さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

会社の駐車場に現れる猫。

 みなさん、こんにちは。

 

 会社の駐車場で休憩をしてると、首輪をつけた猫をよく見かけます。

 だいたい土日に限ってのことなんですけどね。

 このあたりは一応ド田舎なりにオフィス街ってことで、周囲に民家はあまりなくって会社や工場ばっかりなんですよ。

 で、平日は人も多いし車の出入りも多いから猫や犬を見ることなんてほとんどないんですけど、土日はほとんどの会社がお休みなので安心してやって来るのかもしれません。

 この猫の毛はもち様(あ、ユーチューブでお馴染みの)そっくりの白と銀色なんですが、体形はコロンコロンしたもち様(笑)とは全く違いとってもシャープで軽量級のボクサーみたいなんですよ。

・・・、似た絵が無くって・・・。

 だからと言って瘦せ細ってる感じもしなくて、赤い首輪のこともあり、どっかの飼い猫が軽く散歩してんのかな?とも思ったんですが、それにしては目つきが鋭すぎるので、いったいどんな生活をしてんだか?と余計なお世話的な事も考えちゃいます。

 その猫は私が車にいるのに気が付くとゆっくり近づいてくるんですが、車の2~3mくらい手前でクルッと向きを変えます。

 たぶん、ゆっくり近づきながら私が何かくれるような人間なのか観察してるんでしょうね。

 もちろん、与えられるようなモノなんて私は持っていないので、ジーっとその子を見ていただけなんですが、それですべてを察したんでしょう。

 なかなか賢い猫です。

 その後は点々と駐車してある車を物色したり、道路際の生垣に顔を突っ込んだりしながらノッシノッシと肩の筋肉を強調した歩みを進めて去っていきました。

 縄張り内のパトロールだったんでしょうか?

 まぁ、いつもこんな感じです。

 私は叔父貴が飼ってる猫どもに邪険な扱いを受けてるせいか、猫をかわいいとは思いうけど触ってみたいとか遊んでみたいとはあまり思わないんですね。

 むしろ彼らの行動をぼんやり眺めてるのが好きなんですよ。

 で、いつも思うんですが、彼らにとっての幸せって人に飼われることなのか、それとも自由(野垂れ死にを覚悟の上で)に生きていくことなのか、はたまた完全に自然の、それこそ山野を駆け回ってることなのかって・・・。

 で、結局はそういうことじゃないんだろうなぁってことになっちゃいます。

 彼らは人間ほど過去や未来に固執しないし、欲も自分が生きていくために必要なモノに限定されますよね(興味があるとか遊びたいとかあるんでしょうけど)。

 群れを成していない限り、周りの無関係なモノを巻き込んで一悶着起こすなんてことはほとんどないでしょ。

 それは彼らの世界が狭いからじゃなくって、彼らの生き方がとってもシンプルだからなんだろうなぁって思ってます。

・・・、やっぱりなんか違う・・・。

 世の中で起きてる悪しきことを見聞きする度に、人間はこういう子たちと比べてどうなんだろう?って思っちゃうんですよ。

 なんか、欲望や自分たちが作り出した概念や価値観に囚われて、同じ人間同士で揉めてますからね。

 そんな気分になったので、ノッシノッシと歩きながら時折後ろ(こっち)を振り返るその猫に思わず「おつとめご苦労さまです!」ってつぶやいちゃいましたよ(笑)。

 

 

 

 

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