さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

277 「知る」こと…。

 みなさん、こんにちは。

 

 知りたいっていう気持ちは大切なことってよく聞きます。

 いくつになっても、興味のあることに対して、知りたい!知りたい!するのは、その人のバイタリティーの源にもなりますもんね。

 続きもののドラマや漫画の次の話が知りたくて困ってる人もいるでしょう。

 最近興味を持ったボートのことが知りたくって仕方がない私もその一人です。

 知りたいことが、調べたり時間が経てば知ることができるのなら、これは精神衛生上とってもいいことですね。ボートのことは自分で調べたり、マリーナやメーカーに言ってみればわかります。ドラマや漫画も時間が経てばみることができますね。

 ですから、知りたいことが比較的手の届きやすいものの場合、容易に満足を得られますね。

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 ん?ところで、知るってどういう意味なんでしょう?

 普段何気なく使っていますから、何となくわかった気になっていましたが、実際どうなのか調べてみました。すると、嫌になるくらいたくさん意味があります。ここではそれらを書き出したりしませんが、ネットの「知る」についての記事を読んでいると、あ~、確かにそういう時も使うね~!という気分になりますよ。

 で、基本的に知るっていうのは気付く→認識する→理解するの順でその深度を増していくような感じでしょうか。

 信号が赤から青に変わったのに気付きますよね。

 この本は表紙からはわからないが、捲ってみるとエッチな本だと認識しますよね…。

 犯行の動機を聞いて、初めてその事件の本質を知る(理解する)こともあるでしょう。

 「知る」っていう言葉って、けっこういろんな使い方があります。

 こういう言葉は他にもたくさんありそうですが、話が逸れちゃったので、戻しますね。

 先ほど、知りたいことが手の届きやすいものであれば、っていう話をしましたが、では、手が届かないものって何でしょうね?

 これはすごくたくさんありますが、極端に言って知ることができないことと、知られないようにしていることに分かれるような気がします。

 知ることができないことっていえば、・・・人の心…。なんか恥ずかしい気分♪でも、今、他人が何を考えているのか、絶対にわかりません。たまにしぐさや表情から言い当てられたりして、あたふたしてる人もいますが、それも想像の域を出ません。そもそも自分が何を考えているのかよくわからない時もあるような気がします。・・・えっ、私だけ?いやいや、そんなことはないでしょう。ぽ~っとしていて、はっと気が付いた時、あれ?今何を考えてたっけ?っていうことがあるはずです。たぶん…。

 まぁ、それはいいんです。

 他にも実際に目で見ることができないこともあるでしょ。自分の内臓の動きなんか見えませんし、海底の様子も見えません。つまり認識できないこと→知ることができないこと、なわけです。ベテルギウスっていうオリオン座の星が赤く光っているのは見えますし、資料を見ればそれがどんな性質の星なのか知ることはできますが、月や木製のように見ることはできないでしょ。つまり、ベテルギウスの一部を知っているだけなんですよね。こういうことはたくさんありますが、これはこれで、良いことだと思いますよ。ベテルギウスなどの星について、そのすべてを知ったとしても、学術的には有意義でしょうが、私にとっては連載物の漫画と同じくらいなものですからね。

 知ることができないものがたくさんあるっていうこと、知らないことがたくさんあるっていうことは、人の想像力を豊かにしてくれますし、知りたい欲求を駆り立ててくれます。これは人のバイタリティーにも大きな影響を与えてくれそうなので、大変結構なことなのです。まぁ、気になる人の自分に対する気持ちは、ちょっと気になりますが。

 で、知られないようにしていること、っていうのは基本的に人間社会での事柄に限定されますね。他人に知られたくない自分、あるいは自分たち家族の秘密などは良い例です。こういう部分に土足で踏み込むようなゲスな振る舞いはしてはなりません。見当がついて、それを大ぴらに言って来るような無粋な人をたまに見かけますが、こういうのをゲスの勘繰りといって、忌み嫌われる行為です。そうした個人的な秘密にはお互いに触れないようにしながら、良い関係を維持するのが人間の知恵なのです!エッヘン!

 まぁ、それはいいんですが、問題なのは、本来知るべきことや知らせるべきことを隠匿されてしまい、知ることができず、後でとんでもないことが発生したなんてことがよくありますよね。

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 仕事の上では非常に頻繁に起きますよ。

 おおむね自分のミスやうまくいかなかったことなどを隠しちゃうんですが、隠した上にうその報告までしちゃいますから、後でトラブルを解決するのに大変なコストがかかります。つまり、報告を受けた人はウソの情報を知らされてるんですが、ウソだなんて思いませんから、その報告をもとに別の業務が進行してしまうんですね。

 私の経験上、これは本当に多いんです。計画的に隠蔽しようが、とっさにウソをついて隠してしまおうが、効果としては同じようなものです。だって、周りの人はそれをもとに業務を進めますからね。会社なり組織なり、その風土にこうした傾向がみられる場合、早い段階で対策を講じないと甚大な被害を被ることがあります。

 例として建設業で言えば、耐震偽装などがありますね。

 気を付けないといけないのは、知るっていうことは必ずしも事実や正解ではないこともあるよ!っていうことですね。

 で、この点を利用しているのが、毎度おなじみの既存メディアです。

 もう、何度も申し上げていますが、この連中は自分たちは知る権利がどうのこうのと言うくせに、知らせる相手、つまり我々ですが、そうした人々対しては、その情報を制限したり、脚色したり、まぁ、つまり加工した情報を知らせてきます。それを見たり聞いたりした視聴者たちは、これを事実として認識する(知る)わけですね。

 でも、隠されていることは知りえることができません。というより、そんなことがあることすら気が付きません(知りません)。そうなると、当然そうした情報から導き出される答え(理解)はメディアの狙い通りになっちゃいますね。おそらく、戦後からず~っとこんなことをやってきたんじゃないかと思っています。

 あ、そういえば、自虐史観なんていうものもありましたね。学校の授業でそれをやるもんだから始末に負えませんが、これも誤った情報を事実として知る(認識する)ことで、当然誤った答えを知る(理解する)ことになります。で、本当のことを知ることはできなくなります。だってそんなものがることすら知らない(気付かない)んですから。

 目下のところ、コロナ変異ウィルスの蔓延で、特に大阪府宮城県あたりが大騒ぎをしています。コロナの感染が始まってから1年以上経ちますが、未だにこんな状態です。で、私が知りたいことと言えば、感染の理由です。これだけです。

 で、おそらく、その感染の理由っていうのがわからないから、政府も自治体も有効な手が打てないんだろうっていうのがおおよその意見だと思うんですね。

 でも、果たしてそうでしょうか?

 知らされていないことがあるんじゃないでしょうか?

 あるいは、有効な策はあるんだけど、それを知らせることはできない!っていうことではないでしょうか?

 ちょっと前の国会で、ワクチンっていうのは民族性もあるため、他国で有効であっても、この国で有効なのかどうか治験をきちんとしなければならない!って厚労大臣が言ってました。ん?ということは、やっぱり効くのか効かないのかよくわからないワクチンを今、医療関係者などに打ってるってことですか?でも、そのあたりを野党も追求しませんし、政府もそれ以上言いません。メディアもスルーを決め込んでします。

 そして、相変わらず、感染者の国籍などは一切報じません。

 ああ、こんなことを書いてるうちに大坂の今日一日の感染者が878人って速報が出ましたね。東京も555人。

 コロナについては最初から、何か都合の悪いことがあったようで、国民にできるだけ知らせないようにしているような気がします。

 知らせてもいいことだけ知らせて、知られると都合の悪いことは知らせないような人々の言うことを、結果として一部の人々がそれを信じていない、それに協力しない、という姿勢で対抗しているから、こういう状態は続いているような気がします。

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 まぁ、知らなければ何もできませんからね。