みなさん、こんにちは。
ようやく北京冬季オリンピックが終わりましたね。
いろいろおかしなことが多かった大会でしたが、選手のみなさんにはお疲れさまでした!と申し上げたいと思っています。
ただ、北京大会が五輪が抱える様々な問題を反面教師的に浮き彫りにしたことは、ある意味良かったとも思っています。いや、本当に。
私は開催地は夏も冬も同じところでやった方がいいんじゃないの?って思ってます。
高校球児にとっての甲子園みたいに。
まぁ、政治的、経済的(商売的)な恩恵が限定されるので、イヤイヤされちゃうとは思いますが・・・。
で、今回の北京大会での問題って、日本人としては高梨さんの失格の裁定がインパクトがありましたが、五輪全体で考えるとやはりワリエワさんのドーピング問題が一番ですよね。
私は、特にその年齢がどうのこうのっていうのが引っかかったんですね。
直後にウクライナのスキーの選手でしたか、ドーピングが発覚して速攻で失格になっちゃったことはみなさんもご存じだと思います。
あれって、政治的・経済的(商売的)な要素もきっとあるとは思いますが、一応、そのウクライナの方は成人でしたからね。
年齢を理由にしておけば、一応筋は通っていることにはなりますね。
で、私はこの年齢によって免責(?)されるようなことがあると、やっぱり日本の少年法のことを考えちゃいます。
いずれも何らかの条件があれば、罪が軽くなったり、罪に問われなくなったりします。
これらのことを思う時、必ず頭に浮かぶのが「で、いったい誰がその責任を取るの?」っていうことなんですよ。
保護者や家族でしょうか?
一応心身症による責任能力の有無は裁判で争われますので、ここでは起きますが、年齢については明確に法律で決められています。
同じ犯罪を犯しても成人とは区別されますし、14歳に満たない者は責任無能力者とみなされます。
あ、別にいたずら心から重大な結果を招いてしまった子を大人と同じように罰しなさいって言ってるわけじゃなくって、その責任を誰か他の人が代わりに引き受けてくれるのかどうかを言ってます。
それがなかったら、やったもん勝ち、やられ損になっちゃいますよね。
今回のオリンピックでのワリエワさんのドーピング問題を、彼女の年齢を理由にうやむやにしちゃったら、たぶん今後も同じことが起きますし、今回のことでいえばメダルに手が届かなかった4位の選手(国)は納得いかないでしょう。
どうなりますことやらって感じです。
なにやら、もうワリエワさんは捨てられちゃうとかいう記事もありました。
その一方で、彼女はロシア国内ではいまだに擁護の声が強いとも聞いてます。
で、彼女の年齢を理由に、特別な措置をとったのなら、コーチや自分の薬を飲まれちゃったおじいさんとやらが責任を取るんでしょうか?
責任を取るっていうのは相応の罰を受けるってことなんですけどね。
私としては、ワリエワさんには関心がないけれど、一定の出場停止期間を経て、再び氷の上に立ってほしいとは思っています。そして、今回のドーピングについて、また、五輪での特別な措置についても、彼女のコーチだけでなく、ロシア自体厳しい罰を与えられてしかるべきだと思うんですけどね。
犯罪はもちろんですが、それぞれのルールを破った者にはきちんと責任を取らせるようにしないと、いろんなものが壊れちゃいますからね。
それとも、それすら政治的(外交関係やイデオロギー的な意味で)・経済的(商売的)なことからすれば、どうにでもなるものなんでしょうか?
もしそうなら、それらを判断する者の気分でどうにでもなっちゃうってことですね。
・・・、やっぱり壊れてますね。