえますね。

 でも今回は野菜ゴロゴロのポトフにしたんですよ。

 ジャガイモは皮をむき芽をとっただけ、玉ねぎも皮をとり上下のヘタを切っただけ、ニンジンはさすがに長いので半分にしましたがそれだけです。

 肉は冷凍庫に保存していたのをこの際一斉処分ということで解凍もほどほどに鶏・豚の区別なく放り込んでクツクツ煮ます。

 味付けは塩コショウだけ。

 食べる時に緑色がないので、冷凍ブロッコリーをレンジでチンして添えればなかなかの見た目になるんですよ。

 で、元日からポツポツ食べてたんですが、ここらで味変だな!っていうことで今回はカレーにしちゃいました。

 そう、ポトフ(ほんとは牛肉を使うんですね)の奥深いのはここなんですよね。

 元々塩コショウしか入れてないので、その後いろんなものに味を変えることができますし、もう肉も野菜も十分煮込んでるので、味変後も深みのある味わいになりますね。

 カレーの場合、1日経ったような味になります。

 で、今回ちょとルーを入れすぎたので水を足して煮込んだんですが、むしろそのおかげで焦げ付き防止になったみたいでうまくいきました。フフン!

 あ、そろそろ夕方になりますね。

 1日、2日とこのあたりの時間に何か起きてたので、今日こそは何も起きないでいてほしいものですね。

 

 さて、昨日ピューマの母子の様子をTVでみたんですが、ピューマのメスは子育て中は一切交尾しないんだそうです。

 ところがオスの方はそんなのお構いなしなので、邪魔になる子供たちを殺しちゃうんですって。

 もちろん子連れのメスは子供たちを守るために必死に抵抗します。

 で、このオスの行為は悪でしょうか?罪でしょうか?

 クマもそういうところがあると聞いたことがあります。

 その地の生態系の頂点に君臨してる種であっても子供はやっぱり危険に脅かされてるようですが、まぁ、彼らは本能でやってますからね。

 動物たちには善悪もなにもないんでしょうけど、それが人間の場合だとその行為はたちまち悪であり罪であるとなりますね。

 そりゃそんなことを認めてたら社会が成り立ちませんからね。

 でも、歴史の中で親が子を、子が親を、あるいは親族たちを殺害したって話は枚挙に暇がありません。

 信長・秀吉・家康だって、事情は異なるにせよ弟や甥や妻子を死なせています。

 まぁ、権力が絡むと古今東西を問わず人間はこれをやりますね。

 ただ、その人数や徹底ぶりを考えた時、やはり中国の歴史に目が行っちゃいます。

 それも女性だっていうから困ったものです。

 そう、みなさんご存じの武則天則天武后)ですね。

 呂后西太后を含めて中国三大悪女なんだそうですが、武則天が殺めた人は唐の帝室と自分の子だけでも十人を超えます(通説も含めると実子6人のうち3人殺害)。

 さらに自分とライバル関係にある者や自分の地位を脅かす者、自分に反抗的な者、なんか嫌いなヤツ等々次々に消し去っていきます。

 権力闘争中は奸計を用い、権力を手中にした後はそれこそ気分の赴くままに。

 で、挙句の果てに自ら皇帝になっちゃうし・・・。

 おまけに国号を唐から武周にしちゃうし・・・。

 ちなみに彼女は中国史上唯一の女帝なんですよ。

 コレは女性蔑視ということよりも、当時の皇帝の務めは戦争に勝って国を守ることでしたからね。

 コレは東西に分裂する前のローマ帝国とよく似ていて、国内の治安だけでなく、昔から移民族の襲来に中国も悩まされていましたからね。

 で、この武則天の残した功績についてですが、位の高い貴族からは支持が得られないからということで(いくら何でも全員皆殺しってわけにはいかなかったようです)、位の低い人達の中から有能で自分に対する忠誠心が高い人を盛んに登用したことくらいでしょうか?

 なんだか皮肉なようですが、彼女の治世に登用された人々が後の玄宗皇帝の開元の治(なんかすごく良い治世)を支える人材になったりします。

 あとは・・・高句麗を滅ぼしたとか農民反乱がおきなかったとか・・・。

 それも有能な人材登用のおかげだったのかもしれませんね。

 まぁ、本人の狙いがどこにあったにせよ・・・ですけどね。

 こうしてみていくと武則天は実に多くの人を殺害してますが、呂后のように残虐な方法で人を殺害したり(人豚事件)、西太后のように清末の難しい局面で的外れな政策を繰り返すようなことはなかったようです。

 無駄なことをしないし、頭も良かったんでしょう。

 それでも私は武則天が一番ヤバいと思ってます。

 それは前にも述べた自分の子でも殺害するってことなんですが、そういうのって普通は自分に対して反発し、やがて脅威となりそうだから排除したっていう例がほとんどだと思うんですけど、この人は生まれて間もない娘を自分の手で殺害し、それを当時ライバル関係にあった皇后の仕業に見せかけたんですね。

 そして見事に皇后は廃され、自分がその地位につくことができたというワケです。

 ・・・、生まれて間もない子を殺害するだけでもどうかしてますが、この場合は自分の目的のために殺害したわけですからね。

 ・・・こ、怖いでしょ。

 ちなみに亡くなった幼子は安定思公主といいます。

 年末にブレずに激しく生きて悲劇的な最期を遂げた人のことを書きましたが、別の意味で武則天もブレないんですよ。

 皇帝にみそめられるほどの美貌と奸計を用いる頭脳を持ち、自分の野望を達成することにおいては誰よりも強い意志を持った女性。

 ・・・、嫌いですけどね、こんな人・・・、すごいとは思うけど。

 彼女の頭脳と意志の半分でもクレオパトラに備わっていたら、歴史は変わっていたのかもしれない・・・、とは思いますけどね。

 

 

 

 

 コメントやブックマーク、ブックマークコメントを頂き、ありがとうございます。

 とっても嬉しいです!

 今後とも、よろしくお願いいたします。