みなさん、こんにちは。
昨日のニュースでした。
女性同性愛者のカップルが自分たちと血縁関係のある子の認知について、認めるよう国を訴えたそうです。
・・・ん?最近は女性同士で子供ができるようになったのか!?
このニュースを聞いたとき一瞬ドキマギしちゃいましたが、このカップルのうち、一方の女性が昔男性だったそうで、その当時の自分の精子を冷凍保存しておいたので、子供が二人できたそうです。
いやぁ~、びっくりしましたね。
それにしてもいろいろな恋愛の形がありますね。
昔の性は男性だったけど、性同一性障害により性別適合手術を受けた後、家庭裁判所の審理を経て、戸籍の上でも女性になったそうですね。で、この人は女性が好きみたいです。・・・なんかモヤモヤするんですが、まぁ、いいんじゃないでしょうか…。
何がモヤモヤするのかと言えば、「女性は男性が好きだと思うので、女性になったこの方は男性が好きなんだと思っていたら、女性が好きだった」っていう、私自身の先入観に振り回されちゃったってことですね。あさはかでした…。
まぁ、いろいろな形があるんでしょうから、別にそれはそれでいいんです。
で、以前冷凍保存しておいた精子で子共ができたっていうのも、「あー、よっぽど子供が欲しかったんだねぇ」なんて暢気に考えていましたが、ニュースでは「どうしてもダメなら父としてでもいいから親として認めてほしい。でも、できれば母として認めてほしい」みたいなことを言っていたと報じていました。
「う~ん、まぁ、そう言うもんなんだろうなぁ」と思いながら、六条麦茶をごくりとやった時にちょっと待てよ!って思ったんですね。その言い分は明らかにおかしいですよ。できれば母としてってところです。
まぁ、何がおかしいのかは後で述べるとして、このカップルの弁護士が「原告と原告長女の間に親子関係が生じたからといって誰も困らない」と宣います。
これを聞いた時点で、あ、ダメだこりゃ!って思いましたね。
そりゃ、私は困りませんよ。この二人とその子が親子関係にあるって認められても。近所の畑で野菜を作ってるおばさんも困りませんし、記者会見場にいたメディアやスタッフの人も困らないでしょうね。知らない人だし。
でも、私はこの訴えは認められるべきではないと思います。
将来的に認められるべきかどうかはわかりませんが、少なくともこのカップルや弁護士の訴えは退けてほしいと思っています。話になりません。
先ほどの「誰も困らない」の後に「むしろ親子関係が生じることで、幸せになる人が増える。そのことを訴えかけていきたいと思っています」とこの弁護士は続けています。どうしてそんなことがわかるんでしょう?幸せだと感じるのかどうか、何しろ当事者は2歳と0歳ですからね(まぁ、この弁護士は子供のことを言ってるんじゃないのかもしれませんが…)。
そう、このカップルの子供はそんなこと知る由もないんですよね。
成長する過程で、他の子との違いを感じた時に、それをどのようにして消化し納得できるのかわからないじゃないですか!
もしも、これに関わっている人がみんな、無邪気にそう思い込んでいるんだとしたら、ただのおバカの集団ですし、自分たちの主張を通すために詭弁を弄しているとしたら、悪人ですよ。人外と言ってもいいくらいです。
昨今、子供の虐待やらネグレクトやら盛んに叫ばれていますし、国際的に子供がさらわれる事件が頻発していますよね。私、大っ嫌いなんです。こういうことするヤツ!
今回のケースは別に直接虐待しているわけでもないんだから、そこまで怒ることないじゃないかと言われるかもしれませんが、結局自分たちの欲求や願望だけを優先して、当事者でもあるその子供たちは勝手に幸せだと思うに決まってるような言い草が気に入りません。子供は子供で、ひとつの人格であり、その尊厳は守られなきゃならないんです。決して親の所有物ではありませんし、都合よく扱っていいものじゃないでしょ。
そのあたりがどうも抜けてるような気がするんですよね。
先ほど、以前の性は男性だった女性、・・・なんか長くて面倒です。元男性でいいでしょう。この元男性の言葉はおかしいと申し上げましたね。だって、この人、2人の子供の妊娠には男性として関わっているじゃないですか。なのに、どうして母なの?
一応申し上げておくと、最初の頃は父として認知する旨申請しようとしていたようです。それならわかります。しかし、誰にそそのかされたのか知りませんが、できれば母として、ですって。母として妊娠に関わっていないのに、ですよ。
生活していく中で、子供達が二人をお母さんと呼ぶのかもしれません。それこそ、その家庭のことですから、私がとやかく申し上げることではありませんが、戸籍に父親として子供をもうけていながら、母親って書けっていうのはメチャクチャです。
結局、こういう今の世の中からしてみたら、何らかの違いというか、習慣や制度や法律にそぐわない生き方を選択した人達が、何やらおかしな勢力、言ってみれば現状の日本を破壊したくてしょうがない人々とくっついた場合に、こういう身勝手で無責任なことを、さも正しいことを主張してるのに報われない被害者になっちゃった体を装って騒ぐでしょ。厚かましいにもほどがありますし、顔を洗って出直してこい!と言いたいところですよ。まったく、もう!!!
記者会見までして、自分たちが他にもいるであろうマイノリティのための先駆けにでもなったつもりでいるのか知りませんが、帰って二人の幼い子の顔をよく見てあげてほしいものです。その子たちには何の落ち度もないにもかかわらず、将来しなくてもいい、背負わなくてもいい苦労をさせることになるかもしれないわけですからね。
親が子の為に犠牲になることはあっても、子を自分たちの欲求の犠牲にする親は、少なくとも日本では美徳ではなく悪徳だと思っていますよ。