みなさん、こんにちは。
財務省近畿財務局職員赤木俊夫さんが作成された「赤木ファイル」の内容が明らかになりました。
文書改竄の経緯を詳らかにする証拠にもなるでしょう。
残念ながらご本人は命を絶ってしまわれました。
心より、ご冥福をお祈りいたします。
赤木さんが故人でもありますので、この赤木ファイルについてどうこう言いたくありませんし、まぁよくわかりませんので、それは置くとして、ただ、一つだけ考えてみたいことがあります。
赤木さんがこのファイルを残された目的って何だったんでしょうか？
悪い政治家などを一掃するため？歪んだ官僚機構を正すため？ご自身の意思で行われたことではないと証明するため？・・・他にも何かあるのかもしれません。
あくまで私の想像ですが、この3つ全部あったような気がします。
それでも一番強かったのは2番目の官僚機構というか、政治家に忖度して文書の改竄も平気でやっちゃう官僚に対する抗議が一番強かったような気がします。あ、上司や本庁の個別の人間に対しても、当然文句はあったんでしょうね。
ご本人のお考えをあれこれ詮索するのはこれくらいにして、その官僚についてちょっとだけ申し上げますね。
政治家というか、国会議員ですね。この人たちは一応選挙で当選した人達です。スキャンダルや激しい非難を受けるようなことをしてその職を追われることもありますが、一応、選挙を経なければ議員でい続けることはできません。安定した選挙地盤を持つ人ほど傲慢になりそうですが、最近問題になってる人はむしろその逆で、次の当選が危ぶまれるために公職選挙法違反や、資金確保が目的なのか政治資金規正法に引っ掛かるようなことをしてるようですね。
まぁ、ダメダメちゃんな議員はさっさと次の選挙で落としちゃえばいいんですが、なんかしぶといんですよね。
で、問題の官僚ですが、この人たちは国民に選ばれたわけではありませんし、おとなしく勤めてたら定年まで安泰ですね。あ、もちろん文書の改竄なんて当たり前のようにやっちゃうんでしょう。そして、上昇志向が強い人ほど引き上げてくれる人を意識しますから、有力な議員、特に与党自民党の大物議員には忖度しちゃうのもわかります。わかるけど、ダメなんですよ！
しかし、考えてもみてください。
自分たちの立場を脅かすのは、国民ではなく国会議員の一部の大物と、スクープを狙ってるメディアだとしたら、当然そっちに対応するようになりますよね。また、自分たちの既得権益に執着するのは政財界に対抗できるカードを持ち続けたいからなんでしょう。何のためのカードかって？保身のためですよ。
メディアは盛んに赤木さんを正義の味方で、ヒーローで、命がけで汚物ども（あ、悪い官僚どものこと）に抵抗した男！みたいに報じてますが、私は悪事に手を言染めるのがただ嫌で嫌でしょうがなかったんだろうなぁって思ってますよ。
たぶん、今の日本の制度では、文書改竄のようなことは日常的に行われていると思います。もし、しっぽを掴まれたら、そのしっぽを切っちゃえばいいわけですからね。本当の悪人にまでは手が届きません。
ですから、政権が変わる度に、局長級以上の官僚も総入れ替えするようにでもすればいいんじゃないかと思いますよ。何もなければ定年まで安泰。その後も天下って、老後も安心！みたいなことを考えてる連中をこれ以上のさばらせてはいけません。
「赤木ファイル」をどのように役立てるのか、政治家の資質が問われそうな気がしますので、注意深く見ていきたいところです。もし、政治家も関与していたことが分かれば、誰であれきちんと罰を受けるべきだとも考えていますよ。どっかの勢力のように、自分の身内にはことさら甘く、なんてことはありえません。
まぁ、メディアも野党もこのファイルを森友問題の切り札にして再び政局に持って行きたいようですが、それなら、森友学園のご近所の土地取引にも目を向けるべきですよね。まぁ、こういうところでダブスタ上等の人たちの強みが発揮されちゃうんですが。
故人の思いがどこにあったのか、私には知る由もありませんが、可能な限りそこを無視しないで取り組んでほしいものです。
