さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

372 職場のダメダメちゃん「バレなきゃいいんだよ!」の続き

 みなさん、こんにちは。

 

 待っていた方が一人でもいらっしゃったのなら、お待たせしてすみませんでした。

 職場のダメダメちゃん「バレなきゃいいんだよ!」の続きです。

 まぁ、世の中、バレなきゃいいじゃん、ジャンジャン!な人って結構いますよね。

 私が務めていた会社の取引先っていうか、建材屋さんですね。そこの部長さんが横領事件を起こしちゃって、逮捕されたってことが以前ありました。数年にわたって行われており、被害総額は億に上るんだとか…。いやいや、そんな大きな会社じゃないですからね。実際の被害総額はそんなことないんでしょうけど、要するに横領に関わる取引が億単位になっちゃったって話だと思います。

 でも、そんなのTVの中だけの話だと思っていましたので、身近なところでこんなことがあると、ホントにびっくりしちゃいます。

f:id:sarukichitail:20210711225602p:plain

 まぁ、逮捕されて刑事・民事両方で訴えられるケースは極めて稀なケースだと思いますが、事件化されてないことなら山ほどありますね。

 建設業界しか知りませんので、そこに限って言えば、顧客や取引先に対するウソ、詐欺っぽいことや契約不履行は日常茶飯事です。

 また、保身のためのウソの報告などは可愛いもので、社内的にも横領とまではいかなくても会社の備品をくすねたり、下請けの業者や職人さんからマージン受け取ったり、セクハラ、パワハラ、マタハラなどは当たり前のように存在します。もちろん、程度の差はありますけどね。

 う~ん、やっぱりこういうのって、別に建設業界に限ったことでもないですよね。

 あ、ちなみに今回の話はプライベートなことは関係ないことにしてますよ。

 会社では真面目が服を着て歩いてるような人が、プライベートでは極めてアブノーマルな趣味をお持ちだったとしても、それはここではどうでもいいことです。

 で、こういうことをする人達って、バレないと思ってるんでしょうか?

 あ、私も以前は仕事中に喫茶店巡りや潮風を感じる度に出たりしてましたが、あれって基本的に後から自分で言って歩いてました。まぁ、拘束のゆるい部署だったので、やることやってればOKよ!みたいな感じでした。しかし、これを内緒でやってたら、私もバレなきゃいいじゃん系の仲間だったってことになりますね。ヒャ~アブね~!

 あ、話を戻しますが、基本的に業務に関わることである以上、バレないなんてことは考えにくいんですよね。ただ、糾弾しようにも証拠がなかったり、あるいは会社の風土として波風を立てたくなかったり、いろいろだと思いますが、たぶん怪しいとは思われていますよね。

 具体的なお話をしようかとも思いましたが、なんかいっぱいあり過ぎるので、どうしてバレなきゃいいって思っちゃうのかについて考えてみようと思います。・・・思いますが、実はよくわかりません。・・・、すみません。

 いや、だって、これもまたいろんなパターンがあるでしょ。自分のミスに気が付いて、とっさにウソをついてしまったり、綿密な計画の元犯行に及んだり(綿密だと思ってるのは本人だけだったりするけど)、メチャクチャなことなのに、全く罪悪感が無かったりと人それぞれですからね。

 このバレなきゃいいじゃん系の話に足を突っ込んでしまったことを、今は後悔していますが(情けないことに)、やっぱりその理由はよくわかりません。

f:id:sarukichitail:20210711230050p:plain

 しかしそれでは具合が悪いので、二つほど述べてみようと思います。

 一つ目は、・・・、バレてしまうと実に無様ですよねってこと。

 記憶に新しいところでは、総務省の接待問題がありますよね。

 必死に勉強して、いい大学を出て、役所に勤めて20~30年、ようやく掴んだポストなのに、わずか数万円のメシをゴチになったせいで、そこを追われる羽目になっちゃいました。バカでしょ。

 自分たちが許認可権を持っている事案に関わる業者から接待を受けちゃダメってことぐらい、高校生にだってわかりますよ。

 最近のところでは都議会議員選挙で当選し、無免許運転がバレちゃって、都民ファーストの会を除名された人もいましたね。あれなんか、典型的なバレなきゃいいじゃん系の人ですからね。そして、見事に無様な結果となりました。

 こんな人達がどうしてそんなことをしたのか考えてみたところで、わかるわけないじゃないですか!

 ただ、もう一つ言いたいことがありまして、どっちかというとこれが今日の本題なんですが、こういうことをする人達って、何となく自分は許されるっていう、根拠のない自信みたいなものがあるような気がします。自信っていうのがそぐわないのなら、予測みたいなものでもいいのかもしれません。

 この傾向は年々強くなるような気がします。

 先日、北海道の新聞社の記者が、大学での非公開の会議を盗聴するために、無許可で忍び込んで逮捕されたでしょ。その行為自体は若い記者の勇み足だったのか、上司からの支持で行ったのか知りませんが、明らかに犯罪行為です。でも、この行為について、同業の記者の何人かは正当化するようなことを平気で言ってましたよね。頭がどうかしちゃったんじゃないかと思うんですが、こうした人々の存在が問題です。

 別に個別の些細な案件まで、誰かが擁護してくれるわけではありません。

 地方の中小企業で起きてる悪事について、わざわざ足を運んで、それを庇ってくれるわけがありません。ただ、こうした動きを見ていると、自分のしてることを「別にそんなに悪いことじゃないんじゃないの?!」って脳内変換しちゃう人が出てきます。

 さらに言えば、バレなきゃいいんだけど、バレたところで自分は大丈夫!なんていう、妙な安心感を持っちゃう人も出てくるかもしれませんね。こうなっちゃうと最強です。だって、バレませんように!なんていう臆病な感情から、まぁ、バレたらバレた時だよ!なんていうワンランク上の居直り状態になってますからね。

f:id:sarukichitail:20210711230538p:plain

 まぁ、最強って言っても、悪いことをしたら警察につかまったり、会社をクビになっちゃいますけどね。だから余計に無様なんですよね。

 これは無理やりのこじ付けなのかもしれませんが、多様性なんていう言葉は、本来の目的なんかほったらかしになっていて、善悪そのものを曖昧にするための言葉に成り下がってしまってるような気がするんですよね。

 一家総出で後押ししていた太陽光発電の会社が摘発されても、平気のヘッチャラでよくわからない話をし続けているどっかのプラ大臣を見てるとそう思っちゃいます。

 ・・・、なんか思いっきり話が逸れちゃいましたね。

 やはり身の丈に合わない話をするものではなかったようです。

 次回は「何もしない人」のお話でもすることにします。

 ・・・、失礼しました。