みなさん、こんにちは。
今回の雪は、先月の雪よりパワーが無いようで、家のまわりはもう解け始めてきました。それでも、豪雪地にお住いの方々は今なお大変なご苦労をされていると思います。
心よりお見舞い申し上げます。
さて、オリンピックの組織委員会会長に橋本聖子五輪大臣が就任されるそうで、本当にこれでいいんだろうかって思っちゃいます。
橋本さんは森さんに恩義を感じているそうですが、彼女自身、叩かれやすい過去のネタがありますから、大変でしょうね。もうさっそく週刊誌やSNSでは証拠写真を添えて晒されています。まぁ、私のようなおサルのおつむの凡人には生粋のオリンピアンのお考えはよくわかりませんが、あまりお仕事に関係のないところで叩かれるのは良くないと思っています。
でも、どうして橋本さんなんでしょうね？
森前会長の辞任はご本人の女性蔑視発言（私は未だにそうは思いませんが）が原因なので、初めから女性、元アスリートみたいな絞り込みがあったような気がします。あのう、別に会長が競技をするわけじゃないんですから、元アスリートでなくてもいいような気もするんですが、あれだけの騒ぎになっちゃった以上、とにかく文句を言われないようにって思ったんでしょうね。
森前会長に引き立ててもらってきたことは、今回の会長就任にはあまり良い影響は与えないでしょうし、五輪の日本代表を団長として引率したこともありましたが、それだって、別に他の人もやってますからねぇ。
結局、いろんな人の利害を調整した結果、一番無難なのがこの人ってなったんだとしたら、どれだけ人材不足なんですか！って言いたくなっちゃいます。
当初、ツイッターなどで、森さんを批判してる人がすればいいなんて私もつぶやいていましたが、一昨日あたりから本当にそう思うようになっていたので、ちょっと残念な気がします。まぁ、無理筋な話ではありますよね。
で、今日の本題ですが、島根県の丸山知事が「東京都や政府の対応が変わらない限り、知事として（県内の）聖火リレーの中止を検討する」って言っちゃいましたね。
島根県知事、一世一代の晴れ舞台ってヤツです。
調べてみたら、島根県って現在コロナ感染者の件数（人数）が延べで280人（2/18午前10:00の時点）で、死亡者なしですね。ある高校でクラスターが発生し100人以上感染していますから、それ以外なら200人以下です。知事の言葉通りに取れば強い危機感からのことでしょうが、一応全国的に見ても優秀な県ですよ。
もっとも、島根県は観光が主な産業で、他にこれと言って大きな産業がありませんから、そういう意味では、オリンピックをするより、コロナを終息させてほしいというのは本音としてあると思います。
以前ブログで取り上げた、社会に誠実に向き合っている蕎麦屋さんも島根県のお店です。あのお店はなんとか持ち直してもらいたいと思っています。
で、実際、島根県はコロナに関してかなり個人の権利に踏み込んだ対応をしています。コロナ感染者が見つかると、かなり詳細に情報を公開するようです。なにしろ観光地ですからね。濃厚接触者ってヤツを特定しにくいみたいなので、情報を公開して、「あ、オレもそこへ行ったなぁ」なんて人がいたらPCR検査を受けてもらうような対応をしてきたみたいです。結構危ない橋を渡ってます。エセ人権派みたいなのがいたら、すぐに絡んできそうなことをやってますからね。
さらに、オリンピックをするのは、まぁ、いいことなんでしょう。別に反対する理由もないし、せっかくだからできるだけ応援しようかなって思っていたところにコロナです。どの都道府県も必死に対応してきたと思うんですが、なにか、あまりにもその対策が都市部中心といいますか、地方はおざなりにされてきたように思うんですよね。
私も地方の田舎に住んでいますので、なんだか、コロナ対策がオリンピックを何とか開催するためのような方向で語られると、モヤモヤしちゃいます。
普段は交付金を使ってああしろこうしろと偉そうに命令してくるくせに、コロナへの対応については自治体任せにしてるあたりも気に入らないんですよね。
そこへきて、聖火リレーの費用は自治体持ちでよろしく～！なんて言われてるわけですから、他の地方自治体の首長も結構島根県知事に近い考えを持ってるんじゃないでしょうか。もちろん、表立ってそれを言っちゃうと、来年度の交付金を減らすとか言われちゃ困るので、言わないんでしょうけどね。
とまぁ、ここまでが表向きのありそうなお話ですが、これから先はいつもの妄想を述べてみたいと思います。
ぶっちゃけ、オリンピック止めたいんじゃないですか？
コロナの影響で、選手も準備不足から記録は伸びないでしょうし、そもそもコロナを恐れて参加を見合わせる国もあるでしょう。それにやって来るのは選手や関係者だけではありませんからね。大勢の観客が入国してきます。これ、どうするんでしょう？
では、無観客ですればいいのかと言うと、そんなことをしたら商業的に成り立ちません。ん？商業的？・・・まぁ、きれいごとをいくら言ったところで、オリンピックなんて経済効果がどうのこうのっていう話でしょ。選手や、ファンの方にしてみれば、4年に1回の重要なイベントに違いありませんが、関心が無い人にとってはどうでもいい話です。薄情なようで申し訳ございません。
で、じゃあ、止めよっか！って思っても、五輪組織委員会もIOCもJOCも政府も東京都もぜったいやるぞ～！って言ってきただけに、自分の方から旗を降ろすわけにはいきませんからね。そのためには五輪中止を求める国民的な世論の高まりってヤツが必要なんだと思うんです。
思うに、そのお鉢が回ってきたのが島根県だったんじゃないかと思います。
島根県は自民党細田派の会長である細田さんと竹下派の会長である竹下さんの地元です。おまけに現島根県知事は選挙の際自民党本部と対立し自民党県連が擁立した経緯がありますので、万に一つも疑われることはないと踏んだんでしょう。
ここで五輪中止の声を上げてみて、その波紋の広がりなどを見極めたうえで、次の手を打ってくるような気がします。当然、こうしたスタンドプレイをさせるわけですから、それなりの見返りが知事個人にも、県にも約束されてるんでしょう。
考えすぎでしょうか？
でも、こっちの方がコロナ対策が比較的うまくいっていた島根県が声を上げる理由として適当な気がするんですよね。
それに、このやり方はコロナ禍が始まってから、自民党がず～っと使ってきた手ですからね。
まぁ、いざ止めるとなると、いろいろ大変なのはわかりますが、万一都合が悪くなった時、この田舎者の知事さんを切り捨てたりしないようにしてほしいものです。
髪型については賛否両論あろうかと思いますが、少なくともこれまで懸命に県政にあたってきた人ですからね。
コロナ禍は、普段あまりスポットライトが当たらない知事さんたちを、一気に檜舞台まで押し上げました。しかし、彼らにその準備ができていたわけではありませんので、どの知事さんも思ったほどの好感を得られていないんじゃないかと思います。
ですから、今後も多くの知事さんに誘いの手がのびる可能性があります。
島根県知事の様子を見て、自分の番が来ても困らないように、全国の知事さんは備えておく必要がありますね。
髪型もねっ！
