みなさん、こんにちは。
島根県の丸山知事の発言は、橋本五輪組織委員会新会長の就任にかき消されちゃいましたね。自民党竹下派会長の竹下さんが注意するとか言ってましたが、このままならうやむやにされてしまうんでしょう。
そもそも人口が66万人位で、近隣の岡山市より少なく、過疎・高齢化を突き進んでいるような県ですからね。これまで注目されることなんかめったにないような県の知事が、ちょっと変わったことを言っても、そりゃ、すぐに処理されちゃいますね。
でも私はちょっと面白かったので（不謹慎ですが）、島根県を調べてみましたよ。
古代まで遡ると、特に出雲地方はかなり有名で、古事記にも出てくるくらいです。
スサノオノミコト、オオクニヌシノミコト等々の神話が有名ですね。その後は天皇が島流しにされたり、戦国時代に尼子氏が隆盛し、山中鹿之助が登場します。しかし、このころはもう完全にローカルな地域であり、今ではその歴史遺産による観光業が盛んですかね。
そんな島根県ですが、戦後、国会議員についてはなかなか大物が出ています。
竹下登さんは総理大臣になっちゃいましたし、細田吉蔵さんや櫻内義雄さん、青木幹夫さんなどがいましたね。今でも竹下亘さん（竹下登さんの異母弟）は竹下派の、細田博之さん（細田吉蔵さんの子）は細田派のそれぞれ領袖を務めています。
どうしてこんな田舎の県から比較的自民党の重鎮と言われる地位に上り詰めることができたのか考えてみましたが、一つには選挙で常に当選できたことが挙げられると思います。なにしろ筋金入りの保守王国ですからね。中選挙区の頃、定数3なら3人とも自民党なんてことも珍しくなかったんでしょう。長年安定して国会議員を務めていれば、そりゃあ、要職にも就けますよ。
それと、もう一つ考えられるのは、戦後中国地方からは多くの総理大臣を輩出しています。全国的に見ても異常です。長く国会議員を務め、選挙区も近いとなれば、それなりに実力者と親和的にはなるんでしょう。まぁ、そんな簡単なことではないかもしれませんが…。
ちなみに立憲民主党の亀井さんも島根県のご出身ですが、この方元大名家（津和野藩）のお血筋のようです。・・・あ、別に、それだけです。
で、再び丸山知事に話を戻しますが、この方は自民党員かどうかは知りませんが、知事選は無所属、自民党県連の推薦で戦っていたようです。ですから、比較的県議会の運営は円滑なんでしょう。あ、そういえば、知事選の時は自民党本部が推薦した候補者もいて、保守分裂とか言われていましたね。それで勝っちゃったわけですから、普通に考えると党本部のお偉方とは犬猿の仲ってことになります。
しかし、政治の世界っていうのは、よくわかりませんからね。確かに党本部が擁立した候補者に対抗して擁立されましたが、この丸ちゃ…丸山さんが元々自民党にいて、党本部の決定に背いたわけではありませんからね。ですから、今の段階で自民党本部と自民党島根県連が反目しているかどうかもわからない以上、この知事さんと自民党本部が対立しているとは言い切れないんです。
ある意味、政治家なんていうものは、節操がないような気もしますから、なおさら私の妄想は膨らむんです。困ったものです。
で、この丸ちゃ…丸山知事の件なんですが、昨日ブログを書いた後で竹下さんが「注意してやる～！」って叫んでましたね。あの映像を見て思ったのは、そんなことより、あなたは何か病気にかかってるんじゃないですか？っていうことでしたが…。
なんか、やせ細っていましたからね。体に悪いので感情的になってはいけませんよ。
まぁ、注意なんかできるわけがありませんので、何かのアピールなんでしょう。
そもそも注意するのなら、自民党県連の会長である細田さんがやるべきです。
そのあたりもおかしいでしょ。
で、丸ちゃん（もう、いいや！）のご意見なんですが、橋本さんの会長就任話の陰に隠れちゃった感がありましたが、少しずつ地元の新聞以外のメディアも取り上げてくれたようですね。これって、ある意味竹下さんの功績かもしれません。
あ、これ妄想（丸ちゃん編）第二弾です。
今回の「注意してやる～！」については、明らかにおかしな発言なんですね。さらに竹下さんは橋本さんの過去のセクハラについてもおかしな理屈で擁護します。でも、橋本さんって細田派なんですよね。まぁ、擁護する理由が他にもあるのかもしれませんが、このところ2Fさんや森さん（この人は議員ではないけど）そして竹下さんと高齢の方が妙なコメントを発信してますよね。私はどう考えても選挙をにらんだ動きだと思うんです。
コロナ禍にあって、何をやったところで自民党の支持率は下がります。これはどうしようもありません。ですから、今のうちにそうした批判を次の選挙に出ない高齢の方々に集中させたいんじゃないかと思うんです。オリンピックをやる、やらないは大した問題ではなく、大切なのは選挙の時、古くて悪いイメージの染み付いた人々を排除した、クリーンでフレッシュな自民党として戦いたいんじゃないかと思います。そして、その時には菅さんではなく、河野さんあたりを総裁に据えて選挙の顔にしようと思ってるんじゃないでしょうか？あるいは女性かもしれませんね。要は選挙での議席の減少を最小限にしたいわけです。
まぁ、高齢の方々については、最後のご奉公と言ったところでしょうか。
そんな中で、夜遊び議員などが出てくると、計画が台無しになっちゃいます。ですから、いつもの自民党らしからぬ厳しい処分を科しているんだと思います。
橋本さんについても、あまりにも議員でいることが問題視されるようなら、一旦議員辞職させて、次の総選挙で鞍替え出馬→比例順位トップ→無事当選、みたいな筋書きの出来ているのかもしれません。
この流れで考えると、コロナの封じ込めにある程度成功している地方の県知事が切実にオリンピック開催に疑問を投げかける→政府に批判が集まりそうなのを竹下さんが盾になり、頑迷な老害議員との対立軸にすり替える→オリンピック中止→老害退散→総選挙で自民党は公明党との連立でかろうじて過半数を維持、みたいなシナリオです。
的外れでしょうか？
まぁ、森さんの発言から一連の騒ぎまで仕組まれたものと言うのは無理がありそうですが、この騒動を利用したのは間違いないと思います。タイミングが実に不自然です。
まぁ、世論に一石を投じた丸ちゃんなんですが、自民党の書いた筋書き通りに事が運んだ場合、二期目、三期目と自民党の公認をもらって知事を続けられるんじゃないでしょうか。
この方が国政選挙に打って出るのは聊か外見上問題があるような・・・気が・・するんですよねぇ～。既にかつら疑惑が報じられているように、聊か奇妙な髪型をしておいでです。また、この方はどう考えても役者でいうところの悪役、敵役なんですね。それも、下っ端などではなく、悪の親玉のNo,2あたりの重厚な感じです。
とりあえず島根県民のみなさんには受け入れてもらってるわけですから、変な欲を出さずに誠実にお仕事に励んでいただきたいものです。
あ、あと、最近夜遊びをして処分された連中は、不必要に党のイメージを損ねることになった罪で、本当に追放されるかもしれませんね。
