みなさん、こんにちは。
昨日の夜、NHKのBS1でアフガニスタンの人々を国外へ脱出させる活動をしてる人たちの様子を報じた番組をやってました。
タリバンから報復される恐れがある人、要するにこれまで西側に協力的だった人々の救出っていうのは理由としてよくわかります。
ただ、途中からアフガンから出たい人すべて脱出をさせるべきだ～！なんていうことを言ってる人がいました。
ドイツの方のようでしたが、ドイツではこれまでドイツに協力的だった政府系のお仕事に携わっていた人だけの入国を認めてるんだそうで、それは間違ってる！って言ってたように思います。
この番組ではそうしたアフガンから脱出したい人達をやたらとかわいそうな人たち的に表現していたので、まぁ、そんな風な印象を与えたかったんでしょうね。
でも、私はうわ～、こういう人（ドイツはアフガンの人を無制限に受け入れるべきって思ってる人）って世界中どこにでもいるんですね～！やっかいですね～！って思っちゃったんですよ。
たぶん、番組に出ていた人、一応人権活動家とでも言っときましょうか。この人って本当にアフガンの人を助けたいって思ってるんでしょうね。
実際そういう活動もしてるわけですし、彼らを批判するつもりはないんですが、一つだけ気になるんですよね。
自分たちが正しいと信じていることは絶対なんだ！って思ってそうなところ・・・。
ドイツ政府がどうして入国を希望するすべてのアフガン人を受け入れないのかていうことを考えていなさそうなところ・・・。
主張が違う人の話には耳を傾けようとしなさそうなところ・・・。
さらには、無事入国させたアフガン人のその後については、あまり興味がなさそうなところ・・・。
あ、一つじゃなかったですね。
今、日本でもいろいろと声高に言ってる人や、両論併記の原則なんか知ったこっちゃないように偏った値観をすり込もうとしてるメディアがいますよね。
なんか、そういうのを見てるようで、私はついついアレルギーが出ちゃうんですよ。
なぜそれが必要なのか、それによってどのような効果（将来）があるのか、そういうことをきちんと説明しながら自説を訴える人ってほとんどいませんからね。
一度、メディアや活動家に不信感を持ってしまうと、全部怪しく思えてしまいますね。
アフガニスタンのことでいえば、私もタリバンなんか大っ嫌いですし、さっさといなくなっちゃえ！って思うんですが、この国の歴史や価値観を踏まえて、どうするのが一番良いのかを考えないといけませんよね。
さらに言えば、アフガンを脱出させた人の将来についてもきちんと考えなきゃいけないでしょ。
ですから、緊急避難的に救出したって言うんならわかるんですけどね・・・。
難しい問題ですが、少なくともあそ活動家の方のような考えにはならないんですね。
それとも、そういう風に考えないとこういう活動ってできないものなんでしょうか？
・・・、どうなんでしょうね。
