みなさん、こんにちは。
「検討します」「善処します」「しかるべく議論していきます」「精査し考えてまいります」・・・、政治家や役人が結局何もしないよ~!っていうときによく使うフレーズです。
決して嘘ではなく、検討はするんでしょう。
でも、何かを訴えたり、求めたり、どうするのか聞きたいものからしたら、何も成果が得られませんからね。
訴える側が情熱を傾けるほど、その温度差が際立ちますよね。
今、岸田さんがその件で野党から批判されてるようですが、そんなことはわかってたことですから、見てる側からしたら、他に攻め口がないからなのかな?って思ってます。
まぁ、基本的に対立してる野党からの質問というか、こうしたらいいんじゃないのか?とか、こうするべきだ!っていうのに、「はい!それでいきましょう!」とか、「そうします!」とは言えませんからね。
適当にいなしていかないと、どうにもならなくなるのはわかりますが、これを使いすぎると、むしろ悪い印象になるのは確かですね。
まぁ、嘘じゃないんでしょうけどね。
では、どうすればいいのか。
う~ん、自分のビジョンをもとに語ればいいんじゃないのかな?って思うんですよ。
質問といっても、最後はこれはおかしいから改めろ!とかこういうのが必要だからやれ!みたいな話になりますので、自分の信条や、内閣の方針に従って否定・拒否するなりすればいいんでしょうけどね。
それがないとなると、やっぱり適当なこと(ちょっと前向きな感じで)を言って、煙に巻くしかないわけで、それをなぜか支持率高目な岸田さんとしては只今実施中だっていうことなんでしょうね。
こういう政治家さんは昔はたくさんいて、国会や記者会見など公の場では結局何を言ってるのかよくわからないって思いうことはしばしばありました。
言語明瞭・意味不明ってヤツですね。
で、メディアなどに知られないところ(いわゆる密室)でごにょごにょと話し合い、物事を進めていたと思うんですよ。
決して良いことだとは思いませんが、下手に言質をとられ、足元をすくわれちゃうよりずっといいや!って思ってたんでしょうね。
岸田さんが、安倍、菅政権(特に安倍政権)での轍を踏まないようにしてるのはよくわかりますし、ほどほどに理解してる感じをアピールしたいのはわかるんですが・・・、で、実際何どうするのかよくわかりません。
ガソリン価格高騰への対応を見ても、結局それ!?ってなりましたからね。
何とも薄っぺらい政治家さんだなぁって思うんですよ。
そういえば、立民党の道下議員が「児童生徒からの手紙で『防衛費と教育費の予算がほぼ同じくらいになったと聞きました。なぜ防衛費が増えたのか、なぜ教育費は低いままなのか』という素朴な意見が。その通りだと思っている」(他の方のツイートより)って言ったそうですね。
この、こんなことを言ってる子供がいるっていう手法はやめてほしいんですよね。
あっち系の人は本当によくこの手を使います。
ひどい場合は子供に成りすまして、SNSで発信したりしてる人もいるくらいです。
自分の言葉ではみんなを説得することなんてできないもん!って言ってるようなものですし、とかく人々の情感に訴えるやり方っていうのは理屈抜きで進められるところが楽ちんですからね。
でも、こういう主張って、インパクトを与えることはあっても、政策の根底にはなりえません。だって、そう感じることはあっても、それについて何をどう考えてるのかはよくわかりませんからね。
ですから、ただのパフォーマンスで終わることが多いと思うんですよ。
メディアと対立的だった安倍長期政権と、火だるまになっちゃった菅政権の反動なのかもしれませんが、コロナや中露による安全保障への懸念が高まる難しい局面に、与党も野党もこうした薄っぺらい政治家さんたちで大丈夫なのかなぁ?って不安になりますね。